伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

市議3期12年終わりました。さあ!4月7日県議選に向かってがんばります

2019-03-18 22:28:22 | 議会
3月18日、平成30年度2月議会が閉会しました。
これで、佐倉市議として12年間の議会活動が終わりました。

最後の議会質問ではこれまで取り組んできたテーマに沿って組み立てました。

1、成育医療等基本法について
➀ 成育医療等基本法の理念について
➁ ワクチン接種は本人、保護者の権利

2、(仮)佐倉図書館等新町活性化複合施設について
➀ (仮)佐倉図書館等複合施設の基本設計策定で提示された地下図書館は本当に市民の憩いの場となるのか

3.化学物質過敏症対策について
➀ 深刻化する香害問題について
➁ 受動喫煙対策について

4、(仮)佐倉西部自然公園整備について
➀ (仮)佐倉西部自然公園整備基本計画の理念に則った整備を実現するための取組みについて

と、今回は質問項目を見るだけで問題点がはっきりわかるように詳しく書きました。

一番の目玉は成育医療等基本法とは?です。

ワクチン接種させないと虐待を疑うんですか?
これだけ子宮頸がんワクチンで副作用被害がでているのに、ワクチン接種するかしないかの決定権は本人と保護者ではないですか?
被害が出たらだれが責任を負うのですか?

次は、化学物質過敏症問題で香害と受動喫煙対策 (ブログにアップ済み)

3番目はトップダウンで決められる25億円事業の佐倉図書館複合施設は地下図書館?

おかしな税金の使い方が、今佐倉市で行われています。
子育て支援施設等を充実させるはずが、だし人形を1階に展示するとか。

最初の計画時には3階ぶち抜きで山車を常設展示する、という案だったのです。
市民の声で消えたはずが、再び山車人形となって復活か!
メインの図書館を地下に追いやって、だし人形会館とは!
しかも、パブリックコメントも取らない。
究極のごり押し!!

4番目は(仮)佐倉西部自然公園。
里山を次世代に残す佐倉の財産として保全計画を作り、公園として整備していくはずでした。
しかし計画を作った後、草刈だけで10年経ち、計画は遅々として進まず、急に持ち上がった多目的グラウンド計画。
少年野球場を2か所も作る計画が浮上したり、ヤードが許可されたりと危機的状況にあります。

現在、日本版「森の幼稚園」自主保育のフィールドとして使われています。
5人から始まって現在は30人ほどになったとか。
住宅地からすぐ近くに駆けまわれる里山が残っていますよ、というだけでも希少価値があるのに、なぜ生かさないのでしょうか?
もっとシティプロモーションとしてPRすべき。
などの内容ですが、どうもトップがやる気がないような気がする。
答弁はのらくらで、10年、これってサボタージュですか?

すでに佐倉市議会HPに録画がアップされています。

成育医療等基本法の問題点については、後日アップする予定です。

さあ、4月7日の県議選めざし、頑張っていきます。




閉会後、大野ひろみ、五十嵐ともみと伊藤とし子で。
8年間で初めて議場で写真に納まりました。









議会質問「化学物質過敏症について~香料の問題」

2019-03-10 09:41:18 | 議会
3月4日 佐倉市議としての最後の議会質問が終わりました。
その中で、化学物質過敏症対策についての取組みは、大きく前進。
特に、給食エプロンの個別対応を教育委員会が認めたことは大きな成果です。

成果
1、「障がい者差別解消法」の対象となる事を確認しました。
 
 すでに宮城県名取市議会の議会質問で確認されていて、市長も「しっかりと啓発していきたい」と答弁していることが分かったことを事前に伝えておいたところ、平成29年の第193回国会の分科会で答弁があったとの答弁でした。

過敏症患者は学校や災害時の避難所で特別な対応を願いやすくなった、という事です。
更に対応の改善を求めていきます。

2.化学物質過敏症の相談窓口は、佐倉市健康管理センター3カ所で対応しているとのこと。

 これまで、12年間化学物質過敏症問題を取り上げてきたので、担当課にとっても理解が進んでいたことが分かりました。
 ただ、過去2年間で相談件数は1件とのこと。周知が不足しています。


3.「香料自粛のポスター」を貼りだして周知はこれまでも行われていましたが、
昨年8月、バージョンアップしたポスターを公共施設はもちろん、学校、幼稚園、保育園にも依頼したとのこと。「香料自粛のお願い」ポスター
 
 昨年の議会質問では、中学校の公開授業に参加した時のエピソードを紹介して、いかに教室内が汚染されているかを指摘しました。
私はもちろん教室内に入ることはできませんが、
CS患者ではなかった友人は途中で具合が悪くなって、真っ青な顔で教室から出てきました。
その時、わかったのは中学校の先生方が香料自粛のポスターがあることをご存じなかったのです。

