そろそろ、やろうと思ってたことに取りかかろうと思うんです。そのタイトルは「春風馬堤曲」というものでした。漢詩と俳句をミックスさせた、少し見た目はめんどくさい感じのものでした。私も、何十年も敬遠しておりました。そして、唐突な感じだけど、いよいよ読もうと思います。よろしくお願いします! 春風馬堤曲(しゅんぷうばていきょく) 謝 蕪 邨(し . . . 本文を読む
彼は、はにかんだような話し方をする感じの人でした。ものすごく相手のことを考えているんだけど、そんなのは出さない。クールにしたいんだけど、クールにもなりきれなくて、 え、そんなこと、話してまうけど、ええんか。言うで、言うてまうで! 言うたろ!とか思いながら、ズケズケ言ったりする人でした。 また、すぐに反省して引っ込んでみたり、心の移り変わりが何となくわかるような、でも、ちっとも本心は見えないような . . . 本文を読む
ボクは今、砂漠の星に生きています。乾燥していて、空気中にはいろんな細菌が浮遊しています。細菌たちは、この乾燥と強風と人々の無関心によって、人間世界の中に拡大しようとしています。 誰も信じられないし、すべての人が敵になっています。自分以外はみんな細菌を持ち込むとんでもないエイリアンに見えてしまいます。誰ともまともに話したくないとみんなが思っています。おしゃべりは手元にある小さな画面の中でするものだ . . . 本文を読む
CDプレーヤーが壊れて、もう何か月も経過しています。近ごろ、私はずっとクラッシックおじさんだったのに、仕方がなくて十何年前のMDばかりを、とっかえひっかえ聴いているうちに、また昔のポップ坊やに戻ってきちゃいました! いや、ポップおじさんでしたね。 それで、いろんなMDの中で、最後に残ったのは、ロイ・オービソンさんでした。うちの子が生まれた時に、最後のアルバムを出して、次の年には亡くなってたポピュ . . . 本文を読む
昨年末、本州最南端の潮岬に行きました。高校の時の友人の旅を、実感したかったので、18キップで旅してみたのだと思います。高1の時、友人は潮岬を旅したことを文章に書いていました。わたしは彼の旅が「潮岬」だったということを頭の中から欠落させていました。 私たちが高校に入ったころ、それよりも少し前だったか、山本コータローさんの「岬めぐり」という曲がヒットしました。歌のモデルはどこなのか、わからなかったけ . . . 本文を読む
うちの奥さんは岩手の南の方の出身です。四国四県と同じくらいの広さのある岩手県ですから、南の方だと県全体のことはまるで知らなかったということでした。だから、というわけではないんだろうけど、彼女の高校の修学旅行は、岩手北部と青森(奥入瀬のあたりだけ)と秋田をめぐる旅だったそうです。 いくらなんでも、あまりにも近すぎると思うんだけど、たまたま彼女の学年だけ、そういう旅になったということでした。アンケー . . . 本文を読む
清少納言さんにとって、中国の斉の孟嘗君って、どんな存在だったでしょう? 物語の中に出てくる面白い人物というだけなのか、ただの教養として知ってただけなのか……。まあ、知っているだけでもたいしたもんですね。それをネタに使えるんだから、賢い人です。私なんかには絶対にできないことです。 「許さないわよ! もう会ってあげない!」 そう言われたら、昔の貴族さんであれば、「よし、そ . . . 本文を読む
今朝は四時半に起きました。ああ、情けない。もっとじっとしていたらいいのに、もうこらえ性がなくて起きてしまった。 そして、「鶏鳴狗盗」の続きの清少納言さんを書いて、それでごはん食べてお仕事に出かけて、夜に帰ったら、お湯が沸いてたから焼酎のお湯割りにして、お風呂入って休日の前の夜です。 寝る前に、奥さんの切り絵を貼り付けてしまおうと、無理やり貼り付けました。 たぶん、奥さんも自分のブログに貼り付けて . . . 本文を読む
以上のエピソードによりまして「鶏鳴狗盗」とは、ゴロツキ・役立たず・意味不明の才能などという意味で、あまりうまく使われていることばではないかもしれません。 でも、意外な才能というのか、その道のスペシャリスト、という意味の「鶏鳴狗盗」もありますので、要はことばを使う人のさじ加減なんだと思われます。ことばはそこにあります。それをどんなふうに選ぶかで、人を動かしたり、難しがらせたりします。 田文さんのと . . . 本文を読む
昨日、「ブラタモリ」を見ていて、ほんの少しだけピンと来たことがあったんですけど、それはハズレだったので、ただの思いつきだったのだとションボリしつつ書いてみます。 3週続けて川に取材した内容の番組でした。川は、天竜川と四万十川でした! 2週前の浜松の回は、ピアノが作られるようになったのは、浜松という地の利を生かしてだったという内容で、浜松という土地を作ったのは、実は天竜川だったというのを教えてもら . . . 本文を読む
さて、どうしたらこの包囲から逃れられるのだろう? 田文さんは考えます。彼が旅するということは、自宅に抱えていたスタッフも移動するということです。彼のブレインというのか、家来ではない、どちらかというと居候・お客さんという立場かな。お仕えするのではなくて、ただ彼がその人たちを見込んで自宅にいてもらった仲間みたいな人たちです。すごくたくさんいました。 さあ、そういう時に誰がどんなことをしてくれるんでし . . . 本文を読む
戦国時代、勉強不足でちゃんとまとめられていません。でも、あと百年もないと思っています。BC247年には始皇帝が即位するんですから、あと少しです。 そして、蕪村さんの句集も読んでますし、ゴッチヤになってたりします。そして、時々それらが一緒くたにやって来るので、自分でそれらを整理しながら、うまく収まりをつけるようにしています。まあ、自分なりにまとめたら、気持ちは落ち着くんです。 BC700年ころ、周 . . . 本文を読む
もう長らく故郷に落ち着いていません。そもそも、私の故郷はどこなのか、それさえわからなくなりました。 生まれたところのカゴシマは、当時の記憶は全くないし、何年かごとに父母に連れられて行ったところです。その度に故郷なんだろうとはすり込まれましたけど、父母を通しての故郷ではあるので、借り物の故郷ではありました。 今も、どういうわけか本籍地になっていて、何か戸籍××本が必要という . . . 本文を読む
最近の流れからしても、自然なことではありますが、とうとう蕪村さんにチャレンジしてみます。どこまで蕪村さんを知ることができるのか、まあ、私のすることですから、いい加減かもしれないけど、せいぜい頑張ります。 そのスタートとして、わりとおもしろい作品になりました。第一、これは大阪がテーマの作品ではないかもしれない。もう、そんなことよりも、とにかく故郷を希求しているのです。 かの東皋(とうこう)に登 . . . 本文を読む
高校時代に作ったクラス冊子の中の詩でした。どこかで見たことがありますね。そりゃ、私はみんなの作品を見せてもらってたし、あれこれ思ってたことでしょう。★ 初恋の日 初恋の日のおいらはカゼを引いていてハナミズたらり、池のほとりに彼女と二人でいるんだけど、やけに、怖気づいちゃってぶるぶるふるえてた。手はついに触れることなく寒さで凍えてた。そんなおいらに池の水は怒っちゃ . . . 本文を読む