報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

本日も異状なし

2014-01-21 17:56:51 | 日記
 今日は3ヶ月ぶりの通院である。
 相も変わらず寛解が続いているのは大いに結構なことだが、症状が寛解したのは宗門を退転中というのは、物凄く皮肉なものである。
 私は実害無かったのだが、大宮駅東口に行くまでの間、バスが工事渋滞に巻き込まれていたらしく、15分以上の遅延だったのには辟易であった。
 工事個所は旧中山道ではなく、大宮駅西口を出て中並木バス停に向かうまでの間と思われる。
 大宮駅東口からのバスは、大して渋滞に巻き込まれることも無かった。
 今日は競輪場行きのシャトルバスも運行されていて、そちらも盛況だったもよう。ポテンヒットさんが利用するかは【お察しください】。

 私は病院ではいつも採血をしているが、今では鼻歌混じりで受けられるくらい慣れた。
 何しろ、こちとら、もっとぶっとい針を両腕に何度も刺したことがあるくらいだ。たかだか、採血の注射針など……。
 潰瘍性大腸炎で悩み、顕正会の仏法で寛解させた体験発表があった。さしもの山門入り口さんもブログで取り上げず、私も見た感じ、さほど添削や作文の感じはしなかった。
 恐らく中途半端な難病なので、上長も添削しにくかったのではないか。
 この顕正会員に関しては同じ病気を持つ者として、その気持ちは痛いほどに分かるから、私はこの顕正会員を折伏する権利は無いと思っている。もっとも、魔の通力で私より先に再燃したり、以前より症状が悪化したり、最悪ガンになったりした場合は私の出番か?
 ……いや、ガンまで行った場合、逆に何もしない方が親切かな???

 話は変わるが、羽田空港に初音ミクのショップがオープンしたらしい。食指が動いたのは事実。アイドルマスターを見た後は、ボカロだな。
 東方Projectも商業化したら、マスコミに取り上げられるほどの大人気だろうに、本当に神主様は無欲だ。プロ並みの実力を持ちながら、あえてノンプロで行くのと同じであろう。
 私は音楽から入る癖があり、今ハマっているボカロ、東方、アイマスも全て音楽から入ったのだが、いや、本当にネ申曲ばかりだよ。うん。

 もう少し神主様も、ご自身の作曲能力に自信を持って頂けると良いのだが。

 “アイドルマスター”劇場版、公開まであと4日。楽しみが多いと、仕事も頑張れる。

 
コメント (2)
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公開、そろそろ終わり。

2014-01-21 15:34:26 | 日記
[2月1日17:30.廃倉庫 敷島孝夫]

 リンとレンが引き起こした展開にバージョン5.0はフリーズしてしまった。
「今だ!」
 敷島は2機のロボットを振りほどくと、リンとレンの後を追おうとした。
「うっ!?」
 しかし、倒れているエミリーに右足を掴まれた。
「敷島……逃がさ……ナ……!」
 エミリーの目は赤いままだ。
「エミリー、放せ!」
 敷島が振りほどこうとするが、エミリーは敷島を押し倒し、馬乗りになって首を絞めてきた。
「くっ……!」
 敷島はコートのポケットから、あるものを取り出した。それはスタンガン。
 エミリーの頭に押し付けた。
「てか、俺んとこにもビリビリきやがる!くぅーっ!」
 エミリーは目を回して、仰向けに倒れた。うつ伏せに倒れてきたら、敷島が潰れるところだった(エミリーの自重は200キロ)。
「悪いな、エミリー!後で財団に直してもらうから!」
 敷島はまだ体がビリビリ痺れるのを堪えながら、リンとレンの後を追った。
(正座した後の足のしびれが全身に来ているみたいだな……)

[同日17:45.廃倉庫冷凍室 鏡音リン・レン&敷島孝夫]

