伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

筍のセシウムはゆでると減るのか?

2012-05-05 07:56:02 | 放射能問題
筍が好き。
筍ごはんが好き。
筍を食べるとああ5月だなあとうれしくなる。
そのタケノコがセシウムを取り込みやすいとは。
昨年はさすがに筍もタラの芽もフキノトウも山菜も食べなかった。
今年は、もしかして茹でたら少なくなるのではと期待していたのだが。

残念ながら思ったほど下がらない結果が出た。
横浜市民測定所の調査結果。

1.たけのこの実験 その1: 茹でたらセシウムは、少なくなるの?
2.たけのこの実験 その2: 放射性セシウム分布を探る
3.たけのこの実験 その3: 同じ竹林のたけのこでも、セシウム濃度は違うの?

同じ検体を半分に割って、実験している。
このやり方じゃないと比較できないから、とても参考になった。
今年はまだ検体が少なかったそうだが、こういうデータを増やしていって、日本版食品の放射性物質移行率の傾向を作っていくほかない。
あ~~っ本当に残念!!

【拡散歓迎】4/29「矢ケ崎克馬先生講演会in三鷹沙羅舎」

2012-04-22 10:29:51 | 放射能問題
つながろう!放射能から避難したママネット@東京 からのお知らせです。

ママネット@東京とふくしま集団疎開裁判の共催で矢ケ崎先生の講演会を開催します。

疎開裁判は4月が決戦です。
科学裁判としてみたとき、仙台高裁(二審)の行方は、2月末に提出した矢ヶ崎克馬さんの意見書(4)の評価で決まります。
低線量被曝による健康被害について、「チェルノブイリからの警告」ではなく「ふくしま自身からの警告」が始まったことを明らかにしたものだからです。

そこで、この重要な矢ヶ崎意見書(4)の意義について、矢ヶ崎さん自身の口から解説してもらおうと、急遽、矢ヶ崎講演会を4/29日に以下の要領で開催することに決めました。

『つながろう!放射能から避難したママネット@東京』は、福島から主に東京に避難したお母さんのネットワークです。
ふくしま集団疎開裁判の行方は、私たち避難者の問題と表裏一体であると感じています。
ふくしま集団疎開裁判に尽力を注いでおられる柳原弁護士との連携により、避難できた私たちが、避難困難な子どもたちを助ける力になれれば嬉しいと思っています
急な開催ではありますが、皆様お誘い合わせの上、ご来場ください!

また、午前の部では、避難者の賠償に関わる問題と向き合う会を開催します。
東電の主導の書面に捺印するのか、、、避難に伴う実費と精神的慰謝料を請求するのか、、、

私たち避難者にはよく分かりません。その選択ができるのかも、よく説明されていないままなのです。
今回は、ADR(訴訟ではありません。原子力賠償紛争解決センターの仲介委員が間に入って行う東電との和解のこと)に詳しい弁護士さんをお呼びして、避難者の疑問や質問に寄り添った形で説明をしていただけるようお願いしています。
小さな輪を作りお話会形式で進めたいと思っています。
避難者の皆様は、緊張せずにご参加いただけますよう、お気軽にご参加ください。
当日、ADRをするかのご判断をしていただく必要はありません。


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緊急開催!! 4月29日 矢ケ崎克馬先生 講演会 in 三鷹沙羅舎

【午前の部】どうする?避難者の賠償請求べんきょう会

時間 10時から12時
会場 三鷹沙羅舎 地下ホール
東京都三鷹市下連雀3丁目1-24
>http://www.sarasya.com/
参加対象 避難者なら誰でも
参加費 無料
主催 つながろう!放射能から避難したママネット@東京
協力 三多摩法律事務所
※保育の予定有り。
※終了後、会場一階でランチ交流を予定しています。(酵素玄米ランチ1050円。酵素玄米おにぎり400円。)


