先日、家の用事で、津市の町中へ出かけました。三重県独自のデパートの松菱デパートでかなりの額のお買い物をして、もう清水の舞台から飛びまくりでした。その前から、あやしい雰囲気はありました。
デパートの駐車場は長い行列ができていて、根性無しの私たちは、遠ーくの駐車場にクルマをとめて、町中を歩いて行きました。何かのイベントで道路をふさいで太鼓やら、ダンスやらしている雰囲気でした。でも、私たちはそうした無理矢理イベントには距離をおくタイプなので、すぐに遠回りして、清観堂というお菓子屋さんの前を通り過ぎました。
ここは銘菓・不老柿というのが有名で、お店の中にはお客さんはいっぱいいるし、ここも何だかお祭りみたいな雰囲気でした。道にはシナモンの香りがします。お菓子とシナモンと和菓子と、落ち着いた雰囲気に誘われて、中に入ってしまいました。そして、どら焼き・カステラ・焼き菓子など、そんなに目新しいものはないのですが、何だか食べたい気分になって、いくつか用意されていた特別詰め合わせを買ってしまいます。限定物って、ズルイです。それでしばらくは和菓子の気分だったのです。でも、私の口に入ったのは1つだけで、まあ、しかたありません。
松菱さんで用事を済ませ、せっかくだからと、大門の方へ歩いて行きました。その前に、奥山銘木店という独特のセンスで集めた本屋さんに入りました。ご先祖様は銘木店だったのでしょうが、今は本屋さんと喫茶店をされていて、おしゃれな街の人々の集うところとなっています。
私たちは、ダサイ夫婦なので、モタモタ好きな本を選び、お金もないのに本を買ってしまいます。奥さんは向田邦子さんの持っていなかったものを買い、私は郷土玩具の本を買いました。何と言うことでしょう。これでスッカラカンになりました。もう消費活動はしばらくできなくなりました。こうなりゃ、つまらない写真を撮ってヒマツブシをするしかなくなりました。
お腹が減ったら、お茶飲んでひもじさをまぎらすしかありません。
というわけで、参宮街道が近くを通る、津の観音さんに行きました。地元では大門さんとでも呼ぶのでしょうか。アーケードはありますが、すべてシャッター通りで、開いているお店が見つかるとうれしいくらいで、ほとんどが閉まっています。昔は、ものすごい人出だったということですが、それは過去のことで、今は、観光客はなく、買い物をする人もおらず、近所の人々が散歩するだけです。夜には多少違う顔をするのかな、という気配もありましたが、とにかく昼間は、ガラーンとしています。
ついさっき、イベントをしていたのに、そのお客はどこへ行ったのでしょう。……わからないけれど、
つぶれた喫茶店がありました。とても大きな建物で、昔はたくさんのお客さんが来たような感じです。映画館や歓楽街もあったのでしょう。ダイエーさんだって、十字路にありました。ジャスコさんもありました。それらはすべて街から消えてしまい、取りつぶすことができない建物だけが取り残されているようです。
私たちは、古い歓楽街のさびれた様子をかみしめて、とにかく帰らねばと、この街を去っていきました。また、しばらくは来ることがないかもしれません。
そういえば、つい最近、山本富士子さんという女優さんが来られて、小津安二郎さんの「彼岸花」という作品の石碑の除幕式がニュースであって、それもめあてにして、普段は行かない大門へ来てみたんでした。
イヌがふらふら散歩する公園の中に記念碑はありました。何だかさびしそうです。それでいいのかもしれないけれど、そういうものだけれど、街が元気がないのは、気がかりです。
無投票で当選した市長さんは、この津市大門を活性化させるとか言ってますが、なかなか難しいと思います。
デパートの駐車場は長い行列ができていて、根性無しの私たちは、遠ーくの駐車場にクルマをとめて、町中を歩いて行きました。何かのイベントで道路をふさいで太鼓やら、ダンスやらしている雰囲気でした。でも、私たちはそうした無理矢理イベントには距離をおくタイプなので、すぐに遠回りして、清観堂というお菓子屋さんの前を通り過ぎました。
ここは銘菓・不老柿というのが有名で、お店の中にはお客さんはいっぱいいるし、ここも何だかお祭りみたいな雰囲気でした。道にはシナモンの香りがします。お菓子とシナモンと和菓子と、落ち着いた雰囲気に誘われて、中に入ってしまいました。そして、どら焼き・カステラ・焼き菓子など、そんなに目新しいものはないのですが、何だか食べたい気分になって、いくつか用意されていた特別詰め合わせを買ってしまいます。限定物って、ズルイです。それでしばらくは和菓子の気分だったのです。でも、私の口に入ったのは1つだけで、まあ、しかたありません。
松菱さんで用事を済ませ、せっかくだからと、大門の方へ歩いて行きました。その前に、奥山銘木店という独特のセンスで集めた本屋さんに入りました。ご先祖様は銘木店だったのでしょうが、今は本屋さんと喫茶店をされていて、おしゃれな街の人々の集うところとなっています。
私たちは、ダサイ夫婦なので、モタモタ好きな本を選び、お金もないのに本を買ってしまいます。奥さんは向田邦子さんの持っていなかったものを買い、私は郷土玩具の本を買いました。何と言うことでしょう。これでスッカラカンになりました。もう消費活動はしばらくできなくなりました。こうなりゃ、つまらない写真を撮ってヒマツブシをするしかなくなりました。
お腹が減ったら、お茶飲んでひもじさをまぎらすしかありません。
というわけで、参宮街道が近くを通る、津の観音さんに行きました。地元では大門さんとでも呼ぶのでしょうか。アーケードはありますが、すべてシャッター通りで、開いているお店が見つかるとうれしいくらいで、ほとんどが閉まっています。昔は、ものすごい人出だったということですが、それは過去のことで、今は、観光客はなく、買い物をする人もおらず、近所の人々が散歩するだけです。夜には多少違う顔をするのかな、という気配もありましたが、とにかく昼間は、ガラーンとしています。
ついさっき、イベントをしていたのに、そのお客はどこへ行ったのでしょう。……わからないけれど、
つぶれた喫茶店がありました。とても大きな建物で、昔はたくさんのお客さんが来たような感じです。映画館や歓楽街もあったのでしょう。ダイエーさんだって、十字路にありました。ジャスコさんもありました。それらはすべて街から消えてしまい、取りつぶすことができない建物だけが取り残されているようです。
私たちは、古い歓楽街のさびれた様子をかみしめて、とにかく帰らねばと、この街を去っていきました。また、しばらくは来ることがないかもしれません。
そういえば、つい最近、山本富士子さんという女優さんが来られて、小津安二郎さんの「彼岸花」という作品の石碑の除幕式がニュースであって、それもめあてにして、普段は行かない大門へ来てみたんでした。
イヌがふらふら散歩する公園の中に記念碑はありました。何だかさびしそうです。それでいいのかもしれないけれど、そういうものだけれど、街が元気がないのは、気がかりです。
無投票で当選した市長さんは、この津市大門を活性化させるとか言ってますが、なかなか難しいと思います。