村山由佳(著)
1996年、ネットでメールのやり取りができ始めた頃のお話。
トム・ハンクスの「ユー・ガッタ・メール」をふっと思い出す。
この男の子の書くメールがこれまたいいのよ
こんなメールをもらったら、どんな女の子もイチコロなんじゃないかしら
でも、村山氏の話の中の男の子って、
どうしていつもこんなに優しくて情けないんだろう。
読んでて「サイテー」と思いつつも、
なぜか作者自身は彼を投げ出していない。
どこかで救援物資を差し出しながら、救おうとしている。
作者のお得意の手法で、
上手くいっているカップルに、年上の超キレイな女性が現れ、云々・・・
じりじりもするけど、
結局、どうなのって(笑)
やはり個人的には「星々の舟」が一番好きだし、
「夜明けまで1マイル」も良かったな~