こちらは、ウイリアム・ヘンリー・マーゲソン(William Henry Margetson)の「砂の上で(On the sands)」です。この絵はネットでみつけました。こんな画家さんがいるなんていうのも全くしらないけど、とにかくコピーしてみました。生で見られたらいいんですけど……。
私は漱石先生の影響で、風景画でターナーさんとかが好きなんです。あんまり人物を描いた絵には心惹かれることはなかったのです。
ところが、十数年前にフェルメールさんのターバンの女の子に会ったときから、女性を描いた作品に少しだけ興味が湧いたというか、好きになったんですね。いつかオランダのマウリッツハイスに行って、そこにいる彼女に向き合いたい感じです。
何年か前に、朝日新聞が無理矢理に絵を配るキャンペーンをやってました。それでロセッティさんとエバレット・ミレイさんたちの絵をもらいました。
たぶんこの絵をもらったとき、ゲッソリしたものでした。ロセッテイさんはこの人をモデルにたくさん絵を描いているので、このモデルさんが好きだったらしいです。奥さんか恋人か、とにかく深い関係にある人なのかもしれません。
モデルさんがそうだからこういう絵になるのか、こういう人が好きだからこの人をモデルにしているのか……。残念ながら、見るからに気が強そうで、私は敬遠したくなるタイプです。とにかく強さが伝わる絵です。
その正反対のエバレット・ミレイさん。こちらはわざとか弱さが強調されているようで、何となく好きになれません。もっといろんな作品を描いているのかもしれないけど、ズルイ気がします。ドラマチックでしょ。ステキでしょと感動を強制されている感じです。
じゃあ、どんな絵がいいんだよ! と訊かれたら……
自然な感じの女性像がいいんです。 と答えておきましょう。
そして、自然な感じで描いてある絵もあると思われます。どうナチュラルでしょ? と見せられたら、簡単にコロリとやられてしまうんでしょう。私なんかをだますのは簡単なんです。
とにかく、自然で、かわいらしくて、何かを伝えてくれそうな、そういう気にさせる、細面の女性像を探してみます。
ジョージ・ヘンリー・ボートン(George Henry Boughton)さんの作品。そんなに大きな作品じゃなくて、こんな絵がおうちに架かっていたら、おだやかな気分になれます。でも、うちに飾るスペースはないですね。
ウイリアム・クイラー・オーチャードスン(William Quiller Orchardson)さんがお嬢さんを描いた作品。父親としてのあたたかな愛情を感じることができて、しあわせそうなお嬢さんがのびのび育ってもらえたらと思います。どうなったんでしょうね。
これがジョージ・クラウセン(George Clausen 1852-1944)さんの作品です。
タイトルは、View of a lady in pink standing in a Cornfield コーン畑のピンクのお嬢さんです。
どうして年頃の女性がただ立っているだけで、我々オッサンはモエーとなるんでしよう。もう私たちの理想を絵にしてもらっているということなのかな。こういうことはあり得ないし、こうした女性たちはすぐだれかのお嫁さんになって、すぐに年を取ってしまうものなのに、そうしたら昔こんなにかわいらしかったのもすべて吹っ飛ばして、たくましい女性になるものなのに、それを知りつつ、あいかわらずオッサンは理想のイメージを何度も繰り返すのでした。
とにかくそうした理想を思い描いて、たのしい一瞬を胸に秘め、オツサンはションボリ生きて行かなくてはならないのです。
私も、この土日絵を描いてみますかね。でも、私は何をテーマに描くのか、それがないのです。それが悲しいなあ。野菜でも描きますか?
私は漱石先生の影響で、風景画でターナーさんとかが好きなんです。あんまり人物を描いた絵には心惹かれることはなかったのです。
ところが、十数年前にフェルメールさんのターバンの女の子に会ったときから、女性を描いた作品に少しだけ興味が湧いたというか、好きになったんですね。いつかオランダのマウリッツハイスに行って、そこにいる彼女に向き合いたい感じです。
何年か前に、朝日新聞が無理矢理に絵を配るキャンペーンをやってました。それでロセッティさんとエバレット・ミレイさんたちの絵をもらいました。
たぶんこの絵をもらったとき、ゲッソリしたものでした。ロセッテイさんはこの人をモデルにたくさん絵を描いているので、このモデルさんが好きだったらしいです。奥さんか恋人か、とにかく深い関係にある人なのかもしれません。
モデルさんがそうだからこういう絵になるのか、こういう人が好きだからこの人をモデルにしているのか……。残念ながら、見るからに気が強そうで、私は敬遠したくなるタイプです。とにかく強さが伝わる絵です。
その正反対のエバレット・ミレイさん。こちらはわざとか弱さが強調されているようで、何となく好きになれません。もっといろんな作品を描いているのかもしれないけど、ズルイ気がします。ドラマチックでしょ。ステキでしょと感動を強制されている感じです。
じゃあ、どんな絵がいいんだよ! と訊かれたら……
自然な感じの女性像がいいんです。 と答えておきましょう。
そして、自然な感じで描いてある絵もあると思われます。どうナチュラルでしょ? と見せられたら、簡単にコロリとやられてしまうんでしょう。私なんかをだますのは簡単なんです。
とにかく、自然で、かわいらしくて、何かを伝えてくれそうな、そういう気にさせる、細面の女性像を探してみます。
ジョージ・ヘンリー・ボートン(George Henry Boughton)さんの作品。そんなに大きな作品じゃなくて、こんな絵がおうちに架かっていたら、おだやかな気分になれます。でも、うちに飾るスペースはないですね。
ウイリアム・クイラー・オーチャードスン(William Quiller Orchardson)さんがお嬢さんを描いた作品。父親としてのあたたかな愛情を感じることができて、しあわせそうなお嬢さんがのびのび育ってもらえたらと思います。どうなったんでしょうね。
これがジョージ・クラウセン(George Clausen 1852-1944)さんの作品です。
タイトルは、View of a lady in pink standing in a Cornfield コーン畑のピンクのお嬢さんです。
どうして年頃の女性がただ立っているだけで、我々オッサンはモエーとなるんでしよう。もう私たちの理想を絵にしてもらっているということなのかな。こういうことはあり得ないし、こうした女性たちはすぐだれかのお嫁さんになって、すぐに年を取ってしまうものなのに、そうしたら昔こんなにかわいらしかったのもすべて吹っ飛ばして、たくましい女性になるものなのに、それを知りつつ、あいかわらずオッサンは理想のイメージを何度も繰り返すのでした。
とにかくそうした理想を思い描いて、たのしい一瞬を胸に秘め、オツサンはションボリ生きて行かなくてはならないのです。
私も、この土日絵を描いてみますかね。でも、私は何をテーマに描くのか、それがないのです。それが悲しいなあ。野菜でも描きますか?