村上春樹さんの『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』は単行本で読みました。とてもおもしろいという記憶があったのだけれど、それから二度と手に取ることはなくて、あまりに書棚の邪魔なので処分しました。
それから何年も過ぎて、たまたまチャンスがあって文庫本の古本を手に入れることができました。せっかくだから読んでみようとしたら、すぐに挫折してしまいましたし、物語の世界に入れなくなりました。2つの世界が交互に展開される、それがこの小説の妙なのに、何だかついて行けなかった。
そりゃ、最初に読んだときから何十年も過ぎているので、こっちの読むパワーが少なくなっているのは確かで、私は途中で投げ出してしまった。
投げ出したことがショックみたいな感じで、再度チャレンジしてみようとは思いますが、2回目の春樹さん作品はしんどいのかもしれない。単純に喜んでばかりもいられないのかもしれないな。
というわけで、現在は『騎士団長殺し』の第一部を読んでいます。まだ4分の1程度しか読んでないけど、最近少しだけ調子が出てきました。
どこまで読んだのかというと、主人公が一方的に離婚を宣言されてから、2ヶ月くらいクルマで北海道・東北を放浪し、お金もなくなってきて、友だちの紹介で小田原の山の上に暮らすようになり、ここで何人かの女性と関係し、別れた奥さんとも電話で話をしたり、画家である主人公に絵の依頼をする不思議な人物が現れたりする、先の読めない展開で、ついついどうなるんだろうと、すぐにコテッとなる私にしては珍しく食いついているような気がします。
さあ、これからどうなるのか。何が結局言いたいのか、そんなことは村上春樹作品にはありません。とにかく世界を楽しめればそれでいいという感じで、世界が続いていきます。
本当に村上春樹さんという人は、不思議な世界を作れてしまう人なんですね。
感心してしまいます。これから、どういう展開になるのか、全くわからないけれど、とりあえず画家の主人公、その友人(活動場所の提供者)などの人々がどうなるのか。タイトルの騎士団長はいつ出てくるのか、それを楽しみに読んでいきましょう。
それから何年も過ぎて、たまたまチャンスがあって文庫本の古本を手に入れることができました。せっかくだから読んでみようとしたら、すぐに挫折してしまいましたし、物語の世界に入れなくなりました。2つの世界が交互に展開される、それがこの小説の妙なのに、何だかついて行けなかった。
そりゃ、最初に読んだときから何十年も過ぎているので、こっちの読むパワーが少なくなっているのは確かで、私は途中で投げ出してしまった。
投げ出したことがショックみたいな感じで、再度チャレンジしてみようとは思いますが、2回目の春樹さん作品はしんどいのかもしれない。単純に喜んでばかりもいられないのかもしれないな。
というわけで、現在は『騎士団長殺し』の第一部を読んでいます。まだ4分の1程度しか読んでないけど、最近少しだけ調子が出てきました。
どこまで読んだのかというと、主人公が一方的に離婚を宣言されてから、2ヶ月くらいクルマで北海道・東北を放浪し、お金もなくなってきて、友だちの紹介で小田原の山の上に暮らすようになり、ここで何人かの女性と関係し、別れた奥さんとも電話で話をしたり、画家である主人公に絵の依頼をする不思議な人物が現れたりする、先の読めない展開で、ついついどうなるんだろうと、すぐにコテッとなる私にしては珍しく食いついているような気がします。
さあ、これからどうなるのか。何が結局言いたいのか、そんなことは村上春樹作品にはありません。とにかく世界を楽しめればそれでいいという感じで、世界が続いていきます。
本当に村上春樹さんという人は、不思議な世界を作れてしまう人なんですね。
感心してしまいます。これから、どういう展開になるのか、全くわからないけれど、とりあえず画家の主人公、その友人(活動場所の提供者)などの人々がどうなるのか。タイトルの騎士団長はいつ出てくるのか、それを楽しみに読んでいきましょう。