湊 かなえ(著)
―― 「人が死ぬ瞬間を見たい」
「告白」を読んだら次はこれでしょう(笑)
結構ミーハーなのはご存知ですよね?
知らず知らずの内に、全ての登場人物が顔見知りだったりするわけなんですが。
これは近々ドラマ化されるか、映画化されるんじゃないかと思うくらい画像が鮮明に心に浮かぶ小説です。
途中から文体が変わり、(きっとこの変化に気付くと思う)
ユーモアな表現が増えてきて、
深刻な場面なのに、「この小説ってこんなにユニークだっけ?」と、
フフッと笑ってしまうことが何度か(笑)
作家としてそれでよいのかと言われればそれまでなんだけど、
ま、途中で作者の気が変わったのでしょう(笑)
サスペンスではなく、多感な世代の女の子を描いた作品です。