とまぴーSTYLE

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今日も豊かな一日になりますように・・・

夜明けの街で

2009-05-27 14:30:33 | 

東野圭吾(著)

    不倫は不倫のままで終わるべきなのだ。
    だからこれからも俺は渡部にアドバイスし続ける。
    はやまるなよ、と。

私の求める優れた作家像の要素の一つに、
いろんなジャンルを書きこなすことができる、
というのがあります。

時代モノを書く作家さんが現代モノを書いたり、
愚直なまでの家族の暮らしを描く作家さんが、
どうしたことか、濃厚な官能小説を発表したり。

おお!
おぬしもなかなかのモノよのぉ~ 
と感嘆のため息 

推理作家だから、こうあるべきだ、こうあって欲しい。
次は更なる期待を!
だなんて、読者の勝手極まりない要求、要望(笑)

ミステリーとは少し違ったところにあると思って。

良かったですよ、この小説。
不倫の時の男女の対応の仕方がやけに細かく書かれているので、
何かの不慮の事態発生の時にはきっと参考になるかと思います(笑)

でもでも、
男って・・・
馬鹿だな~と思ってみたり、 
それでもどこか、可愛いんだな~と笑ってみたり。
こう思わせるのが東野氏の上手さだとつくづく感じました。

しかしながら男の立場からみた恋愛って、女性の立場からすると腹の立つことばかり(笑) 
同じコンセプトで、
例えば瀬戸内寂聴さんが書くとなると、どんな小説になるのだろうか、って考えるのも楽しい 
コメント (4)
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