【午後の部】ふくしま集団疎開裁判 矢ヶ崎克馬氏を迎えて緊急の裁判報告会
『仙台高裁(二審)の行方は矢ヶ崎意見書(4)の評価で決まる』
http://fukusima-sokai.blogspot.jp/2012/04/blog-post.html
疎開裁判は、福島地裁郡山支部(一審)で「チェルノブイリ事故による健康被害との具体的対比」からふくしまの未来を予測し、警告しました(矢ヶ崎意見書〔抜粋〕・松井意見書〔抜粋〕参照)。
しかし、私たちの予想を超えて、半年を経ずして、その予測・警告は現実のものとなりました。
すでに心筋梗塞で3名の高校生が亡くなったと言われています。
昨年10月の甲状腺検査の結果、南相馬市など4市町村の子供たちの約30%にしこりや嚢胞が見つかり、札幌に自主避難した郡山市の子供にも甲状腺のしこりが見つかりました。
もはや「チェルノブイリからの警告」ではなく「ふくしま自身からの警告」が始まりました。
ふくしまで始まったこれらの新たな事態を警告したのが2月末に仙台高裁(二 審)に提出した矢ヶ崎意見書(4)です。
4月23日の講演会では、作成者の矢ヶ崎克馬氏自身から矢ヶ崎意見書(4)が提起した重大な警告の意味について解説してもらいます。
そのあと、二審に係属中の疎開裁判は現在どうなっているのか、矢ヶ崎意見書 (4)はなぜ疎開裁判にとってそれほど重要なのか、二審で逆転判決を引き出すために主権者である私たち市民には何ができるかについて、弁護団の柳原敏夫弁護士が解説します。

日時 2012年4月29日 13時30分(開場13時00分)~16時
講師 矢ヶ崎克馬さん(琉球大学名誉教授)
演題「仙台高裁(二審)の行方の分かれ目となる矢ヶ崎意見書(4)について」
会場 舞遊空間 沙羅舎 地下ホール
東京都三鷹市下連雀3丁目1-24  http://www.sarasya.com
参加対象 どなたでも
参加費 資料代500円(避難者無料)
定員 先着80名
主催 ふくしま集団疎開裁判
   つながろう!放射能から避難したママネット@東京
※保育予定有り
※資料印刷や会場運営は、避難者のお母さんが中心に行っています。カンパをいただけると嬉しいです。
※入場料は、全額 ふくしま集団疎開裁判へカンパします。

問い合わせ
【午前の部】【午後の部】ともに
つながろう!放射能から避難したママネット@東京
代表 増子理香 rika mashiko
http://ameblo.jp/hinan-mama-net/
hinan_mamanet_tokyo@yahoo.co.jp


3/30細野環境大臣の「ガレキ受け入れ要請」にアッパレ高島宗一郎福岡市長 

2012-04-07 22:23:01 | 放射能問題
福岡市 高島宗一郎市長 VS 細野環境大臣

災害廃棄物について 

細野環境大臣が福岡市長にガレキ受け入れの要請している状況がyoustreamで流れている。
その一部始終。
あまりにも福岡市長がアッパレなので、書きとりました。
ご覧あれ。

http://www.youtube.com/watch?v=EMFUsdqmczA&feature=player_embedded

福岡市は海水を淡水化して飲み水としている。
それぞれの土地に適した支援方法がある。
我々に必要なのは科学的知見である。
福岡市の焼却方式では、焼却すると(放射能の値が)33.3倍になる。
今までは、原子炉等規制法でいう100ベクレル以上ものは放射性物質という扱いを受けていた。
今回のがれきには100ベクレル以上のものがある。
玄海原発の100ベクレルを超えるものは六ヶ所村の方に厳重に管理して持って行った。
こういう事情がある中で、これまでの基準を超えたものの矛盾をどうするか。
専門的、科学的知見が必要。
基準が上下するのは、説明する立場のものが説明できなくなってしまう。
これは環境省の役割。

東日本で土地の工面ができれば2年ぐらいで焼却場ができる。
焼却場や最終処分場を作る場合、職員の工面で協力したい。

海洋汚染 セシウム拡散、黒潮防ぐ?

