二雲橋という所はサクラの名所で、ここから名松線の姿とサクラを一緒に撮るのが、地元ではテーマになっています。私は、たぶん撮ってたと思うけど、どうだったかなあ。
こんな感じです。名松線も一緒に撮ったと記憶していますが、どこかに行きました。データが見つかりません。何ということでしょう。
たぶん、どこかにはあると思うのですが、もう彼方へ消えていきましたね。本当にチャランポランなことです。もうとにかく今しかありません。またサクラが咲いたら、名松線とサクラを撮りに行かなくちゃ!
有名な撮影ポイントまでしばらく移動します。雪は降っているけど、布の靴なので、何だか足下は冷たいし、少し濡れているみたいです。まあ、アドレナリンは出ていますから、多少の寒さは気になりません。
枯れ草にも雪は降り積もり、何だかいい感じです。とても静かだし、歩いている人もあまりいません。郵便局の配達バイクだけが走っている。こんな雪の日も、ずっと配達業務をされているようでした。
二雲橋にたどりつきました。先客が三脚を据えて待っておられました。ですから、そこはその人のポジションだから、別の所を探さねばならず、橋を渡りきったところから松阪行きを待つことにしました。
灯りが見えて、ああ、もうすぐ橋の上に来る。3枚撮れるかどうかの時間だから、とにかく橋に出てきたら1枚撮ろうと決めました。
2枚目がこれで、3枚目は失敗してしまった。何とシャッタースピードの遅いこと。チャンスを逃しまくりで、とりあえず2枚ゲットしました。
もう少し次は鉄橋のたもとまで行くことにしました。
橋は枯れ木にくるまれ、その枯れ木は雪に覆われている。私たちの生活のあれこれはすべて雪のベールに埋め尽くされています。なかなかいい雰囲気です(とまあ、勝手に自分では思っていました。足下はズブズブなのに……、本当に何をやっているんだか?)。
場所は決まりました。あとは下りが来るのを待つだけです。早く来ないかなあ。
さあ来ました。これからずっと山奥に向かって、1両だけの電車はトコトコ走っていきます。
何だか、悲しくなるくらいせつなく、真面目で正直な感じで走って行くじゃないですか。こんなに寒いのに、こんなにシンミリしているのに、それでも鉄道は行かなくてはならない。
だあれもいなくなって、改めて橋だけを撮りました。私は今、こんな世界で写真を撮って遊んでいた。何も考えてなくて、ただ雪景色のすごさに見とれ、何かキレイなものは撮れないかなと思っているだけ。
あまりたいしたものは撮れないけど、何だかうれしかったし、何だか楽しい。
どんどん時間は過ぎて、デジカメの電池が切れてしまいました。ああ、あっけない。私は何して生きているんでしょう。とりあえず夜のお酒と、家族との食事と、奥さんのお話を聞く、そういうことを日々楽しんで生きているみたいです。
こんな日々が永遠に続くわけはなくて、これは今日たまたまそんな1日であっただけです。
明日は、どんな1日になるのかわからないけど、とにかく楽しんで生きていきたいです。まあ、自分でも何が楽しいのか、あまりわからないままに瞬間ごとにコロコロ変化して生きているみたい。
明日の今ごろ、またブログしているでしょうか。それも楽しいですね。せいぜい頑張ります。それではみなさま、また明日!
★ 2017年の1月、雪が降ったんですね。うらやましいなあ。雪と電車って、何とも言えない感じです。(2021.2.23 朝)