
南側から札幌に行くのなら、室蘭本線(太平洋側)と函館本線(石狩湾へ抜ける路線)の二つしかありません。北海道の鉄道路線は廃止が続いているので、二本の道も、永遠ではないのだと思われます。
ただでさえ利用が減っているのに(札幌から小樽、余市へ行く時にはたくさんの利用があるという話なのですが)、そこへ東京とつながる新幹線ができてしまうと、二つ入らないから、函館本線(ニセコや倶知安の山の中を抜けていくので山線と言われているようです)は要らない。廃止だ。と、誰かが決めたらしい。
そういう話は何度も聞かされてきました。第三セクターとして残したいなら、地元がしっかり管理しろ、残せないなら廃止だ。なんて!
確かに、地元の人はクルマで移動しているのだと思われます。というか、それしか道はないのでしょう。バスはあるだろうけど、本数は少ないし、不便だろうし、そんな不変なところには住むな、とでも言いたいような対応です。
そこに住む人たちがいる。そういう人たちは遠出はしない。遠出したとしても、お金はかかるし、あまり面白いものは見つけられないし、それよりも自分たちを訪ねてくれる人をしっかり大事にしたい、そういう気持ちでしょう。
若い人は、都会にあこがれるし、一度は住んでみたいでしょう。でも、家族もいないし、みんな忙しいし、生活に追われているし、落ち着きはないし、自然とともに生きるということはないでしょうね。それで疲れてしまう人もいるはずです。
そういう人たちが、田舎で暮らせたらいいのに、残念ながら、田舎では生きていく方法が見つからない。というか、それで生きていくにはある程度のお金を生んでいくフィールドか工夫が必要です。ネットワークも必要だと思います。
私は、どちらかというと、そちらをめざしているんですが、何にもなくて、気持ちだけで、何をしたいのかいまだに決まらず、もがいている。そんなにいつまでも生きていられるわけではないのに。

そんなこんなで、今日から山線の旅をしてきます。月曜には帰ってきますが、実家に行こうと思うので、写真のアップとかできないと思います。
でも、文字だけなら送れそうだから、下手くそな俳句とかをひねりつつ、四日間雨だというけど、回って来ようと思います。雨でも列車は走っているでしょう。写真は撮れるかなあ。わからないけど、せいぜい頑張ります。
秋ですけど、みなさま、よい週末をお過ごしください。