4.教育委員会として保護者あてに「香料についてのお願い」という手紙を出して欲しい、と要望しましたが、「保健だより」で伝えている、とのこと。

 一番は家庭での理解が進むことです。
長野県安曇野市、宮城県多賀城市の教育委員会はお手紙を出して対応しました。

教育委員会の腰が重い。
一番影響の出ている学校での対応が進まないと、教室に入れず、学校に行けない子が増えます。

5.一番改善してほしい給食エプロン問題は、「個別対応する」との答弁がありました。

 給食のエプロンを持ち帰って洗濯して返す、という今のエプロン管理。
香料が付いたエプロンを持ち帰られるだけで、家中が香料で息苦しくなるという感想を持っている人は意外に多いのです。
何とかならないか、とこれまで取り上げてきたが、頑なに教育委員会はこれまで通りを繰り返すのみ。
それで「自前のエプロン対応をしてほしい」と提案したところ、「個別対応する」と改善に向かいました。

憲法に保障されている教育を受ける権利、幸福を追求する権利、生存する権利から考えても、しっかりと対応をしなければならないはず。
昨夜の清田のり子さんの市長選に向けた「いいね!さくら」集会で、伊藤真弁護士の憲法の話を聞いて実感しました。





議会質問はすでに録画配信されていますが、原稿を添付します。
議会質問の参考にしてください。

化学物質過敏症問題について 
1) 深刻化する香害問題について
 私も入り活動している「生活環境を健康にする会」は化学物質過敏症患者と支援者の会です。
千葉県をはじめ行政に化学物質過敏症の深刻さを訴え、改善に取り組むよう具体的な提案を行ってきました。
日本では化学物質は67000種類以上が使われており、化学物質過敏症は現在人口の7.5% 950万人が発症しているとテレビ報道で言われていました。2012年の全国調査では正式診断された人は人口の1% 100万人と言われていました。更に増えたのか、学校に行けない、進学も就職もできないなど、社会に出れない状況に陥っています。上越市で行った調査では化学物質過敏症の兆候のある児童生徒の割合は高学年になるほど高くなる傾向で、小学生で10%中学生で15%という事です。
2月15日発行の広報さくらの消費者コーナーは、柔軟剤について取り上げていました。柔軟剤のにおいに関する相談が多く寄せられているという事で、中には体調不良を申し出るような事例もある、と紹介しています。しかし、使いすぎに注意しましょうというのが結論では問題解決にはなりません。
メーカーは香料の成分を公表していませんが、この香料を封入しているマイクロカプセルにはイソシアネートが使われています。腹痛、咳、吐き気、息切れ、皮膚障害、目の痛み等の症状を引き起こしますが、ベンゼンの100倍の毒性があると言われており、欧米では厳しく規制されている成分です。他にシアン化水素、トルエンなどが検出されています。香料に至っては3000成分もあります。国際的な業界団体IFRAは、内76は使用禁止、105成分は使用制限をかけていますが、大部分は使い放題です。増え続ける香害に対応するため所沢市議会、吉川市議会、名取市議会、さいたま市議会が意見書を採択し国へ提出しています。

① 障がい害者差別解消法の観点から質問します。この法律では国や自治体、会社、商店などに対して正当な理由無く差別することを禁止し、障害のある人からバリアを取り除くよう求められた時には、対応することを定めています。化学物質過敏症患者はこの法律の対象になると考えます。ご見解を伺います。


すでに宮城県名取市議会での質問では化学物質過敏症が「障がい者差別解消法」の対象となる事を確認して、市長からは「しっかり啓発していきたい」という答弁がありました。
認められると、過敏症患者は学校や災害時の避難所で特別な対応を願い出やすくなった、ということです。


② 化学物質過敏症に関して相談の有無とその対応について伺います。


➂ 特に成長期の子どもにとって柔軟剤使用は危険です。学校の教室内はニオイに満ち溢れ、学習に集中できない、教室に入ると具合の悪くなる児童、生徒がいます。
新潟県上越市では2006年度に化学物質過敏症の児童生徒のための特別支援学級を小中学校に1学級ずつ設置しました。
山梨県北杜市では2016年「化学物質過敏症相談窓口」を設置しました。
相談窓口の設置はハードルが高いのは承知しています。岐阜市ではHPで化学物質過敏症について相談を受け付ける病院等の情報提供を行っています。相談窓口の設置や何らかの形での情報提供は心強いものです。是非佐倉市でも取り組んでいただきたいと思います。ご見解を伺います。

➃ 佐倉市では香料自粛のお願いのポスターを作成しています。学校、幼稚園、保育園等公共施設でポスターを貼りだして啓発をしていただいているとのことですが、実施状況について伺います。


