甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

私の知らない栃木県

2023年02月01日 21時16分49秒 | だいたい映画、ときどきテレビ

 先週の土曜日(1/28)、タモリさんが足利を訪ねたときの番組をやっていました。何だか、タモリさんが観光案内のお先棒(さきぼう)を担がされてるみたいで、少しかわいそうな気がしてしまった。

 珍しいところに連れてってくれるから、まあいいようなものの、それでも、ずっとやってると、また「いいとも」の時みたいに、イヤになってしまわないか、それが心配です。日本に訪ねるところはまだまだたくさんある気はするんだけど、ディレクターが「とにかく、ここでいきましょう」とか、地元とタイアップでやることになりましたとか、観光目当てで番組作りをしそうで、それが心配です。それだけ影響力が強いから、自由に番組作りができないところあるのではないか、と心配になりました。

 でも、私は、もう何十年も前に「足利」は訪ねていました。そこを何十年ぶりに見せてもらって、それは嬉しかったんですけど、そんなことでもない限り、私たちは栃木の町をあちらこちら見せてもらえないし、自分でも行こうとしないのですから、なかなかに難しい。

 何十年も昔、関西の人間には驚きだったことがありました。それが土曜日のお昼だったかに流れる東武鉄道の音楽でした。

♬行こうよニッコー、鬼怒川へ、ノンストップで突っ走れ

 という歌と東武鉄道のロマンスカーを見せられました。そして、どうして大阪にはあんなカッコイイ特急が走ってないんだよ! と悲しい気持ちになりました(近鉄特急の歌もありましたね。当時は子どもには、近鉄のビスタカーも憧れの的だったけれど、それよりも東武の特急がカッコよかった!)。でも、日光は遠いし、ましてや東武鉄道なんて、全く縁がありませんでした。

 少しだけ大人になって、彼女が関東でお勤めしている時に、彼女に会いに関東に出かけ、彼女がお仕事している昼間に、今までずっと行きたかったけれども、行ったことのないあちらこちらに出かけることにしました。夏だったかな。

 当時は、首都圏の周遊券を買い、そのキップに載っているあちらこちらに行きました。けれども、千葉県には興味がなくて、全くそちらには行きませんでした。

 群馬も、栃木も、茨城も、そんなに興味はありませんでした。若かったし、今ならノコノコ行きたいところがあるんですが、当時は、東京の町をフラフラしたり、奥多摩に分け入ったり、行き当たりばったりのことをしていました。鎌倉にもひとりで何度か行きました。



 日光には、ちゃんと彼女といってみました。華厳の滝、中禅寺湖、東照宮を見てみました。すごいなあとは思いましたが、こういう感じなのかと記憶にとどめる程度でした。古い絵ハガキ(モノクロ写真を着色したもの)を土産物店で買って、こんなのが手に入るのだと感心したことがありましたね。たぶん、うちのどこかに宝物としてあります。また、スキャンしてお見せできる時もあるでしょうけど、探すのが大変です。

 ラーメンで有名になった佐野には行ったことがありません。川沿いに商家の町があると聞いた栃木にも行きましたが、余裕がなかったのか、楽しめませんでした。


 2017年には、川上澄男さんという画家のふるさとの鹿沼にも行きましたけど、これまた東北からの帰りでちょこんと立ち寄っただけだったので、そんなに余裕がなくて、そこから普通電車の乗り継ぎで三重まで帰ったんでした。すごいハードスケジュールだったけれど、乗り鉄の私には割と楽しく過ごせた旅でしたっけ。


 そんな風に、栃木県は、町を訪ねるものらしいのです。ちゃんと宇都宮に泊まってギョーザを食べました。グルメじゃないから、味はよくわかりませんでした。

 小山(おやま)という町は、JRのポイントになる町で、南北・東西どちらにも道は広がっています。というのは、もっと小さい時から知ってたけれど、降り立ったことはありませんでした。高校野球は一時期強かったですね。

 益子(ましこ)は、いつか、訪ねてみたいけれど、このコロナが終わらないと、行けないです。コロナの心配がなくなったら、クルマで行こうと思います。

 おくの細道のルートの町のいくつかも訪ねてみたいけれど、行けていない。

 そして、足利だけは何十年も前に、足利尊氏ファンだったから、行きました。鑁阿寺(ばんなじ)も、足利学校も見せてもらった。でも、年に一回だか、おまつりが行われるそうで、そういう時に行かなきゃだめだと思ってから、もう何十年も経ちました。

 尊氏さんのふるさと、日本の中世の学校の中の学校、絹織物、オマケの日本一、そういうのを見せてもらいましたけど、タモリさんは興味持てたかなあ。関東平野を見下ろすだけではなくて、そこへたどり着く道筋も取り上げられたらよかったけれど、時間がありませんでしたね。わたらせ渓谷鉄道(足尾線)も楽しいだろうけど、それはまた今度というところでしょうか。

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