4時に起きて準備して、6時半に出発しました。うちにしては早いほうでした。何度もトイレに行き、昼前に山梨県に入りました。何と妻は1食分を浮かせるためにお弁当を作ってくれて、デザートに梨も切ってくれて、飲み物・お菓子すべてを用意してくれていました。ああ、それなのに準備に時間がかかりすぎだなんて、心のどこかで思っているのだから、とんでもない私です。
そんなやましい気持ちをすべて吹き飛ばしてくれたのがお昼時で、折角のお弁当だから、どこで食べようと少しウロウロして、結局サントリーの白州ウィスキー醸造所の工場見学の駐車場でクルマを止めて、その中で食べたんでした。ありがたいやら、もったいないやらでした。
その前に、道の駅・白州の湧水をくみました。といっても、これも奥さんが空のペットボトルを用意してくれていました。知らなかった……。何もかも、至れり尽くせりでした。私の計画は、何もかもいいかげんで、今更ながら、何を考えていたのだろうと思ってしまいます。
白州の工場見学はステキでした。天然水工場コースとウィスキー工場見学の2つのコースがあって、私たちは大人なのでウィスキー工場見学のコースに参加し、麦を粉にして水で温めて発酵させて、その発酵した樽のものを2度蒸留させて、いろいろな樽に詰めて10何年を寝かせるそうです。そのウィスキーの赤ちゃんたちが寝ている倉庫内は白州の森の空気を吸って、温度も感じて、何パーセントかは樽が呼吸するときに消えてしまって、そんな形でウィスキーを作っているということでした。
すでにどこかで、CMやら、どこかの聞きかじりなど、何だか知っているようなことを、改めて自分の目で見て、自分の鼻でかいで、あとは舌で味わえばよかったのです。けれども、それはできないので、かわりに奥さんに味わってもらって、ウィスキーなんてなかなか飲まない彼女なのに、「結婚する前には飲んでいたんだよ……」とか、「今ここで飲んでいるハイボールはすごくおいしい」などのコメントを聞くのは、うれしいような、何だか残念なような、少しだけ複雑な気分で聞いてました。ああ、飲んでみたかった……。
すぐ近くの、鳥や動物の絵を描いていた薮内正幸美術館というところにも行って、そこで鳥たち・動物たちの絵を見てきました。大阪の港区出身の方で、高校卒業後、福音館書店で仕事をさせてもらうために上京し、独学で絵本やら図鑑など、動物たちの世界を子供たちに伝えるお仕事をされた人だったんだなと思ってみてきました。うちの母とほぼ同じ年なので、ご存命なら70半ば、でも21世紀を前にして亡くなられています。絵にも感心したのですが、もう今はおられないという事実に、何だかしんみりしてしまいました。
そこの玄関のわらの馬人形を写真に撮りました。妻はリスのポスターを買ったようです。私は薮内正幸さんの文章を集めた冊子と、お嬢さんがご自宅の本を放出しておられたので、日本各地の川の魚の本を買いました。これは古本ということですか。またいつか、古本のことで書きます。読まなくては!
白州の道の駅から歩いて3分と書いてあったシャルマンワインの工場にも行きました。ここでの報告はまた今度書きます。とにかく、工場の入口の看板です。
夕ご飯は、小淵沢のイタリアン料理に行きました。ウエイトレスさんが2人で、女子高生のようなメガネの女の子がキビキビとお仕事をしていました。お味はグッド! お酒が飲めたらよかったけれど、飲めなかったので、それが残念でした。
★ 8/28夜の記録
私がワインとミレーが好き! ということで、家族みんなが山梨県へ来てくれました。ありがたいことです。サントリーのウィスキー工場がよかったということですが、残念ながら飲めませんでした。
その反動で旅館で飲みすぎました。反省はしています。
メロメロになって打ち込んでたんですね。