翌朝は出発までの時間、
岐阜県揖斐郡揖斐川町にある谷汲山華厳寺(けごんじ)へ。
これまで数々のお寺は見てきたつもりでしたが、
このお寺には「うおぉぉ~!」と圧倒されました。
古くて大きくて荘厳で!
何がどうなのかは上手く説明できませんが、
そのお寺の歴史だとか、信仰心の対象であるとか、参拝者さんの信心深さだとか、
つまりは目に見えない何かが、確実に存在している、そう気づかされるのです。
雨上がりの参道は清々しく、緑も鮮やかです。
参拝者の姿もなく、
ひとりでお参りするにはちょっとドキドキ!
山門からの階段を数えると108段・・・煩悩の数ですね。
本堂には、なんだかカメラを向けてはいけない、そんな厳かな気持ちになりました。
読経の声と、鳥の鳴き声、そして庭を掃く箒の音・・・日常を離れた別世界のようでした。
ちょうど私の誕生日でしたので、おみくじを引きました。
「吉」でした。
門前町は昔の名残を今に留めるかのようにどっしりと、密やかに軒を並べています。
桜や紅葉の季節は、参拝者や観光客でごった返すほどだそうですが、
朝早い時間だったので、どのお店屋さんも開店前の静けさでした。