明日が十三夜、昔の人もよく考えましたね。満月がいいんじゃなくて、十三番目のお月さんでも、いつもと違う情趣ということで、楽しんでたなんて、なかなかセンスがありますね。
私たちは、ついつい十五夜ばかりがすべてだと思ってしまうけれど、同じことばかりで遊ばなくて、いつも違う味わいを探すなんてね。
そう、この外し方に学ばなくちゃ!
私たちは、みんなが定番に慣らされてるから、自分たちも人並みに、みんなが騒ぐときに騒ぎたい。みんなに遅れたくないとかで、変に焦ってしまうけれど、それが間違いであって、どんどんずらせばいいし、好きな時に自分の基準で味わえばいいんだし、どんなにすごい宝物だって、自分が楽しめなきゃ、そんなの意味ないわけです。
ルーブルからモナリザさんが近くに来てくれても、巨大なクジラが姿を見せてくれても、金星が朝にキラキラしてても、どんなすごいものがあっても、それを楽しむ心を自分の中に持たなくては、宝物だって意味がなくなってしまう。
そんなの当たり前ですね。
というわけで、ワールドシリーズの第6戦は見なかったんですね。でも、そのまま勢いでDodgersが勝ってしまって、Raysの初のワールドチャンピオンはなくなりました。
そう、昔、フロリダ・マーリンズというところが、1年限定で強化して、強化した分だけチームは強くなって、あっさりとワールドシリーズを制覇して、その後、優勝したメンバーは散り散りになったということがありましたけど、あんなの見てると、ワールドチャンピオンなんて、お金次第で転がり込むものなんだと思わされるんですけど、それでも、貧乏球団が、若い選手を一から指導して、少しずつ伸ばしていき、それが収束して強くなるチームもあるんです。
そういうところは、しばらくは強くて、何度も何度もシリーズに出てきたりするんです。
90年代のBravesというチームはそうでした。だから、好きでした。そして、久しぶりに地道に強くなったブレーブスを見られたのに、お金持ちドジャースに最後にやられてしまいました。
だからこそ、来年に期待です。そういう楽しみはいいですね。
昔好きだった阪神タイガースという球団は、お金はあるし、でも、経営はしぶちんで、お客だけは入るんだけど、チームはずっとサッパリで、情けなくて、もうボクなんて、愛想も尽きてしまった。
見ていて納得できなきゃ、ファンなんてやってられないです。
何だか秋なのに、ちっとも文が書けなくなりました。
というわけで、今日も本読んで寝ようかな。おもしろいこと、報告できたらいいんですけどね。