甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

風こそは時間の使者

2019年05月23日 21時09分58秒 | 空を見上げて

 夏みかんの花が咲いていました。今真っ盛りでした。そうか、温州ミカンも、夏みかんも花は、今ごろ咲くんですね。知らなかった。夏みかんは、花が咲いた今ごろが収穫時というのを妻が言っていましたけど、そういう思った花付きのミカンも売っていたけど、もう待ちきれなくて、温州ミカンがいなくなったら、すぐに夏みかんを買っちゃいます。ガツガツ食べてしまう。

 幸い、八朔とか、清見とか、河内晩柑とか、それはもうたくさんあるから、そんなに寂しくはなくなったけれど、最近は、温州より、イヨカンよりも、夏みかんが好きですね。

 それはなぜかと言いますと、ヨーグルトのおともに最高なのです。まあ、私だけの変てこな趣味です。

 昨日、今日、そんなに風は吹きませんでした。その前は少しだけ吹いてたでしょうか。とにかく、私たちのまわりに風はあれこれとついてきてくれます。

 自転車をこぐのを邪魔したり、砂ぼこりを上げて北海道東部は大変だったりしました。とにかく、すぐそばに風は吹いています。

 そして、風こそは、うっかり者の私たちに、時間の経過を教えてくれる存在なのだと突然気づきました。

 太陽も、お月さまも、川の流れも、空を行く雲も、いろんな形で過ぎゆく時間を教えてくれます。でも、それはじっと見つめないと、気づかない存在です。

 ボンヤリと見上げて、どんどん何かが吸い取られていくのを感じて、私の大切な瞬間が今過ぎていくとハッとすることもあります。これも、やはり心のエアーポケットに入った時に気づくことです。


 風は、そんなことはしません。常に私たちのそばにあり、本人が気づこうが、うっかりしていようが、私たちのまわりをめぐり、何かを伝えてくれている。

 時に私たちは髪が乱れると憤慨し、目にホコリが入ったと大あわてになったり、何か被害があると風に不平を言うけれど、たいていは知らんぷりです。そこにあるし、暑い時は、「ちっとも涼しい風が吹かない」と、怒ってエアコンをつけたりするんでしょう。

 風を拒否して、自分たちのひねこびた風で満足するんだ。


 風こそは、時間からの使者です。そこにある時、しっかりつかんで、今生かされている自分を感じて、自分の時間を生きていたい、とかなんとか、勝手に考えていい気になっていました。

 おもしろいアイデアかなと思ったんだけど、セグロセキレイに笑われそうです。
「何を言ってんだか、ヨタヨタ歩いて、何をつかまえた気になっているの?」

 そうですね。存在を理解しても、上手に活用できるわけではないしな。私は、私なりの過ごし方で日々を暮らすしかないわけだ。
 

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