甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

明るい夜でした、たぶん。

2021年04月26日 05時12分43秒 | 本読んであれこれ

 夜中に目が覚めて、あたりを見まわしたら、「あれ、もう朝かなあ」というくらいに明るかった。でも、まだ寝始めて一時間半くらいしか経っておらず、「これは、もう一度寝るか」と寝たら、五時くらいに目が覚めました。

 あとしばらくしたら、朝食を食べて、お仕事に行かなくてはなりません。

 太陽はもう出そうなのか、今は太陽の明るさの中で、パソコンを開いています。


 昨日、やっと村上春樹さんの「中国行きのスロウ・ボート」を読み終えました。カバーもない文庫本で、たぶん、どこかでもらった本です。

 普通ならそんな本はもらわないのだけれど、春樹さんの本だし、持っていなかったから、家に置いておいたのだと思われます。それも、十年かそれ以上前の話です。

 書棚にあるのを、突然取り出して、初めて読んだのだから、すっとぼけたことをしています。

 短編集なので、いくつかの物語が入っています。そして、どれもイマイチ村上ワールドを作ってくれてなくて、取り上げる話題も実験的な感じです。

 やたらと主人公も女の人もタバコを吸いますし、お酒は飲むし、セックスだってしてしまう。もちろん、「ノルウエイの森」の前の頃だから、ただ言葉だけで、描写はありません。

 とはいうものの、何となく気になる主人公が、何かこだわりを持ちながら生きて、人と出会い、微妙にすれ違って、淡々と物語が進む形はそこにありました。

 何も起こらないじゃないの! つまらないおしゃべりが書いてあるだけだよ。というところはあります。でも、なんだか気になる。それに、簡単に気はあるし、結ばれたいのに離れていって、二度と会ってない話なんて、今の社会ではあり得ない80年代的な世界でした。

 そうですね。今の社会って、すぐに検索できて、二度と会えないということはないし、あれやこれやで疑似再会のできる世の中でしたね。

 人と出会い、別れるということは、昔は、それはもう厳しい現実でした。会えないと思ったら、とことん会えなかった。でも今は、会えなくてもつながることのできる、不思議な世界です。電話だってできてしまうし、無料でつながるらしいのです。

 意志さえあれば、永遠につながることのできる世の中。それはいいことなんだけど、気持ちが研ぎ澄まされることがないような気がします。

 さて、朝の支度をして今週をスタートさせることにします!

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