村山由佳(著)
「ほかの男とした?
俺のかたちじゃなくなっている」
第4回中央公論文芸賞受賞しましたね。
それはさておいて・・・
いろいろ思った。
作家さんって、作品を作るとき、どれだけ実体験に基づくのだろうか、と。
精神ももちろん、体感や感覚って、実体験が伴わないとなかなか文字にできそうにないけど、どうなんだろ?
それさえも空想や妄想で描けるとしたら、
やはりSF作家や時代劇作家、戦争を経験したことのない若手いくさ物作家と同様、
ファンタジーな世界で生きる人々なのかしら。
若い人は読みにくいかもしれませんし、
大人でも主人公の行動に眉をひそめる人もいるでしょう。
渡辺淳一氏とも高樹のぶこ氏とも、彼らが描く官能の世界とは一味違う。
それはね、
主人公が自らの性欲の強さを認めているからなんです。
男は性欲が強いと「絶倫」と、もてはやされ、
同じことであるのに女は「淫乱」と言われて、恥ずかしいこととされてしまう。
どうして女の性欲は罪悪なのか?
このところが既存の恋愛物と違うんですよね。
だったら、イケイケ~とことん進んじゃえ~と応援してしまう。
大人の女のお話です。
10代20代の子ジャリは、まねしちゃいけません。
同じ大人の女であっても、なかなかおいそれとまねできるものじゃありませんけど(笑)
エロさも美学に・・・
しまった
エロさだけに重点を置いたレヴューになりましたね(笑)
女の自立とか心の渇望とか、満たされぬ行き場のない恋だとか、
多方面から女性についてのことが描かれています。
さすが村山さんです。
言葉選び、文章の組み立て、全てに隙がありません。
エロさを副産物とした正統派文学、と言っても良いでしょう。
これだけ褒める背景には、私は彼女が好きだ、ということなんです(笑)
だから偏ったレヴューですよ、これは(笑)
「ほかの男とした?
俺のかたちじゃなくなっている」
第4回中央公論文芸賞受賞しましたね。
それはさておいて・・・
いろいろ思った。
作家さんって、作品を作るとき、どれだけ実体験に基づくのだろうか、と。
精神ももちろん、体感や感覚って、実体験が伴わないとなかなか文字にできそうにないけど、どうなんだろ?
それさえも空想や妄想で描けるとしたら、
やはりSF作家や時代劇作家、戦争を経験したことのない若手いくさ物作家と同様、
ファンタジーな世界で生きる人々なのかしら。
若い人は読みにくいかもしれませんし、
大人でも主人公の行動に眉をひそめる人もいるでしょう。
渡辺淳一氏とも高樹のぶこ氏とも、彼らが描く官能の世界とは一味違う。
それはね、
主人公が自らの性欲の強さを認めているからなんです。
男は性欲が強いと「絶倫」と、もてはやされ、
同じことであるのに女は「淫乱」と言われて、恥ずかしいこととされてしまう。
どうして女の性欲は罪悪なのか?
このところが既存の恋愛物と違うんですよね。
だったら、イケイケ~とことん進んじゃえ~と応援してしまう。
大人の女のお話です。
10代20代の子ジャリは、まねしちゃいけません。
同じ大人の女であっても、なかなかおいそれとまねできるものじゃありませんけど(笑)
エロさも美学に・・・
しまった
エロさだけに重点を置いたレヴューになりましたね(笑)
女の自立とか心の渇望とか、満たされぬ行き場のない恋だとか、
多方面から女性についてのことが描かれています。
さすが村山さんです。
言葉選び、文章の組み立て、全てに隙がありません。
エロさを副産物とした正統派文学、と言っても良いでしょう。
これだけ褒める背景には、私は彼女が好きだ、ということなんです(笑)
だから偏ったレヴューですよ、これは(笑)