甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

浅野川大橋にたたずむ人々

2024年11月25日 10時32分25秒 | きたぐにへの旅

 金沢に出かけたのは3週間ほど前でした。いつも見ていた「こころ旅」は長野、山梨、静岡と進んでいたのだと思います。来シーズンはどうなるだろう、なんてボンヤリ考えてたでしょうか。

 この3週間余りの間に、谷川俊太郎さんが亡くなられ、いつかそういう日が来るとは思っていたけれど、とうとうそうなってしまったと、悲しい気持ちを抱えていたら、火野正平さんも、北の富士さんも相次ぐ訃報が届けられてしまった。特に正平さんはまだ若いのに、そんなことになるなんて、追悼番組や昔の旅のふり返りなどを見ていると、こんなキャラクターの人がいて、私はこの人を楽しみに見ていたのだとつくづく思います。そして、改めて喪失感を感じます。

 でも、そういうものではないです。何も考えられない思考停止です。最近は起きていても、思考停止でただ何か仕事をしている、特に何も考えていない。そして無言で黙々と何かをしている、そういうことが多いのに、一層「無言症」がひどい感じです。


 私は、ホントに金沢に行ったのか? たぶん行ったと思うけれど、あまり実感がありません。昔の仲間が集結して、そこにいたことは確かなのに、どれだけおしゃべりできたのか? 無言症の私にはハードルが高くて、何か声かけしていもいいような瞬間でも何もしゃべれなかった。もっと空間に私のムダなおしゃべりやとんでもないことを言いだせたらよかったのに、それもなかった。

 ホントに言葉をなくしている私です。だから、ブログもつまらないし、ストーリー性がないのです。ただ、何かを見て、「そこにあるなあ」と思い、それから何の発展もしない。事実の後追いばかりしている。


 夜の兼六園にも行かせてもらいました。これは友人のアイデアで、なかなか楽しいものではありました。夜に散歩するのは寒さが心配だったけれど、それなりにキレイでした。ただ、カメラが不調で、何も撮れませんでした。雪つりを少しだけ遠目に見ただけでした。

 翌日の金沢散歩も、カメラは不調で、シャッターがおりなかった。仕方なしにスマホで撮っていたけれど、川と昼の光くらいだった。


 いや、それより何より仲間とのしゃべりはどうだったんだろう。何もかもうまくできないまま、口先だけの私は、誰にも思っていることが言えずに、ぼんやりと過ごしていただけではなかったのか? でも、それが私というもので、何にもしゃべってないのが私でした。ああ、何ということか。そんなつまらないオッサンなのか。

 反省はいつまでも続くでしよう。仕方がない。みんな歩きあぐねて、どこへ行ったらいいのか、わからなくなっていますよ。どこをめざしているの? 何がやりたいの? みんなと群れるだけでそれでいいのか? 群れるとは何? ただそこにいるだけでは、仲間と言えないんじゃないのか? もっと思ってること、心の中を洗いざらいさらしたらいいのに、何も言えない。そして、大人しく従っている。



 金沢に住んでいるのに、わざとこの昔の仲間たちに顔を見せない友人もいました。彼はどうしてみんなに会いたくなかったのか? 会わせる顔がなかったのか? あまりしゃべりたくなかったのか? わからないけど、私は彼に会いたかった。せっかく金沢まで来たのに、彼に会えないなんてね。

 何だかしっくり来ない旅だったのか。でも、大阪時代の仲間に会えたのはうれしかったし、今もじんわり染みて来る感じがあります。あそこにもまた行ってみたいです。バスに乗って行けそうな気がする。

 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。