「ふぅーっ。これでミッション終了」
「一件落着だね」
 2人のボーカロイド姉弟は、ある場所の前にいた。
「お前達!」
「あっ、兄ちゃん。やっと来た」
「プロデューサー、言われた通りにしましたよ」
「言われた通りって、誰が誰をどうしたんだ?」
「だって兄ちゃん、アリス博士の頭を冷やせって言ったからぁ……」
「都合よく冷却シートも氷も無いので、取り急ぎ、ここに入れておきました」
 レンがにこやかに目の前の扉を指さす。それは、
「冷凍室!?」
 この廃倉庫、往時は冷凍品も扱っていたらしく、業務用の巨大冷凍庫があった。
 アリスが電源を復旧させていたこともあって、それも再稼働しているようだ。モーターの元気な音が聞こえている。
「バカか、お前ら!生身の人間を冷凍庫に入れるなんて、何考えてるんだ!」
「大丈夫だよ、兄ちゃん」
「何が!?」
 リンはあっけらかんとして言った。そして、今度は得意げになって続ける。
「リン達、ちゃんと考えて、そんなに温度を低くしないようにしたから」
「ええっ?」
「外の気温と同じぐらいにしておきました」
「つったって、今夜のこの辺の気温ってマイナス行ってるぞ?」
「だいたいマイナス5度だね」
「頭を冷やすのにちょうどいい温度かと思って」
「却って風邪引いて発熱するわ!……ん!?」
 その時、敷島はあることに気がついた。
 それはアリスを閉じ込めているという冷凍室の温度設定だった。
「マイナス50度!?」
「ちーがーうよっ、マイナス『5.0』だYo、兄ちゃん」
「皮肉にも、プロデューサーを捕まえていたバージョンのシリーズナンバーと同じ数字になりましたね」
「……俺の視力が悪化したのか?小数点が見えんぞ?」
 敷島は何度も眼鏡を掛け直したり、レンズの汚れを拭いたりした。
「俺も35になって、老化がって……いや、違うだろ!どう見ても!殺す気か!!」
「えー、だって、リン達、マイナス80度でも大丈夫だYo?」
「それはロボットの話!人間はムリ!早く開けろ!」
「でも、きっとまたプロデューサーの命を狙ってきますよ?」
「そうだよ!さっきも兄ちゃん殺そうとしてたじゃん!」
「それとこれとは話が別!早くしろ!!」

 冷凍庫の中はマイナス50度になっていた。その中に短時間とはいえ閉じ込められたアリスは……。
「大丈夫か、しっかりしろ!」
 敷島が駆け寄ると、アリスはキッと敷島を睨みつけた。何と、意識がある!
 敷島はコートを脱ぐと、アリスに掛けてやった。
「敷島・さん……」
 そこへエミリーがやってくる。目の色は赤から、元の緑に戻っていた。どうやら、アリスの遠隔操作が解除されたらしい。
「エミリーの廃熱でアリスを温めろ!それと、救助隊の出動を要請しろ!」
「イエス!」
 エミリーは頷いた後で、
「お前達。どうやって・ここに来た?」
 と、リン・レンに言った。
「あはは……」
「十条博士、お願いします」
「なにっ!?」
 すると、窓ガラスを突き破って、キールが飛び込んできた。
「窓から失礼します」
「キール、ドアを開けんかい!」
「……失礼しました」
「漫才やりに来たんかい、あんた達わ!?」
「漫才とは心外な。キミ達の救助じゃよ。取り急ぎ、アリスを病院へ運ぼう。敷島君は……頑丈じゃから、診察先へは……徒歩で良いの」
(ったく、どいつもこいつも!)
 敷島は周囲に文句を言いたくなったが、
「どいつもこいつもバカばっかり……」
 アリスがうわ言を呟いた。
「出口は向こうじゃ。エミリー、お前の修理は……」
 エミリーの右手接合部が外れた。
「……急いでやろう。キール、代わりにアリスを運べ」
「かしこまりました」
「奥にバージョン5.0がいますよ」
 敷島が言ったが、
「さっき、真っ先に避難していったから大丈夫じゃろう」
「あ、何だ、そうか……って、ええっ!?作り主を置いて!?」
「ほっほ、『どいつもこいつもバカばっかり』じゃの」

[同日18:15.廃倉庫の外、公道出入口]

 倉庫の外には警察や消防、財団関係者などが集まり、物々しい雰囲気になっていた。
「人命優先じゃ。早く、アリスを救急車に」
「はい」
「大丈夫ですか、エミリー」
 そこには平賀もいて、七海もいた。メイドの“先輩”に駆け寄る“後輩”の七海。
 エミリーは外れた右手をリンに持ってもらうという創痍ぶりであった。
「平賀君、エミリーはアリスの遠隔が解除されたので、その辺は安心じゃ。早く修理を」
「分かりました」
「十条理事、少しは俺の心配もしてくださいよ……」
 何故か見た目には全くケガの無い敷島だった。
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だいぶ都バス……じゃなかった。飛ばす。

2014-01-21 00:31:49 | 日記
 途中まではダイジェストでヨロ。

「エミリーの目が赤に!?」
「敷島さん、死んで・ください」
「なにっ!?」
 操られたエミリー。

「死にさらせ!」
 郊外の廃倉庫で、決戦。
 憎悪の目でレーザーガンを放つ、美しき科学者。

「うっ!?」
 ついにバージョン5.0に捕えられてしまった敷島。
「アンタ達、押さえてなさい。グランパの仇は、この手で……」
 そう言って、コートの中からコルトポケット(掌サイズの小型拳銃)を取り出し、敷島に向ける。
 敷島、絶体絶命のピンチ!!

