昔は、それはたくさん、あれもこれもともらってきましたけど、最近はそんなにもらわないようにしました。
何しろ私はなかなか本が読めないし、せっかく手元にあっても、たいていはホッタラカシだし、申し訳ないので、なるべくもらわないようにセーブして、もらいに行きます。
私は何が欲しいのか、今の時点で、サッパリわかりません。
そうですね。古本市に出かける時と同じ感じかもしれない。何も欲しいものはない。ただ、何となく出かけた。そして、たいていは空振りもしないで、打席には立ったけど、だまってボールを見ているだけ、そういうパターンが多いです。
さあ、私はヒットが打てるのか?
それは、家に帰ってからが勝負です。かすりもしなかったのに、たくさん球数だけを投げさせて、相手投手をくたびれさせられるか。
それとも、私の打席をヒントにした他の選手が現れて、相手に打ち勝つことができるか。
ああ、どっちにしろ、私はヒットは打てないはずです。
どうしてかというと、それは私がグータラだからです。もっとマメに働いたらいいのに、時間があると、すぐにダラダラしてしまう。
さて、もらってきました。ちくまプリマーブックスが7冊とその他です。
・バルセロナにおいでよ 外尾悦郎(そとおえつろう) 1990 ……サグラダファミリアの彫刻家!
・ナイルの流れのように ハムザ・エルディーン 中村とうよう訳 1990 ……ウード奏者の本
・ジプシーの謎を追って 木内信敬(のぶゆき) 1989……千葉大の名誉教授さんが書いておられる。
・謎の物語 紀田順一郎編 1991 ……何でもできちゃう紀田さんがあちらこちらから集めたお話。
・満州メモリー・マップ 小宮 清 1990 ……1936年生まれの著者の旅の記録みたい。
・怪物の王国 倉本四郎 1988 ……文献や出会った怪物などを紹介しているようです。
・石の羊と黄河の神 石川鶴矢子(つやこ)1989 ……中国の民話集
どうも、外国のことに興味があったようです。7冊もプリマーブックスなんて、他にはなかったのかという感じだけど、確かにあまりなかったのです。
他には、京都の出版社の新学社が出している文庫で、「三島由紀夫」特集、
文春文庫の「おろしや国酔夢譚」井上靖、あと一冊は三重県にルーツがある食品卸会社の国分さんの「日本橋で三百年」という寄贈本の計10冊をもらってきました。
たぶん、読まないままずっとうちに死蔵されそうな気がします。頑張って読みたいと思います。