おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2017年版「中小企業白書」の175ページ「コラム2-1-6①図 成長タイプ別に見た、兼業・副業の形態での起業の割合」をみましたが、今日は177ページ「コラム2-1-6③図 兼業・副業の形態で起業した理由」をみます。
下図から、兼業・副業形態で起業した起業家が兼業・副業の形態で起業した理由について見てみると、「勤務収入が少ないから」が最も高く、次いで「いずれ勤務を辞めて独立したいから」、「空いている時間を活用できるから」の順になっていることが分かります。
白書は、兼業・副業の形態で起業したのは、本業の勤務収入を補填するためといった本業に重きを置いた理由を回答する割合が高いものの、一方で兼業・副業形態での起業を経験した後に、事業を本業にしようとしている割合も同様に高いことが見て分かる、とあります。
次に、起業前の就業先の就業規則における兼業・副業規定について見ると、「企業の非正規雇用者(派遣・下請従業者含む)」や「企業経営者」については、兼業・副業が認められていた割合が約半数であるのに対し、「企業の正規雇用者(会社等の役員含む)」については約 8 割が兼業・副業が認められていなかったと回答していることが分かります。
さらに、起業前の就業先が企業の正規雇用者であった人に対して、勤務先の従業員規模別に、就業規則における兼業・副業規定について見てみると、従業員規模が大きくなるにつれて、兼業・副業が認められていなかったと回答する割合が上がっていることが分かります。
私が独立を考えた20年前、バブル経済が崩壊し、日本の行く末が見定められない中、会社にぶら下がるのではなく、社外でも通じるスキルを持てということで「社外価値」という言葉で企業人は叱咤激励された記憶があります。
そうであっても、兼業・副業は認められていませんでしたが、今は「専業禁止」という会社もあるようなので、時代の流れを感じますね!
昨日は2017年版「中小企業白書」の175ページ「コラム2-1-6①図 成長タイプ別に見た、兼業・副業の形態での起業の割合」をみましたが、今日は177ページ「コラム2-1-6③図 兼業・副業の形態で起業した理由」をみます。
下図から、兼業・副業形態で起業した起業家が兼業・副業の形態で起業した理由について見てみると、「勤務収入が少ないから」が最も高く、次いで「いずれ勤務を辞めて独立したいから」、「空いている時間を活用できるから」の順になっていることが分かります。
白書は、兼業・副業の形態で起業したのは、本業の勤務収入を補填するためといった本業に重きを置いた理由を回答する割合が高いものの、一方で兼業・副業形態での起業を経験した後に、事業を本業にしようとしている割合も同様に高いことが見て分かる、とあります。
次に、起業前の就業先の就業規則における兼業・副業規定について見ると、「企業の非正規雇用者(派遣・下請従業者含む)」や「企業経営者」については、兼業・副業が認められていた割合が約半数であるのに対し、「企業の正規雇用者(会社等の役員含む)」については約 8 割が兼業・副業が認められていなかったと回答していることが分かります。
さらに、起業前の就業先が企業の正規雇用者であった人に対して、勤務先の従業員規模別に、就業規則における兼業・副業規定について見てみると、従業員規模が大きくなるにつれて、兼業・副業が認められていなかったと回答する割合が上がっていることが分かります。
私が独立を考えた20年前、バブル経済が崩壊し、日本の行く末が見定められない中、会社にぶら下がるのではなく、社外でも通じるスキルを持てということで「社外価値」という言葉で企業人は叱咤激励された記憶があります。
そうであっても、兼業・副業は認められていませんでしたが、今は「専業禁止」という会社もあるようなので、時代の流れを感じますね!