おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2016年版)の314ページ「第 2-5-43 図 金融機関の業態別に見た店舗数等」をみましたが、今日は316ページ「第 2-5-44 図 企業が金融機関から収集している情報」をみます。
下図から企業から金融機関へ提供している情報を見ると、「財務・収支の状況」と回答した企業が最も多く、次いで「事業の将来見通し」となっていることが分かります。

この結果について白書は、「経営課題」の情報を提供している企業は、3割に満たず、明示的に経営課題を金融機関に提示している企業は少ない、とあります。
続いて、金融機関からの視点を見ると、「資金ニーズ」と回答した金融機関の割合が最も高く、次いで「財務・収支の状況」、「競合他行の動向」となっていることが分かります。

この結果について白書は、「資金ニーズ」や「競合他行の動向」は、企業の回答と乖離があるが、金融機関は企業との会話の中で自然と企業の資金ニーズを把握しており、企業にとっては情
報を提供していると意識していないためと考えられる。
また、金融機関の業態別に見ると、政府系金融機関は「財務・収支の状況」と回答した割合が100%に近くなっている。
また、「経営課題」を確認している金融機関は、都市銀行と政府系金融機関の割合が他の業態に比べて高くなっている、ことが分かります。
金融機関とどのような情報を共有することが求められるのか、この結果を見ると分かりますね!
昨日は中小企業白書(2016年版)の314ページ「第 2-5-43 図 金融機関の業態別に見た店舗数等」をみましたが、今日は316ページ「第 2-5-44 図 企業が金融機関から収集している情報」をみます。
下図から企業から金融機関へ提供している情報を見ると、「財務・収支の状況」と回答した企業が最も多く、次いで「事業の将来見通し」となっていることが分かります。
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この結果について白書は、「経営課題」の情報を提供している企業は、3割に満たず、明示的に経営課題を金融機関に提示している企業は少ない、とあります。
続いて、金融機関からの視点を見ると、「資金ニーズ」と回答した金融機関の割合が最も高く、次いで「財務・収支の状況」、「競合他行の動向」となっていることが分かります。
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この結果について白書は、「資金ニーズ」や「競合他行の動向」は、企業の回答と乖離があるが、金融機関は企業との会話の中で自然と企業の資金ニーズを把握しており、企業にとっては情
報を提供していると意識していないためと考えられる。
また、金融機関の業態別に見ると、政府系金融機関は「財務・収支の状況」と回答した割合が100%に近くなっている。
また、「経営課題」を確認している金融機関は、都市銀行と政府系金融機関の割合が他の業態に比べて高くなっている、ことが分かります。
金融機関とどのような情報を共有することが求められるのか、この結果を見ると分かりますね!