甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

虔十さんはどこへ? 北上書房は!

2017年03月18日 05時07分44秒 | 古本探しの旅
 去年の8月、初めて虔十書店を訪ねることができました。町はお祭りの真っ最中で、そういう喧噪のまっただ中にお店はあるのに、お店は閉まっていて、何度か前を通って、やっと開いているのをみつけて、中で2冊買わせてもらった。

 あれから7ヶ月。お店は違う場所に移転して、ネット書店に変わったそうです。それは知らなかった。もっとメールのやりとりでもすればよかった。それは知らなかった。







 それで、その時は食べることができなかった酒の蔵元のレストランに、昨夜は出かけて、満腹になったんでした。そうか目的を1つ達成したのか。

 町を訪れる楽しみは、そこの本屋さんを見ることで、一関市はなんといっても北上書房なのです。

 いつも通り、お店に行き、宮沢賢治関係の文庫がないかなと探して、戊辰戦争を俳句で振り返るという文庫本と、干刈あがたさんの「ウホッホ探検隊」を買いました。あがたさんのは、福武文庫版は持っていますが、昭和の名作をペーパーバックス形式で復活させるという小学館のチャレンジみたいで、賛同した私は1冊五百円で買いました。

 店内にお客は、オジサンが2人か3人、女子高生が1人、そのほか出入りする人が何人か、店員さんは夏のときと同じ店員さん。ゆっくりだけど、できる人みたいでした。

 岩手県内では、宮沢賢治さんは今も読み継がれている。



 それなのに、虔十さんはなかった。別のお店に変わっていた。クルマが三台ギチギチに止められていた。まさかお客が来たわけではないし、わざわざ古本屋探ししてみようという人はいないようでした。

 あわてて調べてみたら、移転していたのがわかって、ホッとしたけれど、栄枯盛衰はどこにでもあるもののようです。

 もっとネット利用で支えていたら、変わってたかなあ。流れというものがありますからね。この町で商売で生きていくというのは、それなりにムズカシイものがあるのでしょう。

 私には、将来の夢の古本屋のオヤジになるという夢、ムズカシイ気がしてきました。どうしたら街の中で輝いていく本屋さんになれるのか、それがずっと続けられるのか、考えていきたいです。


★ 一ノ関のホテルで、快適なんだけど、目が覚めてしまいました。もう少し朝寝でもしてみようかな。さて、それができるかどうか……。


 


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