⑤ 長野県安曇野市は昨年7月に宮城県多賀城市の教育委員会は12月に保護者あてに「香料についてのお願い」というお手紙を出しました。家庭での理解が必要です。ぜひ、保護者に情報を提供していただきたいと思いますが、ご見解を伺います。

⑥ 給食エプロンの洗濯が各家庭にローテーションされていますが、臭いに悩まされているケースがあります。強い香料のエプロンと一緒に洗濯すると、自宅の洗濯ものにまで臭いが移ってしまうので困っている声を聞きます。いっそ、自前のエプロンにしたらどうでしょうか。抜本的な改善をしなければなりません。ご見解を伺います。


議会質問無事終わりました

2018-12-04 22:12:32 | 議会
12月3日 14時40分から伊藤とし子の代表質問でした。

佐倉市議会は会派の代表質問を人数の多い順に行い、
その後、受付順に個人質問を行います。

今議会は議長副議長を除いた26人中18人が質問を行います。

私が議員になりたての頃は一括質問でしたが、議会改革の中一問一答が導入され、現在では全員が一問一答を選択。
一人の持ち時間が30分。答弁を入れるとだいたい1時間になります。
(代表質問は持ち時間1時間で全部で2時間もあります。)

わかりやすいし、面白いのが一問一答です。
質問者は最初の質問文は執行部に渡してありますが、あとは出たとこ勝負。
答弁者は大変だと思います。

聞いた話では、再質問、再々質問まで渡している議会もあるという事で、
事前に答弁をすり合わせをしているという事です。

すり合わせ無しの佐倉市議会。

あまりないことなのですが、今回18人中8人が敬老会について取り上げています。
50年間続いてきた敬老会が突如来年から廃止になりました。

会議録によると、敬老会事業の担い手も高齢化。
対象者が大勢となり会場にも入りきれなくなる恐れも出てきた事。
敬老事業の代わりに、見守りや地域包括システムの構築など別事業を検討すべきとの意見もあります。
しかし、いきなり来年から廃止しますと、市長が各会場で報告したことには驚きました。

私は市民協働の観点から、一番の担い手であった地区社協の皆さんの声をどれだけ聞いたのか、プロセスを聞く予定にしていました。

これまで培ってきた敬老の精神、人生の先達者への感謝の気持ちを何ら評価していない、市の冷たいやり方にがっかりした、という声をもらっています。

せめて80歳を節目とするありがとうの会「シルバーエイジフェスタ」など、形を変えて実施したらどうだろうか。
「4回目の成人式」何て素敵な呼び名を考えていた、この気持ちを大事にしてほしかった。

ボランティアで長年敬老会を担ってきた方たちへの気持ちがあったなら、こんな拙速なことはできなかったはずです。

私は3番目の質問者でしたが、前2人が敬老事業の質問を行う中、市長の答弁が2転3転。
おかしなことが続出したため、急きょ昼休みに質問文を作り直しました。
結構スリルがあって、面白い展開となりました。

今議会は最後まで気が抜けません。



手書きの質問文。ここまで作り直したことは、今までにありません。




来年の統一地方選挙県議選に挑戦します

2018-11-30 16:52:13 | 議会
2019年4月に市長、市議、県議の選挙があります。

私、伊藤とし子は千葉県議選に挑戦することになりました。

市議になって3期12年が経とうとしています。
さくら・市民ネットワークは地域政党として32年間多くの方々のご支援を受けながら活動を続けてきました。
おかしなことはオカシイと言えるのが市民ネットワーク。
言えなくなったらオシマイと、その覚悟でやってきました。

現在、佐倉市に関係する緊急を要する問題が起こっています。
佐倉東高校夜間部と佐倉南高校の全日制廃止・三部制にするという高校再編問題、
悪臭を放っている再生土埋め立て問題、
種子法廃止後の農業問題、
八ッ場ダム・霞ケ浦導水完成後の水道代の値上げ問題等です。

