いつもだったら、私がいい加減な訳を書くんですけど、今回はCDの解説からそのまま抜き出してみます。てっきりトラディショナルだと思ったら、そうではなくて、ボブ・ディランの作詞・作曲だったみたい。
そして、この内容は何なんだろうと、今さらながら思いました。
Canadee-I-O Written by: Bob Dylan (arr)
1. Well, it's all of fair and handsome girl,
これはきれいな娘の話
She's all in her tender years.
まだ年若い娘さん
She fell in love with a sailor boy,
船乗り男に恋をした
It's true she loved him well.
ほんとに惚れてしまってね
For to go off to sea with him
男と航海に出たいのだけど
Like she did not know how,
どうすりゃいいのかわからない
She longed to see that seaport town
港町に行きたいのだけど
Of Canadee-i-o.
どうすりゃいいの、キャナディ・アイ・オウ
2. So she bargained with the sailor boy,
そこで男と取り引きを
All for a piece of gold.
金の棒と引き換えに
Straightaway then he led her
男は女を連れてった
Down into the hold,
こっそり人目のつかないところ
Sayin', "I'll dress you up in sailor's clothes,
船乗り服で変装だ
Your jacket shall be blue.
お前の上着は青いやつ
You'll see that seaport town
これで女は男に会える
Of Canadee-i-o.
どうすりゃいいの、キャナディ・アイ・オウ
3. Now, when the other sailors heard the news,
ほかの船乗り、話を聞いて
Well, they fell into a rage,
かっと怒り心頭に
And with all the ship's company
船の仲間と一緒になって
They were willing to engage.
ようしそういうことならば
Saying, "We'll tie her hands and feet, my boys,
その子の手足を縛りあげ
Overboard we'll throw her.
船の外へ放り投げよう
She'll never see that seaport town
これで女は男に会えない
Called Canadee-i-o.
どうすりゃいいの、キャナディ・アイ・オウ
4. Now, when the captain he heard the news,
船長どのも話を聞いて
Well, he too fell in a rage,
かっと怒り心頭に
And with the whole ship's company
船の仲間と一緒になって
He was willing to engage,
ようしそういうことならば
Sayin', "She'll stay in sailor's clothes,
船乗り服のままにさせよう
Her color shall be blue,
服の色は青い色
She'll see that seaport town
港町にこれで行ける
Call Canadee-i-o.
どうすりゃいいの、キャナディ・アイ・オウ
5. Now, when they come down to Canada
船がやっとキャナディ[カナダ]に着いた
Scarcely 'bout half a year,
半年ばかりの航海だった
She's married this bold captain
(図太い?)船長どのと女は知り合い
Who called her his dear.
船長親しく声をかけ
She's dressed in silks and satins now,
絹と繻子(しゅす 絹織物)を女はまとい
She cuts a gallant show,
そして[……] →解説に訳がありません。勇敢な事件を起こした?
Finest of the ladies
すてきな女に、ご婦人に
Down Canadee-i-o.
どうすりゃいいの、キャナディ・アイ・オウ
6. Come, all you fair and tender girls,
さあさあみなさん、きれいなお嬢さん
Wheresoever you may be,
どこのどなたでもかまわない
I'd have you to follow your own true love
いざ航海に出るってときは →真実の愛への航海ですね!
Whene'er he goes to sea.
好きな男についていくべし
For if the sailors prove false to you,
その船乗りの心変われば
Well, the captain, he might prove true.
船長どのが真心こめる
You'll see the honor I have gained
ちゃんと面目、保たれますよ
By the wearing of the blue.
青い服着たわたしのように
★ クルマの中では、ほんの数分の出来事です。数分で終わってしまうけど、本文と訳を打ち込んでみて、何が言いたいのか、ディランさんの意図がわからなくなりました。
ヘイヘイと聞いてた時は、何も感じなかったけど、女の人への教えなんだろうか。男のずるさなんだろうか。世の中の怖さなんだろうか。
そんなことをわざわざ言いたかったのか。
たぶん、違うと思うな。もうしばらく、聞いてみて、また、考えます。青い服着た私みたいに、世の中の酸いも甘いも味わうわよ、ということなんだろうか。
それとも、青い服着たお兄さんたちにたぶらかされなさい、という誘い?
わからなくなりました。とにかく、曲は好きなんです。意味が分からなくても、人生がある気がするんです。