甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

「百年と一日」(柴崎友香さん)とボクの二日

2020年10月22日 21時00分03秒 | 本と文学と人と

 二十日の夕方に本屋さんで買ってきて、少しずつ読んで、いまやっと38ページまで来ました。まだまだお話はあるようです。筑摩書房から、今年の7月に出た本なんだそうです。ボクはツイッターで知りました。友香さんのフォロワーになってたんですね!

 昨日まで読んだ内容、憶えてるかなと振り返ってみたら、何も憶えていませんでした。

 とりあえず、出会った二人みたいな人が、それからそんなに深い関係になるのではなく、それなりにつながりながら、今になってみたり、それとは逆にどんどん昔にさかのぼったり、時間を縦横無尽に飛び回る小説のようでした。

 とはいっても、そんなにドラマチックな展開はなくて、細々とその関係は続いているんだけど、なかなかお互いに会うことはできないし、会う必要もないし、みんなそれぞれの生活をしているんだけど、どこかでつながっているんだと解き明かしてもらえるような感じの内容でした(イマイチぼんやりとした記憶ですね)。

 そういうつながりみたいなのを、さりげなく書いてくれてあるので、
 「ああ、そうだったんだ。自分たちも、日常の中で流されていて、昔の関係、今の関係、それぞれに濃淡があって、もうあるのかないのか分からない関係・つながりなんだけど、どこかでつながっているのかもしれないな。」と思いました。

 意識したら、スッとつながるし、意識しないとどんどん薄れてしまう、そういう人のつながりみたいなのを教えてくれる作品であるのかもしれません。まだ少ししか読んでないし、ホントはどんなだかわかりません。

 だいぶ、第1話に影響されてますけど、「一年一組一番と二組一番は、長雨の夏に渡り廊下のそばの植え込みできのこを発見し、卒業して二年後に再会したあと、十年経って、二十年経って、まだ会えてない話」が第1話でした。

 たまたま出会ったクラスの出席番号一番同士の女子が、それぞれの人生を経験してきて、今は会えていない、というだけの話なんだけど、人恋しい気分にはなりましたね。

 イマイチよくわからなかったんですけど、次の話に読み進めると、友香さんの自然な大阪弁が出てきて、登場人物たちが自然に話をしている雰囲気が伝わってきて、懐かしさというのか、上手というのか、独特の語り口を身につけたんだなと感心したんです。

 彼女は、いろいろと賞も取っていて、東京にも進出したけど、根っこは大阪にあるから、大阪弁で登場人物をしゃべらせることもできるみたいでした。

 関東の雰囲気も吸収し、関東の人たちの生活も描けるようになっているでしょうし、これからどんな作品を書くのか、楽しみにはなってきました。


 感想文は終わりですね。

 雨の一日でした。帰ってきたら、また焼酎のお湯割りにしました。これがおいしかった。ビールでは味わえない、大人の味でした。

 フツーに仕事をして、少しずつ課題も解消しています。でも、まだまだですね。ただやることだけをするのではなく、人がしないようなことをこっそりコツコツやらなきゃ! それが私の味なんだから、ボチボチとそういう隙間を探していきます。

 寒いし、天気は悪いから写真は撮れないし、愛用のカメラはレンズにゴミがついてて、画面が汚れてるし、スカッとしないです。

 でも、明日は昼から晴れるというし、帰りに温泉でも行こうかな。はー、のんきだねー、ですね。

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