今声を挙げなければ、手遅れになると、さくら・市民ネットワーク 一丸となって取り組みます。

11月25日に市民ネットワーク千葉県の第一次候補者発表がありました。
佐倉市、千葉市、船橋市、木更津市の候補者が勢ぞろい。


保坂展人世田谷区長をお招きして、政策講演会「自治体だからこそできること <暮らしやすさ>の自治体戦略」と市民ネットワーク千葉県の政策発表会を行いました。


世田谷区の様々な先進的な政策とさらに米国ポートランドの取組みを研究しているという事で発表がありました。

これほど勉強熱心で実行している首長は居るでしょうか!
と感激。
是非、佐倉市でも、千葉県でも、と願ってしまいました。


保坂区長と。














野洲市行政視察 「くらし支え合い条例」について

2018-11-25 08:30:14 | 議会
10月25日26日と行政視察に行ってきました。

滋賀県野洲市 くらし支え合い条例について
大阪府池田市 人材育成制度について

今回は、私のリクエストがかなって滋賀県野洲市に行ってきました。
全国から多数の視察希望が殺到するため、受け入れが制限されています。

2年前、貧困問題の学習会で「くらし支え合い条例」ができたばかりのころ、
山仲野洲市長から「公共サービスと公務労働を考える 市民が主役のまちづくり」というテーマで話を伺いました。
その中で、まちづくりの役割とは、市民や企業の成長を支えること、困難な状況にある市民や企業の自立を支えること、秩序と安全を守る事と掲げて市政を行っているという事でした。

野洲市の取組みは今、とても注目されているのです。

今回、消費生活相談員として現場で長年関わり、この条例の生みの親ともいえる女性課長から話を聞くと、優れた人材の能力を活かす市の姿勢も大きいことがくみ取れます。

消費生活相談員が受けた相談から、その裏に隠れている困りごとを見つけ、各担当課につないでいきます。
市役所1階の市民課の隣が市民生活相談室。


奥にあります。

受け付けた相談を所定の書式に書き入れ、各担当課で対応できるようにしています。

これと同じことは、野洲市を参考にすでに佐倉市でもやっているという事です。

また、市内での訪問販売事業者には登録制として、その情報を公開しています。
市民も事業者も市もトラブルなしの3方良し。
さすが近江商人の末裔。

この登録事業者制度が行き渡って、信用度にもつながっているとのことでした。

訪問販売で高齢者が高額商品を契約させられる問題は深刻です。
オレオレ詐欺と同様、カモリストに名前が入ってしまうと、手を変え品を変えて、だまそうとしてきます。
以前、親が契約させられた高額商品で、財産をなくしホームレスになってしまった男性介護者の話が新聞に載っていました。
他人事ではありません。
仕事一筋で暮らしてきたサラリーマンは、身近な行政サービスに触れることなく、自分で何とかしようとして深みにはまる話は、あります。

そうならないための情報提供がどれだけできるか。
問われます。











(仮称)佐倉西部自然公園のミニ観察会に久しぶりに参加して

2018-11-23 13:38:06 | 議会
毎月第3土曜日に、(仮称)佐倉西部自然公園内をフィールドにミニ観察会が行われています。
秋晴れの気持ちの良い先週土曜日、久しぶりに参加しました。

主催者は「畔田谷津の生命を見守る会」のSさん。
春夏秋冬、晴はもちろん、雨でも、雪でもその時々の自然の良さがある、と教えてくれました。
この観察会には毎回20~30人が集まります。
すでに毎回発行される「畔田新聞」は122号を数えました。
10年以上続いているという事です。

参加したい人は、
毎週第3土曜日、9時~11時、佐倉西高校野球場裏の駐車場に集合
参加費 100円、雨天決行で予約もいりません。


すっかり秋の畔田沢


これは? ふすべタケ キノコです。中がスポンジ状で胞子が詰まっています。
コロコロ転がってまき散らすとか。


ウラシマソウの実。たぶんね。マムシ草ではないと思うよ、ですって。
浦島とマムシでは印象が違うけど。


すっぽんタケがにょっきりと顔を出していました。


私が議員になる前に持ち上がったこの用地(73.8ha)取得の議案。
大林組が開発をしようと買い占めた土地とそのままの土地が虫くい状態で長年放置されていたもの。
人も入りこめず、地元にとっては困りものが、放置されたおかげで自然の状態が保たれ、サシバが営巣するサンククチュアリができていました。

土地の境界確定もされないまま買収。
その後、公園用地としての整備計画が持ち上がりました。
市は従来の都市公園を造ろうとするし、市民団体は生態系を残したいと意見が対立。

一からどんな公園にしようかと話し合いがもたれ、「私たちがつくる21世紀の里山自然公園」と理念から作り上げ「整備基本計画」ができました。
東京情報大学の原慶太郎先生を中心に市民団体、市も参加して作り上げていったのは佐倉市始まって以来ではないでしょうか。
私はその時議員1期目。
議会質問で何度も取り上げて、側面からの応援をしました。
その後10年間、実施計画は作られず、今に至っています。

しかし、公園用地内ではボランティアがそれぞれ活動を繰り広げ、草刈や竹の伐採等をして保全しています。

そしてうれしいことに、森の幼稚園も開催されています。
自主保育のお母さんに連れられて子どもたちが元気よく駆けまわっています。



CAPについて 8月議会 一般質問から 

2018-09-14 16:57:22 | 議会
8月27日から始まった佐倉市議会。
質問、常任委員会と進み、あとは平成29年度決算審査となっています。

私の質問項目は、
〇 教育問題として
 ➀ 部活動ガイドラインについて
 ➁ スクールセクハラ、性暴力被害防止について (CAPについて)
 ➂ ランドセルの重さと子どもの健康について 
〇 コミュニティバスの利用促進について
〇 性的マイノリティ(LGBT)当事者支援と多様性を尊重したまちづくりについて

