夜にもう一度書き直しますが、とにかく今、晴れています。風も吹いてたのに、今は止んだみたい。庭のかたづけしないといけないですね。
唐突だけど、室生犀星さんの詩を抜き書きします。
あさきよめ
悔いのない一日をおくることも
容易ならざる光栄である。
時間いっぱいに多くのものを読み、
何かを心に書きつらね、
少しもたるみなく今日を暮らそうと、
身構えてはいるけれど、
鈍間(のろま)な生涯がのろのろと、
山また山の彼方(かなた)に続いている。
山のあなたに幸い住むと、
むかしの詩人は歌ったけれど、
山の向こうも山ばかりがそびえ、
果てには波打つ海があるだけだ。
なにごともなしえなかったごとく、
なしえなかったために、
見極めがつくまで生きねばならない。
街の向こうも街だらけ、
果てには山があるだけだ、
幸福なんぞあるかないかも判(わか)らないが、
生きて生き抜かなければならないことだけは確かだ。
この詩は、中学生の時にも読んだかもしれない。「なにごともなしえなかったごとく、なしえなかったために」、それほど私たちにできることは限定されているし、限界があるけれど、それでも「生き抜かなければならないことだけは確か」なのです。
そうなんだなあ、人生というのは……。でも、具体的にはどうしよう?
それは個人で考えなさい、ということなんですね。さあ、探さなくちゃ!
唐突だけど、室生犀星さんの詩を抜き書きします。
あさきよめ
悔いのない一日をおくることも
容易ならざる光栄である。
時間いっぱいに多くのものを読み、
何かを心に書きつらね、
少しもたるみなく今日を暮らそうと、
身構えてはいるけれど、
鈍間(のろま)な生涯がのろのろと、
山また山の彼方(かなた)に続いている。
山のあなたに幸い住むと、
むかしの詩人は歌ったけれど、
山の向こうも山ばかりがそびえ、
果てには波打つ海があるだけだ。
なにごともなしえなかったごとく、
なしえなかったために、
見極めがつくまで生きねばならない。
街の向こうも街だらけ、
果てには山があるだけだ、
幸福なんぞあるかないかも判(わか)らないが、
生きて生き抜かなければならないことだけは確かだ。
この詩は、中学生の時にも読んだかもしれない。「なにごともなしえなかったごとく、なしえなかったために」、それほど私たちにできることは限定されているし、限界があるけれど、それでも「生き抜かなければならないことだけは確か」なのです。
そうなんだなあ、人生というのは……。でも、具体的にはどうしよう?
それは個人で考えなさい、ということなんですね。さあ、探さなくちゃ!