[4月11日19時00分 天候:曇 東京都墨田区菊川2丁目 愛原家3階]
いつもより1時間遅い夕食が始まる頃、1時間ほど降り続いた雷雨が止み始めた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/c6/c6dd7ac4da6d04db6164c0f2c9561079.jpg)
リサ「あー、お腹空いた」
後から3階に下りて来たリサは、ブルマ姿になっていた。
私の気を引く為らしい。
そういえば中等部代替修学旅行の時も、『魔王軍』の部屋だけその恰好をしていた。
リサ「あっ、先生。エレンからLINEが来たよ。今度は大丈夫みたい」
愛原「どれどれ……」
私がリサからスマホを受け取ると……。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/cc/467e16932c21c7d74da24d73cda95107.jpg)
(イラスト拝借。https://x.com/777_shintaより、『しんた』様)
愛原「何で体育の時の写真しか無いんだ?」
リサ「何でだろうね?自分はブルマが恥ずかしいとか言ってた癖に、わたしや他の女子のブルマを見るのは喜んでたんだよ」
高橋「さすがは変態レズビアンガキだ」
パール「まあ、LGBTのBな私らもヒトのことは言えないけどね」
愛原「えーと……、写真左のショートカットのコが斉藤早苗さんだね?」
リサ「そうだね」
愛原「髪型はリサに似てるな。それで絵恋さん、少し気にしてるのかな?」
リサ「どうだろうね」
愛原「しかも、斉藤早苗さんの体操服、色が違うな……」
リサ「沖縄中央学園では、そっちがむしろ本当の色だよ。あそこ、スクールカラーが『青』だから」
愛原「なるほど、沖縄らしい」
ブレザーもネイビーブルーであるという。
愛原「で、『魔王軍沖縄支部』は空気を読まずに東京中央学園のスクールカラーである緑を持ち込んだと?」
リサ「まあ、そういうことだね」
愛原「『魔王軍沖縄支部』はともかく、どうしてそうじゃない斉藤早苗は当時のブルマを穿いてるんだ?沖縄中央学園も、表向きブルマは廃止になってるだろう?」
リサ「『魔王軍』に興味があるからってことで、同じ格好をしようとしたみたいだね。で、今は緑色のブルマと体操服を買って、それを着てるんだって」
愛原「学校的にはOKなのか?」
リサ「沖縄中央学園はブルマ廃止と同時に、規定の体操服自体も廃止したんだって。だから、体育の時は皆して好きなジャージを着るらしいよ。でもそれだと問題があったみたいで、一応、学園の標準的な体操服は売ってるみたい。それでもさすがにもう、ブルマは無いと思うけど。ブルマ着用が禁止されたわけじゃないから、別に穿いててもいいみたい」
愛原「なるほどな」
因みに言っておくと、東京中央学園と沖縄中央学園は姉妹校の提携は結んでいるが、同じ学校法人というわけではない。
他にも仙台中央学園の『青緑』、東海中央学園の『オレンジ』もある。
リサ「青もいいよね。『沖縄中央学園は青でいいんじゃない?』って言っとこうかな」
愛原「また買い直すの大変だろうが」
リサ「うん。青いブルマはまだ持ってないな。もし沖縄中央学園で売ってるんなら、お土産に買って行ってみよう」
愛原「沖縄旅行のお土産w ってか、沖縄中央学園の中、入れるのか?」
リサ「姉妹校交流イベントがあるのが、他の学校の修学旅行とは違う点」
愛原「そうなんだ」
リサ「北海道に行く年は、北海道中央学園に行くんだよ」
愛原「北海道中央学園もあるのか」
リサ「姉妹校でね。でもあそこ、ブルマが無い」
愛原「そりゃこの御時世、廃止が当たり前なんだし、向こうには『魔王軍』も無いんだから、復活なんかせんだろう」
リサ「そうじゃなくて、元々ブルマが無いんだって」
愛原「元々?それって、昔からってこと?」
リサ「そう。最初から。ジャージしか無いんだってさ」