で、持ち時間30分ではやっぱり足りなかったです。

「スクールセクハラ、性暴力被害防止について」の中で、CAPの取組みを求めました。

CAPとは
Child Assault Prevention子どもへの暴力防止の頭文字をとっています。
子どもがいじめ・虐待・体罰・誘拐・痴漢・性暴力など様々な暴力から自分の心とからだを守る暴力防止のための予防教育プログラムです。


 調べるうちに、千葉県内では山武市などでは16年間も教育委員会が就学前の園児全員に受けさせていることが分かりました。
その予算は120万円。人口規模から佐倉市だったら400万円あれば可能です。
千葉市で活動している「ENJOY CAP」のTさんと話しているうち、佐倉の子どもたちにぜひCAPを受けてほしいと強く願ったため、力がこもった質問となりました。
(時間も押してしまったが)

答弁は、そろそろインターネットで録画が配信されますが、残念ながら大した答弁ではありませんでした。


議会質問から***************************

スクールセクハラ、性暴力被害防止について
 文部科学省の調査によると、昨年度、わいせつな行為やセクシャルハランスメントをしたとして、全国の公立小中高校などの教職員226人が処分されたとの新聞報道がありました。
これは前年度より2人多く、過去最多とのことで、内訳は男性223人、女性3人。懲戒免職されたのは129人で、やはり過去最多です。
 被害者は自校の児童生徒(109人)が半数近くを占め、自校の教職員(38人)も次に多く、処分の対象となった行為は「体を触る」(89人)、「性交」(44人)、「盗撮・のぞき」(40人)の順です。
 千葉県教育委員会の資料によると「教職員による児童生徒へのわいせつ行為等」による懲戒処分件数は昨年度は9件もあり、27年度28年度のそれぞれ3件と比較しても多さに驚きます。
 今年度も8月、千葉市立小学校教諭が小学校女児に性的暴行をしたとして逮捕されました。

➀ 学校管理者として被害の未然防止策として教職員へどのような指導、研修をおこなっていますか。

➁ 同じ新聞記事には、わいせつ行為をして処分された教員の中には、別の地域で採用され、再びわいせつ行為をするケースもあるとの問題点が指摘されていました。文科省は免職処分を受けた人の情報を教育委員会などが検索できるようにする方針とのことですが、どのような計画になっていますか。

➂ 子どもたちへの予防啓発をどのようにしていますか。また万が一被害が起こった場合の児童生徒への対応について、伺います。

➃ これまでもCAPについては提案してきました。議場配布資料をご覧ください。
 CAPは子どもへの暴力、性被害防止、人権教育としては最適な被害防止プログラムです。
人間には生まれながらに持っている大切な権利である安心、自信、自由があることを、実際にワークショップで身につけることができます。
 県内では千葉大教育学部の学生対象や付属小で、また、千葉市でも全校での導入が行われています。
山武市が16年間、横芝光町では13年間、教育委員会が授業として取り入れています。
山武市教育委員会生涯学習課にお聞きしたところ、保育園、私立幼稚園、子ども園で就学前CAPを全員が受けているそうです。
さらに小学校でも希望制で実施しています。
効果としては子どもが安心、自信、自由が大事な事であることを理解し、ワークショップ後のトークタイムでいろいろな話をCAPメンバーに話をするのですが、そこで虐待を家庭児童相談室につなげることができたそうです。親も虐待と気づかずに行っており、心の傷が大きくなる前に食い止められたそうで、子どもにとっても保護者にとっても一番いい結果となりました。
 
 議場配布資料としてCAPに関する資料を作成しましたのでご覧ください。
千葉市の中学校で3年間実施し、すべての生徒が受けた学校の校長先生の感想と、子どもたちの感想を中面に入れてあります。
その中で、いじめを繰り返していた子がCAPのワークショップ後「いじめをやりたくなくなった」と書いていますが、とても印象的でしたのでご紹介します。