[2月1日17:00.宮城県内某所の廃倉庫 敷島孝夫&アリス・フォレスト]

 赤い躯体と緑の躯体であるバージョン5.0、2機に両脇を抱えられている敷島。
 その10メートル先には、小さな、それでいて殺傷力はあるコルトポケットを持った女科学者の姿があった。
 掌サイズのその拳銃は大きさから軽量であり、女性でも扱いやすいことから、アメリカでは護身用によく使われているとのことだが……。
「おじい様の仇!」
「ま、待ってくれ!キミは何か誤解してるぞ!オレはウィリーを殺してない!殺したのはシンディだ!」
「うるさい!言い訳は見苦しいわよ!地獄でおじい様に詫びなさい!」
 アリスは拳銃の引き金を引こうとした。
「お待ち・ください。ドクター・フォレスト」
「エミリー」
 そこへエミリーが現れた。しかし、まだ瞳は赤いままだ(通常は緑)。だから敷島は、直感的に自分を助けに来たわけではないと思った。
「ドクターは・手を汚しては・いけません。この私に・お任せ下さい」
 エミリーは無表情で、右手を差し出した。
「余計な口出しは無用よ。この男はアタシがこの手で……!」
「だから犯人、俺じゃないって!財団本部になら、証拠があるから、それを見てくれって!」
 実は敷島、ウィリーと最後に会った時の模様をケータイに録画していた。
 だからシンディが暴走する瞬間、その後でウィリーを惨殺するシーンも収められている。
 それが為、敷島は警察からの疑いを晴らすことができたわけである。
 そしてその時の映像は歴史的な資料として、財団本部に保管されており、今のスマホには保管されていなかった。
「いいから!こいつはアタシがヤるわ!アンタはそこで見てて!」
「…………」
「あー、もうっ!誰かアリスの頭を冷やしてやってくれ!」
 敷島が絶望的に叫ぶと、エミリーは部屋の入口に目をやった。
「あ、ここだ!ここ!」
「兄ちゃん、まだ生きてるぅ!?」
「お、お前達……!?」
 つい昨日まで、海外レコーディングに行ってたはずの鏡音リンと鏡音レンだった。
「兄ちゃん、今助けるから!」
 と、リン。
「ばっ、バカ!何言ってんだ!早く逃げろ!」
 エミリーは右手をボーカロイド姉弟に向けた。
「警告する。今から・10秒以内に・退去せよ。従わない場合は……」
「その前にエミリー、これあげるぅ!」
 リンはポケットから、ある物をエミリーに投げつけた。長さ20センチくらいの、筒状のものだ。
「!」
 エミリーは思わず、それを掴み取った。直後、その筒から激しい火花が出て、エミリーの全身に電流が走ったのが見えた。
 エミリーはその場に悶絶して倒れた。
「やった!さすが平賀博士の新発明!」
「す、スタンガンか!?いや、それにしちゃ……。(前にもらったものと、だいぶ仕様が違うような……?)]
 敷島は目を丸くした。
「んじゃ、お次は……」
 リンとレンは素早くアリスに近づく。
「来るなっ!」
 アリスは数発発砲したが、すばしっこい2人には当たらない。そして、
「は、放しなさい!ロボットの分際で!無礼者!!」
 敷島同様、アリスの両腕を掴んだ。
 バージョン2機が狼狽するのが分かった。
「んっふっふっふー。んじゃそこのバージョンさん、取り引きと行こうかー」
「プロデューサーを解放したら、この博士を解放するよ」
「お、お前達なぁ……」
 敷島は呆れた。赤い躯体の方が、マシンガンの銃先を敷島に突き付けた。
「互いに人質持ってたら、膠着するだけだろうが」
「あ……」
「アンタ達のビット数を倍にしてあげたいわ」
 アリスも呆れた。
「いや、今更ビット数は無駄な抵抗だと思う」
「シャラップ!ボーカロイドに7進法コンピュータを搭載してる方がおかしいのよ!」
「ボーカロイドは特別だ!それに、ただ単に7進法にしてるわけじゃないぞ!知りたけりゃ、財団に来い!」
「あのー、兄ちゃんも頭冷やした方が……」
「じゃあプロデューサー、先にこの博士の頭を冷やしてきますので、適当に後から来て下さい!」
「ちょ、ちょっと……!」
「お、おい!どこに連れて行く気だ!?」
 しかし、リン・レンは答えず、軽々とアリスを担いで、部屋の外に出て行った。
 後には茫然としてフリーズしているバージョン5.0と、悶絶してダウンしているエミリーが残っていた。
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