愛原「なるほど。北海道は寒いから、ブルマじゃ寒いのか」
短い夏の間だけとか、或いはスカートの下に穿く用としての需要くらいは有りそうなものだが……。
リサ「そういうことか。わたしは暑いんだけどね」
愛原「そりゃBOWは体温高いからな。分かった。じゃあ、この顔写真を善場係長に送っておこう。このコに関して、何か詳しいことは分からんのかね?どこに住んでるのかとか、東京にいたことあるのかとか……」
リサ「違うクラスのコだから、あんまりそこまで分からないみたいだよ。まあ、私から詳しく聞いておくように、後でLINE送っとくよ」
愛原「宜しく頼む」
差し当たりまずは、この画像を私のスマホに送ってもらうことにした。
リサ「この画像で変なことしちゃダメだよ?w」
愛原「あ、あくまでも報告用の画像だ!」
リサ「ブルマ穿いた女子高生なら、ここにいるからね?」
愛原「分かった分かった!」
高橋「先生、早く食べないとホッケが冷めちゃいますよ?」
愛原「おっと、そうだった!」
[同日20時00分 天候:晴 同地区内 愛原家4階・愛原の部屋]
食事が終わると私は部屋に戻り、そこのノートPCで善場係長にメールを送っていた。
リサから転送してもらった画像を添付し、斉藤早苗の顔写真を送る為だ。
今はもう夜だが、恐らく明日、出勤してきた善場係長がメールを開いて確認してくれるだろう。
リサ「おー、もうすっかりいい天気」
リサは私の部屋にいた。
窓を開けて、夜空を眺めている。
いつもはカラッとした空気だが、今夜はゲリラ豪雨があったせいか、少しジメッとしている。
しかし、空は嘘みたいに雲が殆ど無くなり、月が出ていた。
ジメッとはしているが、やはりまだ4月も中旬に入ったばかりだからだろう。
少しヒンヤリしていた。
リサにとっては、涼しい風なのだろう。
愛原「満月をあまり眺めるなよ?オマエは暗示に掛かりやすいんだから、満月を見て暴走する恐れがある」
リサ「大丈夫。今は三日月だよ」
愛原「よし、こんな所でいいか。送信っと」
リサ「ねぇ、後でそのパソコン貸して?」
愛原「何でだよ?オマエ、自分用のが部屋にあるだろ?」
リサ「ううん。先生の『秘蔵エロ動画』観たい」
愛原「ダメだ、こら!!」
リサ「ケチー。エレンと斉藤早苗のエロ画像は保存したくせに」
愛原「あのなぁ。元々ブルマは正式な女子の体操服であって、別にエロアイテムでも何でも無かったんだぞ?」
リサ「知ってるよ。……ん?」
その時、リサは私のPCの画面に映る2人の少女の画像を見た。
リサ「この斉藤早苗って……もしかして……」
愛原「知ってるのか?」
リサ「ねぇ。このコだけ、もう少し拡大できる?」
愛原「ああ。やってみよう」
リサ「お願い」
私が画像を拡大している間、リサは自分の部屋に戻って行き、そしてすぐに戻って来た。
手には、白い仮面を持っている。
宗教法人天長会の『巫女』が着ける白い仮面だ。
目の部分に2つの横長の切れ目があるだけで、あとは白い面だけとなっている。
リサが持ってきたのは、小さい方の仮面だった。
リサは小学生の頃からその仮面を着けさせられている。
あれから割と体が成長したリサには、今はその仮面はサイズが合わない。
そこで天長会が、今のリサのサイズに合う仮面を用意してくれた。
前の仮面は日本アンブレラに関する証拠品として、今もリサが預かっている。
その仮面を拡大した斉藤早苗の顔に当ててみた。
リサ「やっぱり!“トイレの花子さん”そっくり!」
愛原「なにぃっ!?すると、やっぱりこのコは……!?」
リサ「白井が乗っ取っているかもしれないって言う、斉藤早苗で間違いないかも……!」
愛原「でかした、リサ!これも併せて係長に報告だ!」
リサ「エヘヘ……役に立った?」
愛原「立った立った」
リサ「じゃあ、キスして?」
リサは自分の唇を指さした。
愛原「とりゃっ!」
私は急いでリサの唇にキスしてやった。
リサ「きゃあー!し、し、しあわせぇぇぇぇぇぇっ!!」
リサは鬼形態に戻ると、私のベッドに背面ダイブし、バタバタと悶絶したのだった。