「わたしは前に「いじめって楽しい!」とかって思っていたけど、はじめて今日CAPをやって「いじめって悪いことなんだなぁ」って思いました。
わたしは1年生のころ、グループの2人にいじめをされていたけど、そのいじめが終わってからいじめをやるようになりました。
やっていて人のものをとったり、すてたりしてチョー楽しいとか、すっごーいと思って3年くらいまでやっていて、4年になってCAPをやったらCAPの人たちのげきを見て「いじめをやめよ」とかいろいろ思いました。
それに悪口もいじめとかぼうりょくになるんだなと思いました。
3年のときは先生から「ばか」とか「きもい」とかの言葉をきんしされていたから、学校内ではつかわなかったけど、外とかではつかってて、もっといろいろな悪口を言ったりして、いじめばっかりしたけど、やって
いるときは何にもかんじなかったけど、今日げきを見て「もう、いじめをやりたくないな」と思いました。」


 なかなかこのような子どもの言葉を引き出すことはできないと思います。
どんなことを話しても受け止めてくれるという安心感から出てきた言葉であり、これがCAPの力です。
佐倉市でもぜひ検討していただきたいと思います。

資料から
千葉市の中学校 校長 
(3年間継続実施したことで、全生徒がCAPを体験)
 本校でも人権尊重を謳い、様々なアプローチでその高揚に向けて取り組んでいますが、大きく構えすぎたり、他人への人権について考えたりすることは多いのですが、「自分の人権」について考えを深める機会が少なかったのではと思うようになりました。
自分自身が安心して、自信をもって、自由な気持ちでいる権利があること、嫌だと思うことを強要されない権利があること等を、様々なロールプレイで理解させる講師の皆さんのパワーと指導力に敬服するところです。
おかげさまで「暴力を認知する力」「暴力にNOと言える力」「暴力をしてはいけないと考える力」が高まった感じます。
また、困ったときには信頼できる大人への相談」を繰り返し伝えてくださることで、その後の人間関係や「ちくった」と言われる不安を乗り越え、教師や親に相談する勇気が生まれたことが大きな成果であり、いじめにも大きな役割を果たしています。
本校は3年間連続して1年生にこのプログラムを実施していますが、年々生徒たちも落ち着きを見せ、学力も向上してきました。略





字が小さいので、

知っている人ロールプレイで、お兄さんのセリフは「キスさせて、ヒミツだよ」です。
性暴力で多いのが知っている人からのもの。
「秘密だよ」って言われると、言っちゃいけないのかな、と言えなくなっちゃうんだね。
嫌なことは「イヤ!」と言っていいんだよ、という権利をロールプレイで実際にやります。






議会報告を配布中 「議員のボーナス値上げに反対」

2015-02-01 16:50:03 | 議会
ただ今、議会報告を配布中です。

昨年12月議会で、職員給与引き上げが議案として出ました。
若年層を中心に職員給与を0.3%、期末手当(ボーナス)を0.15ヶ月分の引上げです。

私たちが問題としたのは、それと一緒に市長、副市長、教育長、議員の期末手当も0.15%ヶ月分アップさせる内容が議案の中に盛り込まれていたことです。

引き上げの根拠は、千葉県人事院勧告「民間給与との格差(0.25%)を埋めるため」です。
しかし、未だ景気は回復していません。
若年の職員はともかくとして、特別職(市長、副市長、教育長、議員)の期末手当も便乗させてアップさせるのは、社会情勢を考えても、市民感情を考えても、納得できるものではありません。

そのため、特別職のアップを盛り込んだ部分を削除した修正案を出しましたが、残念ながら否決されました。

本来の議案が可決されたため、その分(3人分合わせて20万円ちょっと)を有効活用することにしました。

福島原発事故で被災した子供たちの保養キャンプ(沖縄の球美の里)へ

映画「日本と原発」の自主上映会へ

詳細は下記の通りです。














議会質問から「佐倉小学校給食室改修工事について」

2014-06-24 23:43:50 | 議会
6月議会が23日閉会した。
一般質問で取り上げた問題の一つは、「佐倉小学校給食室改修工事期間の学校給食対応について」というもの。
他校に先駆け改修工事が始まる佐倉小の給食室。
ドライ化を耐震工事を兼ねて行うという事で、半年間給食が停止される。
その間お弁当を持ってくるように、との連絡が学校からあったと保護者から相談が寄せられた。

相談内容は「お弁当作るのは親の役目。
しかし、お弁当ありきで話が進んでいるけれど、毎日持参できない家庭があることを考えているのだろうか。
いろいろ検討した上での提案とはとても思えない。
外部事業者のデリバリー方式を取り入れることも一つの方法と思う。
その場合、学校栄養士が献立をたてるメリットがある」
というものだった。
しかし、教育委員会に問題点を言っていっても、平行線。

そこで思い出したのが、市民ネット。
25年以上も前のこと、佐倉市が給食を自校方式からセンター方式に切り替えようという話が持ち上がった時、さくら・市民ネットワークが栄養士さんや大勢の市民と一緒に自校方式を守るように運動したということ。
で、相談が寄せられた。

