昨日は、お月さんの後ろに控えていた火星が、とうとう前に出ています。1日経ったんですね。何だか早いな、時間が過ぎてくのが……。
お月さんがゆっくりマイペースで移動しているというのか、火星のならず者どもが、お月さんに総攻撃をして、ズタズタにされたお月さんがフラフラ空を彷徨っているのか。まさかね、そんなことはないと思うんだけどな。
まあ、お月さんはちょっと前まで木星と土星のコンビよりも前にいたこともあったわけですから、別に火星に攻撃されたわけでもなさそうです。自分のペースで動いているんでしょう。
火星にはタコみたいな宇宙人がいるとか、お月さんにはウサギがいるとか、あれやこれや、人間たちが勝手に作った話なんだろうな。
でも、あれこれ想像するのは楽しいことです。どんどんつまらない妄想しなくちゃ。夢でなら、もう少し変てこな話を創れただろうに、最近は私は夢の妄想力も不足していて、起きたらすぐに忘れてしまうような夢しか見てないと思います。夢は見ている気がするんだけど、寝ぼけているのか、インパクトがないのか、本当に定着力のない夢ばかり。起きたらパッと消える。いや、夢見ながら、忘れ続けているのかも。
朝、たまに奥さんからこんな夢を見ていたと聞かされると、よく覚えているなあと感心し、おもしろい展開するなあとそのドラマにもビックリしてますけど、私はサッパリです。
火星といえば、「マーズ・アタック」(1996)というティム・バートンの映画が好きでした。DVDはもうすごい昔から持っています。1989年ころのバットマンシリーズから、ずっとティム・バートンさんは尊敬して見ていましたけど、この映画も、おもしろかった。
火星からたくさんの円盤がやって来て、地球の人々は、最初は友好の使者かと、あれこれコミュニケーションを取ろうとします。みんなで火星人との接触をはかろうとするし、わざわざ歓迎イベントだって設定してしまう。
ところが、そこでハトが飛び出して、興奮した? 宇宙人は光線銃を発射し、歓迎しようとした人々を消し去ってしまう。普通なら、ここで全面戦争となるところが、いや、たまたまハトが飛んだからいけないのだと、ハト禁止で接触して、またも失敗し、世界各地で結局火星からきた人々は少しずつ地球人に攻撃を仕掛けている。
さあ、大変、髪の毛がやたら盛り上がった変装した火星人がホワイトハウスに潜入したり、ここで大統領もやられてしまったり、もう大騒ぎになります。圧倒的に火星人が強い感じでした。
ところが、できの悪い青年(家族にとって?)が、施設にいるおばあちゃんを助けに行かなくちゃと駆け付けたら、そこにも火星人がいて、危ないところでした。おばあちゃんは、男性ボーカルの高音がうねうねする曲をLPレコードで聞いてる最中で、ヘッドボンが外れて音が漏れたら、火星人の脳みそは爆発してしまいます。そんなので脳みそが爆発って、どんな周波数? 何が悪いの? よくわからんけど、火星人には厳しいものだった!
かくして、青年とおばあちゃんは、この音楽を武器に火星人に立ち向かい、火星人たちをすべて残らずやっつけるというお話で、バカらしいけど、みんな一生懸命にその世界を盛り上げていて、楽しい映画でした。
教訓は、ささやかなところに幸せのタネがあるし、誰も気づかないものが人々を救うという、日常生活の大切さみたいなのをさりげなく教えてくれてましたっけ。
あれ、こういうのどこかで見ましたね。また、明日、その絵も描いて、続き書こうかな。