甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

ドンナフガータ

2018年06月23日 22時01分00秒 | ことば見つけた!

 今朝、録画していた「山猫」(1963)という映画を見ていて、バート・ランカスター(貴族役)のお家はシチリア島の北西部のパレルモにあって、そこから自分たちの領地のドンナフガータ(という村? 町?)に家族総出で視察兼旅行に出かけるシーンを見ました。貴族にとって領地視察はとても大事なことだったようです。時代はいつごろになるんだろう。

 そこの市長さんは野心家で、その娘さんがクラウディア・カルディナーレさんでした。バート・ランカスターさんの甥っ子役のアラン・ドロンは彼女の魅力にまいってしまい、やがて結婚に向かっていくというところまで朝に見ることができました。

 何しろ187分だそうですから、気長に見ていくしかありません。

 それで、ドンナフガータって、どこにあるんだろうと、この時代ですから、あれこれ探してみました。海が近いのかなと海岸沿いを探しましたが、見つかりませんでした。

 映画のいろいろな記事を探して、パレルモからドンナフガータ村へ移動した、というのを知りましたので、それで検索してみると、有名なワインのメーカーがあるようでした。

 「ドンナ」ということは女という意味です。「フガータ」は逃げたという意味なんだそうです。それで、昔、王国のあれこれで逃げた(移動した)お妃さまがいたようです。

 それをまた、本当はアラビア語で「健康の泉」と名付けられたところがあって、それを「逃げた女」とシチリアの人々は聞いて、「ドンナフガータ」という音を当てたということです。



 ネットって、いろんなことを教えてくれますね。次から次と余計な情報が入り、結局、そこの町のことなんかはわからないのに、何だか知っているような気分になれる。ありがたいような、そんなの要らないような、困った状況です。

 シチリア島か、たぶん、一生行くことないでしょうね。映画を見るだけで満足かな。

 地図では、南西部あたりがワイナリーのあるところみたいです。ドンナフガータという町もあるみたいなんだけど、それはもう少しシチリア島の南東部の内陸にあるみたいです。

 どっちにしろイタリアなんだなあ。シチリア島といえば、「ゴッドファーザー」と「パットン大戦車軍団」ともに1970年代の映画でした。

 その少し前に「山猫」は撮られている。



 ワインのラベルを見てみたら、「山猫」のお屋敷が描かれていました。

 映画はシチリアのカラッとした乾燥地の雰囲気をたっぷり描いていました。

 そんなところでも、歴史と時代の移り変わりがあった。

 明日、もう少し調べて、映画のことを書いてみます。とりあえず、ワインのラベルを見つめて、世界の限りなさを感じます。世界は人間たちのいろいろな営みがあって、私たちはその一部しか知らない。

 世界に男は35億もいる。星の数ほどではないけど、たくさんいるのよ! なんていうギャグが去年流行りましたが、当たり前なんだけど、そのほんの一部しか出会えない。

 でも、どこかでつながっているのだと思いたいです。1963年のイタリアのシチリア島を、2018年の6月の朝からボンヤリ見ているヤツだっている。それから一日あれこれ検索して、ああ、ワイン飲みたいなんていうつまらない感想を抱いている。たいした交流・つながりではないけれど、どこかでつながるんじゃないの! そう思いたいです。


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