いつもより1時間遅い夕食が始まる頃、1時間ほど降り続いた雷雨が止み始めた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/c6/c6dd7ac4da6d04db6164c0f2c9561079.jpg)
リサ「あー、お腹空いた」
後から3階に下りて来たリサは、ブルマ姿になっていた。
私の気を引く為らしい。
そういえば中等部代替修学旅行の時も、『魔王軍』の部屋だけその恰好をしていた。
リサ「あっ、先生。エレンからLINEが来たよ。今度は大丈夫みたい」
愛原「どれどれ……」
私がリサからスマホを受け取ると……。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/cc/467e16932c21c7d74da24d73cda95107.jpg)
(イラスト拝借。https://x.com/777_shintaより、『しんた』様)
愛原「何で体育の時の写真しか無いんだ?」
リサ「何でだろうね?自分はブルマが恥ずかしいとか言ってた癖に、わたしや他の女子のブルマを見るのは喜んでたんだよ」
高橋「さすがは変態レズビアンガキだ」
パール「まあ、LGBTのBな私らもヒトのことは言えないけどね」
愛原「えーと……、写真左のショートカットのコが斉藤早苗さんだね?」
リサ「そうだね」
愛原「髪型はリサに似てるな。それで絵恋さん、少し気にしてるのかな?」
リサ「どうだろうね」
愛原「しかも、斉藤早苗さんの体操服、色が違うな……」
リサ「沖縄中央学園では、そっちがむしろ本当の色だよ。あそこ、スクールカラーが『青』だから」
愛原「なるほど、沖縄らしい」
ブレザーもネイビーブルーであるという。
愛原「で、『魔王軍沖縄支部』は空気を読まずに東京中央学園のスクールカラーである緑を持ち込んだと?」
リサ「まあ、そういうことだね」
愛原「『魔王軍沖縄支部』はともかく、どうしてそうじゃない斉藤早苗は当時のブルマを穿いてるんだ?沖縄中央学園も、表向きブルマは廃止になってるだろう?」
リサ「『魔王軍』に興味があるからってことで、同じ格好をしようとしたみたいだね。で、今は緑色のブルマと体操服を買って、それを着てるんだって」
愛原「学校的にはOKなのか?」
リサ「沖縄中央学園はブルマ廃止と同時に、規定の体操服自体も廃止したんだって。だから、体育の時は皆して好きなジャージを着るらしいよ。でもそれだと問題があったみたいで、一応、学園の標準的な体操服は売ってるみたい。それでもさすがにもう、ブルマは無いと思うけど。ブルマ着用が禁止されたわけじゃないから、別に穿いててもいいみたい」
愛原「なるほどな」
因みに言っておくと、東京中央学園と沖縄中央学園は姉妹校の提携は結んでいるが、同じ学校法人というわけではない。
他にも仙台中央学園の『青緑』、東海中央学園の『オレンジ』もある。
リサ「青もいいよね。『沖縄中央学園は青でいいんじゃない?』って言っとこうかな」
愛原「また買い直すの大変だろうが」
リサ「うん。青いブルマはまだ持ってないな。もし沖縄中央学園で売ってるんなら、お土産に買って行ってみよう」
愛原「沖縄旅行のお土産w ってか、沖縄中央学園の中、入れるのか?」
リサ「姉妹校交流イベントがあるのが、他の学校の修学旅行とは違う点」
愛原「そうなんだ」
リサ「北海道に行く年は、北海道中央学園に行くんだよ」
愛原「北海道中央学園もあるのか」
リサ「姉妹校でね。でもあそこ、ブルマが無い」
愛原「そりゃこの御時世、廃止が当たり前なんだし、向こうには『魔王軍』も無いんだから、復活なんかせんだろう」
リサ「そうじゃなくて、元々ブルマが無いんだって」
愛原「元々?それって、昔からってこと?」
リサ「そう。最初から。ジャージしか無いんだってさ」
愛原「なるほど。北海道は寒いから、ブルマじゃ寒いのか」
