とまぴーSTYLE

よく食べ、よく笑い、よく遊び♪
元気が一番!
今日も豊かな一日になりますように・・・

青い鳥

2008-06-19 22:17:05 | 
重松 清(著)

  「ひとりぼっちが二人いれば、
   それはもう、
   ひとりぼっちじゃないんじゃないか」

村内先生は上手くしゃべれない。
だから、本当に大切なことしか話さない。

涙無しでは読めません 
いつも泣いてばかりの私ですが、
私が取り立てて泣き虫なんだ、と言うわけでもないと思います。

最後の話を除いては、主人公は皆、中学生。
多感な時期に、傷ついた心を抱え、言葉にならぬ思いを抱き、それでも懸命に生きようとしている。

「そばにいるだけでいいんだよ」

大人になった今でも、
誰かそばにいて欲しいと願わずにはいられないのが人間です。

大人も子どもも、
中学生も高校生も、
教師もお父さん、お母さんも、
全ての人に読んでもらいたい一冊だと思います 

コメント (2)
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二つの月の記憶

2008-06-19 22:13:54 | 
岸田今日子(著)

7つの短い小説集。

どれもこれも、不思議な魔力があって。
その魔力はユーモアであったり、エロスであったり。
どこまでが本当で、どこからが嘘かだなんてまるで関係ない。

一番好きだったのは、
「P夫人の冒険」 
これは、これだけは読んで欲しいです。
とても妖艶で艶かしい~ 
私の「ツボ」ですね 

「ムーミン」のあの声で、これらを朗読してくださいな。
そう天国の彼女に語り掛けたいほどです 
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かもめの日

2008-06-19 22:12:29 | 
黒川 創(著)

彼の作品(彼・・・きっと男性よね)は初めてです。 
新聞掲載のこの書評に魅かれて手に取りました。
もちろん、図書館です(笑)

広い世界から、こんなちっぽけな私たちの行動を眺める 
そんな描き方はとても好きです。
上手く言えないけど、そういった感覚、幼い頃から感じていました。
私の目でしか見えないこと以外のことを、同時に見たいと。

この書評、小泉今日子さんが書いてらっしゃるんです 
書評というより、あらすじ解説といった感じですが。 
種々雑多なコラムニストの中で「女優」という肩書きは目を引きます。 
それだけで身近に感じられますし、
広告塔という意味も含め、万人受けするのかしら。
誰もが楽しめる読書として 
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