教育委員会とは状況説明を受けながら、
「いろいろな家庭の事情を考慮しているのか?
その場合は、外部に注文出来るような対応をすべき。」
と事情を説明したが、
「学校には外部注文をこなせる人員がいない、
もし、外部発注するなら、保護者が注文、発注、集金をしてもらうしかない。」の一点張り。

という状況での議会質問突入となった。

その後もいろいろ、いろいろありまして、
急きょ教育委員会と学校から
「弁当持参ができない家庭の場合、学校として外部に注文、発注、集金、支払の事務作業を行うことにした」という前向きな回答が議会質問直前にあった。

一歩前進。
というわけで、質問の行間には教育長と私だけに通じる意味がある?のです。

前置きが長くなったが、
以下、一般質問から 答弁はインターネット録画からの要約。

インターネット録画はこちらから
http://www.sakura-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=180


学校給食室の改修工事について
佐倉小学校給食室改修工事期間の学校給食対応について、質問します。

 給食室の大規模な改修工事が7月中旬から来年1月中旬まで予定されているため、給食が来年2月上旬まで停止されます。
昨年暮れも押し迫った12月21日の給食室工事の説明会の中で、初めて給食停止の半年間は弁当持参をしてほしい旨保護者へ説明がありました。
その後事情を知った保護者から疑問の声が上がってきたため教育委員会が文書で「質問・意見・要望への回答」を出しました。
しかし、弁当持参ありきが前面に出され、いろいろな事情で毎日の弁当持参が難しい家庭への配慮が見えないものでした。
保護者の間からも意見が出されていると思います。
どのような意見が出されていますか、お伺いします。

教育長
5月の保護者アンケートでは、
「弁当持参できない場合はどう対応するのか。
牛乳の提供はできないのか。
持参した弁当の保管はどうするのか」
などの意見が出された。


保護者からは、事前の丁寧な説明等を求める声があったと思います。
今後の対応について伺います。

教育長
昨年12月保護者対象の説明会を開催、2月PAT役員に工事期間、給食停止期間など説明した。
欠席の保護者へも文書で知らせた。
5月に保護者からの意見やアンケートを募り集約中。
6月保護者対象に再度説明会を開く。


弁当持参できない児童・生徒への対応について伺います。

教育長
あらかじめ把握した後、外部の業者へ注文するなど行い、子どもたちの学習活動に支障が出ないよう対応する。
集金、注文、支払いは学校で行う。


6月6日付で「佐倉小学校給食室改修による昼食持参に関するQ&A」が保護者に配布されました。
ただいまのご説明ではこの「Q&A」の内容とは違いますが、説明会で混乱のないよう丁寧な説明をお願いします。

さて、わたしがこの質問に関係するのでこの「Q&A」を求めたところ、議長経由で資料請求をするようにと言われ、受け取ったのは昨日午後でした。
すでに保護者へは先週末には配られているのにもかかわらずです。
また、議会質問の資料提出であるにもかかわらず、なぜこのような文書まで市長決裁のいる資料請求なのか疑問です。
改善を求めますが、ご見解を伺います。

教育長
議員の要望は把握している。
通常は文書の要請は議長経由としていたので今回もそのように行った。


質問に関連する大きなウェートを占める文書だった。
今後議会質問の資料提出の改善を求めますが、ご見解を伺います。

教育長
議員の意見も踏まえて対応していきたい。


短縮授業で昼食後すぐに下校する場合は、昼食なしで下校することも検討する余地があるのではないでしょうか。
ご見解を伺います。

教育長
学校が最終的に判断するものと考えている。
行事予定、教育計画を検討しながらより良い方向ということで検討を深めていきたい。


保護者に負担がかからない方法ということで、保護者からぜひ検討してほしいという意見が出されていたのでお伝えします。


今後の課題についてです。

佐倉小学校以降の給食室の大規模改修計画について、どのように進めていきますか。

教育長
耐震後の大規模改造計画と併せて検討していく。


同じ問題が起こるのではないかと考え、今回丁寧に対応することが重要と考えて質問しました。
その場合、弁当持参だけではない選択肢の可能性について、研究する必要があります。
ご見解を伺います。

教育長
今後は今回を踏まえて検討していきたい。


「Q&Aの保護者の意見」からです。
「改修工事が必要とわかっているのに、学校側、教育委員会の対応の遅さに疑問を感じる。
場所が確保できない、お弁当の手配も受け取りの困難など、言い訳ばかりでは。
昼食持参ができない家庭のために、給食センターや外部に注文できるよう努力すべきだと思う、
全校生徒が昼食持参を毎日できるとは到底思えないが、学校側はきちんと考えているのだろうか。」
今回の一連の問題点を如実に表わしていると思います。
まずは保護者へのアンケートで丁寧な対応、声を聞くことが大切ではないでしょうか。
お互いの歩み寄り、協力のもと行われることが一番と考えます。

