甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

田中さん、加瀬さん、渡辺さん 1966

2021年04月25日 21時57分37秒 | だいたい映画、ときどきテレビ

 買い物から帰ってきて、お昼はレトルトカレーとコロッケ。それで満足したんですけど、少しだけ心残りがあって、コーヒーを淹れて飲んでしまった。朝はコーヒーを一杯だけだったし、そんな気分だったんですね。

 それから、どんどん食べた反動が来て、オナカが一杯になってしまいました。ああ、どうして食べることをコントロールできないのかなあ。というか、もう少しゆっくり食べた方がいいみたい。かくして私はおデブになっていくようです。

 のん気にNHK-BSで「アルプスの若大将」(1966)を見てしまいました。最初からすべてを見たわけではなくて、ぼんやりと「古くさい映画だな」と、距離を置いて途中から見ていました。

 加山雄三さんと青大将(田中邦衛さん)の対象的な役柄と、たくさんのヒロインたち、そして、結局加山さんの大活躍で西南大学のスキー部が逆転優勝して、ヒロインの星由里子さんとマッターホルンのスキー場に来て、めでたしめでたしで終わるという、とんでもない映画でした。あまりのイージーさに度肝を抜かれてしまいました。

 最後の二十分くらいはずっとスキーの競技とアナウンスだけで、役者さんの演技はありません。延々と回転、ジャンプ、滑降と選手たちが対抗戦で戦う感じでした。それを延々とテレビ中継しているなんて、そんなのあり得たんだろうか。1966年って、そんなに大学って穏やかではなかったと思うんだけど、気のせいなのかな。これでお客は満足したのかどうか、とても不安になりました。

 ジャンプも、80mで最長不倒などということでしたが、あまりにお粗末なジャンプで、これが本当に大学のスキー部なのか、わかりませんでした。滑降もゆっくりと画面を横切っていきますが、これはそれなりのスピードはあったと思います。

 50年の歳月であれば、それはそれ、今とは比べものにならないものもあるでしょうね。

 でも、ここにたどりつくまでに、たぶん、加山さんと星さんはどこかで出会い、結ばれるためのキッカケみたいなのがあるはずなんだけど、それは見ていません。スキーの最中に星さんが暴漢に襲われるのを加山さんが助けるくだりがあって、これで仲良くなるのかと思ったら、田中邦衛さんが出しゃばるし、なかなか結ばれません。それなのに、試合に勝って、そのご褒美にヨーロッパ遠征ということで、パンナムにお勤めの星さんと唐突にマッターホルンでスキー、そしてエンディングでした。そんなムチャな結末でいいわけないんだけれど、若大将映画はこんなものだったのかなあ。



 何だかよくわからない、内容はあまりない、歌とおふざけだけの映画ではありました。

 でも、スキー場で加山さんが歌う場面、ちゃんと寺内タケシとブルージーンズが出ていて、そこに加瀬邦彦さんも出ていました。

 あれ、加瀬さんはどこか他のバンドもしていたような……、で、ワイルドワンズというGSもやってた人だったと、調べてみたらわかりました。

 いやはや、1966年、私は映画館に行こうと思えば行けたはずですけど、加山雄三さんを見に行こうとは思わなかったでしょうね。ゴジラだったら、見に行ってたのかなあ。たぶん、行けてないです。最初に見たのが、「オール怪獣総進撃」だったのかなあ。「クレイジーのドクトルジバゴ」との併映だったかな。何もかもアヤフヤです。


 さて、加瀬さんのワイルドワンズです。「思い出の渚」が代表作ということになってますが、うちの母は、「バラの恋人」という曲が好きでした。

 これはハナウタ歌ってたような気がします。今はもう歌わないだろうし、ハナウタ歌ってたと言ったとしても、「そんなことはしていない」と断言するだろうな。オカンのせいで、息子もワイルドワンズ好きだったと思うんですけど、私の記憶違いかな。分からなくなってきました!

♬いつでも逢うたびに
 君の返事を待ってるのに
 また今日も
 いつでも逢うたびに
 君のひとみを見つめるのに
 わからないの

 髪がゆれて バラのくちびる
 すねてるようなとこも好きなのさ

 おかげで、ボクは女の子の好きなところを見つけるヒントをいただきました。かわいいしぐさ、おてんばなところ、強気なところ、真面目なところ、やさしいところ、いろんな女の子のステキなところを見ていたはずですが(いや、見てないかな?)、すねてるところも好きになれるなんてね!

 作詞の安井かずみさんのおかげでした。そして、ボーカルは、チャッピーと言われてた渡辺茂樹さんじゃなかったかな。そして、安井さんも、加瀬さんも、渡辺さんも、田中さんも、みんな亡くなられたという事実、それが50年という歳月だと思うのです。

 映画の展開なんて、どうでもいいのです。スキーの場面が長すぎても、それもいいです。とにかく、みんながあの世界の中で楽しそうに演技していた。それで後々の私としては、ほのぼのするし、懐かしい気持ちになれました。

1 若大将マッターホルンの雪を呼ぶ

2 青大将敵キャラなのに大芝居

3 雪山のゴーゴーパーティー阿波踊り

4 女の子バラのくちびるすねたふり

5 晴れてても野分の風とコロナ禍と
(台風2号、小笠原あたりを通過!)


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