短い夏の間だけとか、或いはスカートの下に穿く用としての需要くらいは有りそうなものだが……。
リサ「そういうことか。わたしは暑いんだけどね」
愛原「そりゃBOWは体温高いからな。分かった。じゃあ、この顔写真を善場係長に送っておこう。このコに関して、何か詳しいことは分からんのかね?どこに住んでるのかとか、東京にいたことあるのかとか……」
リサ「違うクラスのコだから、あんまりそこまで分からないみたいだよ。まあ、私から詳しく聞いておくように、後でLINE送っとくよ」
愛原「宜しく頼む」
差し当たりまずは、この画像を私のスマホに送ってもらうことにした。
リサ「この画像で変なことしちゃダメだよ?w」
愛原「あ、あくまでも報告用の画像だ!」
リサ「ブルマ穿いた女子高生なら、ここにいるからね?」
愛原「分かった分かった!」
高橋「先生、早く食べないとホッケが冷めちゃいますよ?」
愛原「おっと、そうだった!」
[同日20時00分 天候:晴 同地区内 愛原家4階・愛原の部屋]
食事が終わると私は部屋に戻り、そこのノートPCで善場係長にメールを送っていた。
リサから転送してもらった画像を添付し、斉藤早苗の顔写真を送る為だ。
今はもう夜だが、恐らく明日、出勤してきた善場係長がメールを開いて確認してくれるだろう。
リサ「おー、もうすっかりいい天気」
リサは私の部屋にいた。
窓を開けて、夜空を眺めている。
いつもはカラッとした空気だが、今夜はゲリラ豪雨があったせいか、少しジメッとしている。
しかし、空は嘘みたいに雲が殆ど無くなり、月が出ていた。
ジメッとはしているが、やはりまだ4月も中旬に入ったばかりだからだろう。
少しヒンヤリしていた。
リサにとっては、涼しい風なのだろう。
愛原「満月をあまり眺めるなよ?オマエは暗示に掛かりやすいんだから、満月を見て暴走する恐れがある」
リサ「大丈夫。今は三日月だよ」
愛原「よし、こんな所でいいか。送信っと」
リサ「ねぇ、後でそのパソコン貸して?」
愛原「何でだよ?オマエ、自分用のが部屋にあるだろ?」
リサ「ううん。先生の『秘蔵エロ動画』観たい」
愛原「ダメだ、こら!!」
リサ「ケチー。エレンと斉藤早苗のエロ画像は保存したくせに」
愛原「あのなぁ。元々ブルマは正式な女子の体操服であって、別にエロアイテムでも何でも無かったんだぞ?」
リサ「知ってるよ。……ん?」
その時、リサは私のPCの画面に映る2人の少女の画像を見た。
リサ「この斉藤早苗って……もしかして……」
愛原「知ってるのか?」
リサ「ねぇ。このコだけ、もう少し拡大できる?」
愛原「ああ。やってみよう」
リサ「お願い」
私が画像を拡大している間、リサは自分の部屋に戻って行き、そしてすぐに戻って来た。
手には、白い仮面を持っている。
宗教法人天長会の『巫女』が着ける白い仮面だ。
目の部分に2つの横長の切れ目があるだけで、あとは白い面だけとなっている。
リサが持ってきたのは、小さい方の仮面だった。
リサは小学生の頃からその仮面を着けさせられている。
あれから割と体が成長したリサには、今はその仮面はサイズが合わない。
そこで天長会が、今のリサのサイズに合う仮面を用意してくれた。
前の仮面は日本アンブレラに関する証拠品として、今もリサが預かっている。
その仮面を拡大した斉藤早苗の顔に当ててみた。
リサ「やっぱり!“トイレの花子さん”そっくり!」
愛原「なにぃっ!?すると、やっぱりこのコは……!?」
リサ「白井が乗っ取っているかもしれないって言う、斉藤早苗で間違いないかも……!」
愛原「でかした、リサ!これも併せて係長に報告だ!」
リサ「エヘヘ……役に立った?」
愛原「立った立った」
リサ「じゃあ、キスして?」
リサは自分の唇を指さした。
愛原「とりゃっ!」
私は急いでリサの唇にキスしてやった。
リサ「きゃあー!し、し、しあわせぇぇぇぇぇぇっ!!」
リサは鬼形態に戻ると、私のベッドに背面ダイブし、バタバタと悶絶したのだった。