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甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

地図あそび、何を探す?

2017年07月06日 23時42分15秒 | 中学生までのこと
 時間がないので、ササッと書きます。

 小さい頃、小学校の高学年の頃、私は日本地図ランキングのファンでした。世界各地の首都を憶えたり、日本のお山の高さを暗記したり、つまらないことに情熱を燃やしていました。

 それらは親戚のお姉さんからもらった高校地図帳の付録のページに載っていました。

 日本で2番目に高い山って知ってる? セイロンの首都は?

 つまらない質問でまわりのみんなを困らせていました。それが唯一の私の存在意義になっていた。他は、つまらないことでいじけてばかりだったので、唯一の救いがそれでした。

 中学生になって、社会の授業では、先生が話そうとすることとか、聞きたいこととか、喜んで答えていました。たいてい社会だけで、あとはシンミリしていましたっけ……。



 鉄道は、鹿児島本線と関西の私鉄しか知らなくて、いまいち感覚がなかった。でも、地図帳を見ていると、世界が広がりました。でも、あまり世界に広がったわけではなくて、もっぱら日本での自分の世界が広がっただけでした。

 それで、地図帳で遊ぶことを考えました。さあ、今から岬の数が多いとこはどこ? 灯台のマークを県ごとに探してみよう。名所の印の点の△はどこが一番たくさんあるだろう。

 ノートに書いたかどうかはわからないけど、たぶん頭の中で、灯台は長崎がトップだ。さあ、長崎に勝つところは中国・四国にあるかな。とか、ページごとに勝者を決めていき、最終的に北海道まで行って、優勝が決まる。

 灯台は、長野県・岐阜県・山梨県には不利だから、今度は火山の数とか、際限なく遊びは広がっていきました。

 何かのテーマで数えるのが、やたら楽しかったようです。へんてこりんな1人遊びですね。少しだけ地図が好きになったし、近畿地方に火山がないのが不満ではありました。

 それが、高校の2年の時、地学巡検ということで、大阪と奈良の県境にあるもと火山のあとのどんづる峰(どんづるぼう)に行くことになり、石を見たり、あれこれして、ここが火山の後であったと知ることになりました。

 三重県に住んで、室生寺に何度か行くことがありましたが、ここらが室生火山帯のあったための地形であるというのも知ることができました。

 だから、昔は火山はあったのだけれど、遠い昔に火山ではなくなって、おとなしい山になってしまったから、近畿地方は地震のない穏やかな土地なのだ。台風には弱いけど、地震はないのだと高校時代には思っていました。

 それが、1995年に私の神話は崩壊し、すべての土地で地震は起こりうるし、私たちはそういう不安定だけど、とても豊かな列島に住まわせてもらっているのだと思うようになりました。



 ほら、柱状節理でしょ。少し自然歩道を入ると、火山のあとだった証拠があちらこちらに見つかるようです。もう少し近畿の火山あとというのを見に行かなくちゃいけないですね。 


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