甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

雁帰る 春の雨

2019年03月19日 20時16分40秒 | 一詩一日 できれば毎日?

 二部屋をわがままに使っているので、枕元は何もかもが散乱しています。家族はみんな避難して、私ひとりがダラダラとしています。ついでに顔の筋肉もブラブラで、ベロだってクタクタになって、寝ているとノドもとにたるんできて、呼吸が止まるようです。

 かくして、何度も何度も無呼吸で、何度も何度も夜中に目が覚めます。ついでに花粉症だから、何度もハナ水もかまなくてはなりません。本当に脳細胞を殺しまくりの日々です。

 こんなことで、私はまともな人間として暮らしていけるんでしょうか?

 たぶん、無理ですね。あと何年かしたら廃人になっているかもしれない。

 どうしたら脳みそに酸素を送ることができるのか。いびきを解消するイアホンみたいなのが通販で売ってましたけど、1つが1万円近くもします。それで無呼吸症が改善されるのかもしれないけど、たぶん買わないでしょう。どうしてかというと、もちろん、私はケチだからです。

 ああ、どうしようもない。

 雨がよく降るようになりました。冬だと、ずっと何日も晴れということがあったけれど、最近は三日くらいしたら雨は降ります。植物たちは喜んでいるでしょう。ドドンと草たちも出てくるのかな。

 春です。古今集を見てみました。私の気分に合った作品は?

  春くれば雁(かり)帰るなり白雲の道ゆきぶりに事やつてまし      凡河内躬恒(おうしこうちのみつね)

 春が来ると、冬鳥の雁は北へ帰っていきます。白い雲のかなたへつながっていくように、いろんなことを伝えあっているのだろうな。



  春霞たつを見捨てて行く雁(かり)は花なき里にすみやならへる   伊勢

 ようやくあたたかくなってきたのか、ぼんやりと春霞が立つようになると、そういうのを一切見ないようにして北へ帰ってしまう雁たちがいるけれど、あの鳥たちは、サクラの花など咲かないところに住むことになれているのでしょうか。何となく不思議です。


 雁が帰る二首を見つけました。鼻水ジトジトの私には、何だかサッパリしていて、そういう鳥たちの方に共感できますね。春だサクラだと騒いでいる人間どもの方がアホウに見えてしまいます。

 サクラだって? 花粉でしんどいくせに、何を調子のいいこと言ってるの! という感じです。


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