おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2017年版「中小企業白書」の165ページ「第2-1-47図 成長タイプ別に見た、在学中に受講した起業家教育の内容」をみましたが、今日は167ページ「第2-1-48図 起業時の経営資源の引継ぎについて」をみます。
下図から経営に必要なヒト、モノ、カネ、情報といった経営資源を起業時に家族や友人、前職の取引先や同僚、廃業企業から引き継いだかどうかについて成長タイプ別に見ると、はじめに従業員や顧客・販売先といった「ヒト」の要素については、家族・親族、友人・知人に比べて前職等関係者・廃業企業から多く引き継いでおり、さらに高成長型に比べて安定成長型、持続成長型の企業の方が引き継いでいる割合が高いことが分かります。

次に、機械・設備や工場・店舗・事務所といった「モノ」の要素に関しては、いずれの成長タイプの企業についても、「ヒト」の要素に比べて引き継いでいる割合は低いものの、持続成長型の企業を中心に、前職等関係者や廃業企業から引き継いでいる企業もいることが分かります。
最後に、技術やノウハウといった「情報」の要素に関しては、持続成長型の企業を中心に、前職等関係者や廃業企業から引き継いでおり、さらに、「引き継いでいない」と回答した割合につ
いては、いずれの成長タイプについても、「ヒト」・「モノ」の経営資源に比べて最も低くなっています。
白書は、以上より、起業した企業は、持続成長型の企業を中心として、主に事業に必要な技術やノウハウといった「情報」や、従業員や販売先といった「ヒト」の経営資源を引き継いで起業している傾向にあることが分かる、とあります。
「情報」を引き継ぐというと誤解を生むそうですが、実際には、ビジネスニーズなんでしょうね。会社は経営資源で構成されるので、この結果は納得ですね!
昨日は2017年版「中小企業白書」の165ページ「第2-1-47図 成長タイプ別に見た、在学中に受講した起業家教育の内容」をみましたが、今日は167ページ「第2-1-48図 起業時の経営資源の引継ぎについて」をみます。
下図から経営に必要なヒト、モノ、カネ、情報といった経営資源を起業時に家族や友人、前職の取引先や同僚、廃業企業から引き継いだかどうかについて成長タイプ別に見ると、はじめに従業員や顧客・販売先といった「ヒト」の要素については、家族・親族、友人・知人に比べて前職等関係者・廃業企業から多く引き継いでおり、さらに高成長型に比べて安定成長型、持続成長型の企業の方が引き継いでいる割合が高いことが分かります。

次に、機械・設備や工場・店舗・事務所といった「モノ」の要素に関しては、いずれの成長タイプの企業についても、「ヒト」の要素に比べて引き継いでいる割合は低いものの、持続成長型の企業を中心に、前職等関係者や廃業企業から引き継いでいる企業もいることが分かります。
最後に、技術やノウハウといった「情報」の要素に関しては、持続成長型の企業を中心に、前職等関係者や廃業企業から引き継いでおり、さらに、「引き継いでいない」と回答した割合につ
いては、いずれの成長タイプについても、「ヒト」・「モノ」の経営資源に比べて最も低くなっています。
白書は、以上より、起業した企業は、持続成長型の企業を中心として、主に事業に必要な技術やノウハウといった「情報」や、従業員や販売先といった「ヒト」の経営資源を引き継いで起業している傾向にあることが分かる、とあります。
「情報」を引き継ぐというと誤解を生むそうですが、実際には、ビジネスニーズなんでしょうね。会社は経営資源で構成されるので、この結果は納得ですね!