夕暮れの青山峠は、観光客はだれもいませんでした。でも、バイクのお兄さんが1人だけいて、トイレに入って出ていきました。そうしたら、お客は私1人でした。
もう少し、空がスカッとしていたら、東も西もクリアーに見えたのだと思われますが、夕暮れているようだけど、細ーく雲がたなびいていて、ところどころがモヤモヤして、60%くらいの夕焼けです。
西の空は、太陽に焼かれてオレンジ色になっている部分と、雲で太陽は隠されていて、いくらか雲の端っこが輝いているのと、クリアーなところはキレイに夕焼けで、縞模様の夕焼けです。
それなりにキレイです。もう少ししたら、雲の下に太陽は出るでしょうけど、それを待っていたら、どんどん暗く、寒くなるので、適当なところで切り上げなきゃいけない。
東の伊勢平野は、もう太陽が消えてしまって、静かに夜を迎えようとしています。灯りがついていないので、山の上からながめると、人が住んでいるのかわからないくらい静かです。太陽が輝いていたら、ふもとの津市・松阪市・はるか向こうの伊勢市などが鮮明にわかるのでしょうけど、あまりに静かで、とても遠くからながめていますし、微妙に暗いので、人の気配が感じられません。あと少ししたら、こちらも夜景が輝くのでしょう。
でも、余裕がなくて、ここから家まで帰らなきゃいけないし、奥さんに黙ってこっそり出て来たので、何もなかったように帰らなきゃいけないし、寄り道してきたなんてとても言えないのです。早く帰らなきゃいけない。
それにしてもたくさんの風車です。これだけあれば電力をどんどん起こしてもらえそうですし、道ばたには新しい羽も用意されていたから、まだまだ増えそうです。三重県の山の東西から見える風車ですけど、もう少し親しむことはできないものですかね。いつも見上げて、ああ、回ってるなと思うだけです。なんか、もったいない。
南は、レストハウスは封鎖されていましたが、その向こうにオスとメスの大洞山と、その手前に伊賀富士とされる尼ケ岳が見えます。大洞山はすぐにわかるし、その前にちょこんと女性が座ってるように見えるのが尼ケ岳です。ああ、どんどん暗くなってきますね。太陽は雲に隠れたまんまです。
というわけで、帰ることにしました。誰とも会わない。風は吹きすさぶ。夕焼けは完全ではない。西風はずっと吹いている。なのに、雲は夕日を隠している。風がふくにしては、風車はあまり回らない。何だか私の人生のように、モタモタしています。でも、私の人生と同じように、それなりに夕暮れて、それなりに寒くなって、どこかで太陽に照らされる一瞬があるかも知れない。
何だかよくわからないけど、とにかく帰ることにします。帰りもクルマにすれちがわず、国道165に出たら、たくさんの行き交うクルマで、いつもならゲンナリするのに、やっと現実世界にもどれたようで、うれしかったような気がしました。都合のいいようにできてますね。そんなところに寄り道するヤツが悪いし、夕焼けファンである自分は、仕方なくこんなことをし続けるのでしょう。ご苦労様でした。
もう少し、空がスカッとしていたら、東も西もクリアーに見えたのだと思われますが、夕暮れているようだけど、細ーく雲がたなびいていて、ところどころがモヤモヤして、60%くらいの夕焼けです。
西の空は、太陽に焼かれてオレンジ色になっている部分と、雲で太陽は隠されていて、いくらか雲の端っこが輝いているのと、クリアーなところはキレイに夕焼けで、縞模様の夕焼けです。
それなりにキレイです。もう少ししたら、雲の下に太陽は出るでしょうけど、それを待っていたら、どんどん暗く、寒くなるので、適当なところで切り上げなきゃいけない。
東の伊勢平野は、もう太陽が消えてしまって、静かに夜を迎えようとしています。灯りがついていないので、山の上からながめると、人が住んでいるのかわからないくらい静かです。太陽が輝いていたら、ふもとの津市・松阪市・はるか向こうの伊勢市などが鮮明にわかるのでしょうけど、あまりに静かで、とても遠くからながめていますし、微妙に暗いので、人の気配が感じられません。あと少ししたら、こちらも夜景が輝くのでしょう。
でも、余裕がなくて、ここから家まで帰らなきゃいけないし、奥さんに黙ってこっそり出て来たので、何もなかったように帰らなきゃいけないし、寄り道してきたなんてとても言えないのです。早く帰らなきゃいけない。
それにしてもたくさんの風車です。これだけあれば電力をどんどん起こしてもらえそうですし、道ばたには新しい羽も用意されていたから、まだまだ増えそうです。三重県の山の東西から見える風車ですけど、もう少し親しむことはできないものですかね。いつも見上げて、ああ、回ってるなと思うだけです。なんか、もったいない。
南は、レストハウスは封鎖されていましたが、その向こうにオスとメスの大洞山と、その手前に伊賀富士とされる尼ケ岳が見えます。大洞山はすぐにわかるし、その前にちょこんと女性が座ってるように見えるのが尼ケ岳です。ああ、どんどん暗くなってきますね。太陽は雲に隠れたまんまです。
というわけで、帰ることにしました。誰とも会わない。風は吹きすさぶ。夕焼けは完全ではない。西風はずっと吹いている。なのに、雲は夕日を隠している。風がふくにしては、風車はあまり回らない。何だか私の人生のように、モタモタしています。でも、私の人生と同じように、それなりに夕暮れて、それなりに寒くなって、どこかで太陽に照らされる一瞬があるかも知れない。
何だかよくわからないけど、とにかく帰ることにします。帰りもクルマにすれちがわず、国道165に出たら、たくさんの行き交うクルマで、いつもならゲンナリするのに、やっと現実世界にもどれたようで、うれしかったような気がしました。都合のいいようにできてますね。そんなところに寄り道するヤツが悪いし、夕焼けファンである自分は、仕方なくこんなことをし続けるのでしょう。ご苦労様でした。