今日、小津安二郎という映画監督さんが亡くなって50年目になるそうです。
ということは、生誕110年ということにもなります。小津安二郎さんは太宰治さんと同じく、お誕生日が命日になってしまいました。律儀というか、ケジメというか、折り目正しいというか、運命的な人生というべきか……。
監督は東京の方ですが、三重県に住んだこともあって、地元の松阪市には青春記念館やら、地域の資料館などに少しだけ動かない資料が置いてあるようです。残念ながら今の若い人たちには、動かない静かな資料というのはイメージしにくいようで、折角の資料たちも手持ちぶさたな感じだと思います。あと何年かしたら記念館も消滅してしまうかもしれません。何ごともムダなもの、お金にならないもの、静かでアピール度の低いものは淘汰されがちです。
でも、ホントにそれでいいのでしょうか? 映画やテレビ番組でもなんでも、人々が愛した映像作品は、時代との関連性があるでしょうが、世代を越えてずっと後世の人たちにも伝えていくべき価値がきっとあると思います。過去から現在・未来に生きていく我々は、何が何でもいいものはいいと言っていくしかありません。
えらそうなことを言う前に、先ず自分から、後世の人たちに伝えたいものを、どんどん宣伝して、どんどんすすめていきましょう! 映画は人それぞれで、人の趣味はいろいろだからと言い訳しながら人にすすめようとしないのはダメです。
それでは、小津さんの何が魅力か? というと、すぐには思いつきません。でも、「東京物語」を二十二歳で見た時、たしかに心打たれました。あれは何だったのでしょう。また静かな気分の時に考えます。
ということは、生誕110年ということにもなります。小津安二郎さんは太宰治さんと同じく、お誕生日が命日になってしまいました。律儀というか、ケジメというか、折り目正しいというか、運命的な人生というべきか……。
監督は東京の方ですが、三重県に住んだこともあって、地元の松阪市には青春記念館やら、地域の資料館などに少しだけ動かない資料が置いてあるようです。残念ながら今の若い人たちには、動かない静かな資料というのはイメージしにくいようで、折角の資料たちも手持ちぶさたな感じだと思います。あと何年かしたら記念館も消滅してしまうかもしれません。何ごともムダなもの、お金にならないもの、静かでアピール度の低いものは淘汰されがちです。
でも、ホントにそれでいいのでしょうか? 映画やテレビ番組でもなんでも、人々が愛した映像作品は、時代との関連性があるでしょうが、世代を越えてずっと後世の人たちにも伝えていくべき価値がきっとあると思います。過去から現在・未来に生きていく我々は、何が何でもいいものはいいと言っていくしかありません。
えらそうなことを言う前に、先ず自分から、後世の人たちに伝えたいものを、どんどん宣伝して、どんどんすすめていきましょう! 映画は人それぞれで、人の趣味はいろいろだからと言い訳しながら人にすすめようとしないのはダメです。
それでは、小津さんの何が魅力か? というと、すぐには思いつきません。でも、「東京物語」を二十二歳で見た時、たしかに心打たれました。あれは何だったのでしょう。また静かな気分の時に考えます。