更に、昨日の一般質問で、今年度の高校奨学金の申請が91名と明らかになりました。
例年以上の希望者数に、国の景気がいいという宣伝とは裏腹に市民生活の大変さが現れています。
毎日の弁当持参は家計にも影響を与えることが懸念されます。
保護者への負担を少なくする方向でもご検討いただきたいと思います。

市長
佐倉は自校方式で大変評判がいい方式をとっていて、評価されている。
設備が古くなったため、佐倉小給食室改修工事が始まるが、様々な課題が出てくると思うが、大改造に向けていきたい。
場所を変えて作ることができないか、子どもたち保護者に負担をかけない方法をどうしたらいいか検討していきたい。
自校方式を何とか残そうと食育の観点から思っている。

佐倉の自校方式は我々市民ネットワークがセンター方式に変更になると言う時に自校方式を守ってほしいと運動した。
それと今回の問題は別で、個人が負担しなければならないということで、何とかならないか。
家計に影響がある。そういうところを踏まえて補助金等検討する必要があるのではないでしょうか。

市長
今すぐ補助金は返答できない。
細かい所を点検したり、工事期間を短縮できないだろうか点検したりして、負担がかからないよう着地点を探していきたいと思う。


前向きな姿勢が大切です。
それが保護者へ伝わると思うし、いい関係を作っていくと思うのでよろしくお願いします。

以上

議会質問から「個人情報管理問題について」

2013-10-25 12:21:56 | 議会
9月議会質問「個人情報管理問題について」
6月議会に、住民健診の個人情報漏えい事件というのが報告された。
新聞記事にもなったが、事の発端は市長あてに、
5~6年前の住民検診情報が入ったUSBメモリーが送り付けられてきたこと。
2007年の検診対象者2万件弱の住所・氏名・生年月日、性別と
2008年の住民健診・がん検診249人分の住所・氏名と診断結果。

何故、今頃、何のために?

市の個人情報は質の高いものとして、価値があるということだ。
高額で取引されていてもおかしくない。
はたして、2007年08年の情報だけが流出したのか、どうなのか?


事件として警察に訴えて、捜査中ということだ。

それなのに、今年、来年の2年間分の健診事業を変更もせず
この事件を起こした事業者に行わせるということだ。
その理由は、6月に始まるので時間的に難しいこと、
事業者は08年に情報管理を厳しくして、認証もとって改善を行っているということだった。

今年の分はしょうがない、としよう。
しかし、来年分もというのは、腑に落ちない。

ペナルティは?
お詫びの郵送代と診断結果が流出した対象者へはお詫びに一軒づつ回ったということで、
人件費も入れて、500百万円ぐらいとのこと。

しかし、2年分の委託費は2億円以上の事業ですよ。
ずいぶん甘くないですか?

私が疑問におもったのは、
委託事業はたくさんあるが、個人情報の管理をどう取決め、市はきちんと管理してきたのか、
ということ。

市民部の窓口業務は委託事業で行われている。

また、税務部の電話での催告も委託事業だった。(現在は行われていないが)
納税が遅れている人に電話で、「納税期限が過ぎましたが、払込忘れていませんか?」
と催告する事業を委託で始めると説明があった時に、
「個人情報が洩れたらどうするのか?きちんと管理できる事業者なのか?」
と議会で質問をしたことがあった。
当初の予定より見直しされて、2~3年行われたが、24年度からは行われていない。


市は、個人情報保護条例で管理していて、
事業者に紙で渡した情報は返却させること、
また、
事業者のPCシステムに入ってしまった情報は、契約期間が切れたら確実に廃棄すること、
を決めている。

ところが、今回の情報漏えい事件に関しては、現段階でも契約期間が過ぎた情報はほったらかしになっていたことが、
議会質問で判明。

条例で決められていても、管理が伴わなければ「絵に描いた餅」

どんなに厳しくシステム上管理していても、人間が関与していれば、絶対はあり得ない。


今回の議会質問は

1.子宮頸がんワクチン接種被害について
 ①国のワクチン接種勧奨中止後の市としての対応について
 ②全ワクチン接種者への健康問題アンケート調査の必要性について

2.個人情報管理問題と共通番号制の問題点について
 ①集団住民検診に係る個人情報流出事件で判明した個人情報の取り扱い問題について
 ②防犯カメラ情報管理問題について
 ③共通番号制実施に関する市としての対応と懸念されるデータ漏えい対策について

3.(仮)佐倉西部自然公園について
 ①タイムスケジュールと地権者との話し合いについて

議会質問のインターネット中継

    ↓

http://www.sakura-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=124