2012-04-05 09:24:04 | 放射能問題
セシウム拡散、黒潮防ぐ=房総沖以南で濃度急減-東大など



 東京電力福島第1原発事故で海に放出された放射性セシウムの濃度は、黒潮が流れる房総半島沖以南で急激に低くなっており、黒潮の潮流がセシウム拡散を防いでいることを、東京大大気海洋研究所と米ウッズホール海洋生物学研究所などの研究チームが2日までに突き止めた。
論文は米科学アカデミー紀要電子版に掲載される。
 東大大気海洋研の西川淳助教らは昨年6月、調査船による海水と海洋生物の採取、ブイを使った海流の測定などを実施。
福島原発沖30~600キロの海域に含まれる放射性物質の濃度測定や、深さ・方向などセシウム拡散の状況を調べた。
 海面付近のセシウム134の濃度は最も高いところで、1平方メートル当たり3900ベクレルと事故以前の数千倍に相当。
600キロ離れた海域でも、同325ベクレルと、汚染の広がりが見られた。
 一方、黒潮とその南側の海域では、同3ベクレル以下と濃度が急減。
海水の流れを用いたシミュレーションによる解析でも、黒潮が房総半島沖以南への拡散を防いでいたことが分かった。(2012/04/03-06:58)


しかし、



今後、ガレキを拡散して燃やすことで、土壌汚染から海洋汚染へつながっていく。
タケノコからも新基準値超えが報道されているが、
これ以上汚染してどうするの。





【必見】「放射線と被ばくの問題を考えるための副読本」福島大学放射線副読本研究会 

2012-04-01 09:59:41 | 放射能問題
福島大学放射線副読本研究会から
「放射線と被ばくの問題を考えるための副読本 ~「減思力」を防ぎ、判断力・批判力を育むために~ 」
が出された。

これは文科省から全学校向けに放射能についての副読本が配布予定になっているが、その問題点をとらえて編集されたもの。

この文科省版について、佐倉市議会でも取り上げられた。
予算委員会では五十嵐智美の質問に対し、
「道徳の副読本と同様子ども達に配布せず、学校で副読本として使用する」というものだった。

自治体により取り扱いは違ってくるようだ。
市民ネットのある他市では、「公民館に直接文科省から送ってきた」ということだった。

福島大学放射線副読本研究会
「放射線と被ばくの問題を考えるための副読本 ~「減思力」を防ぎ、判断力・批判力を育むために~ 」 以下転載

***************************************

はじめに
 
 2011年3月11日に発生した東日本大震災により、東京電力(株)福島第一原子力発電所の大事故が起きて、放射性物質(ヨウ素、セシウム、プルトニウムなど)が大量に放出され、福島県を中心とする広い地域の大気や水、土壌などが汚染されてしまいました。
 汚染された地域では高い放射線量のため、長期にわたって人の居住が制限される地域が生じました。
事故以前に設定されていた年間の追加被ばく線量(医療除く)限度を超える放射線を浴びてしまったり、その恐れがあるために、多くの人々が避難を余儀なくされました。
避難の途中で亡くなった方や、原発事故の影響を苦にして自殺に追い込まれた方もいました。
東日本の各地で、水道水の摂取や一部の食品の摂取・出荷が制限される事となり、日常生活にも大きな悪影響を及ぼしました。
 放射性物質は、その影響がおさまるまでにとても長い期間を要するため、これから私たちは、放射線による被ばくの問題と向き合っていかなければなりません。
 そのような中で、文部科学省は2011年10月に小・中・高校生向けの放射線副読本をそれぞれ作成しました(以下、新副読本と省略)。
新副読本は、福島第一原子力発電所の事故の後に作成されたものですが、事故に関する記述がほとんどなく、放射線が身近であることを強調し、健康への影響を過小に見せるなど、内容が偏っているという問題点が指摘されています。
また、原発事故の前にも文部科学省と経済産業省資源エネルギー庁が作成した原子力に関する小・中学生向けの副読本(以下、旧副読本と省略)があり、事故後に改修されたり、ウェブサイトから削除されたりしましたが、これらも原子力の推進側に偏った内容となっていました。
 今回の原発事故で教訓とすべき点の一つは、偏重した教育や広報により国民の公正な判断力を低下させるような、いわば“減思力”を防ぐことです。
そして、放射線による被ばく、特に低線量被ばくによる健康への影響については、正確なことは分かっておらず、専門家の間でも見解が一致していません。
このような「答えの出ていない問題」については、どのように考えていけばよいのでしょうか。
 私たち、福島大学放射線副読本研究会のメンバーは、学問に携わる者として、また、原発事故によって被ばくした生活者として、このような不確実な問題に対する科学的・倫理的態度と論理を分かりやすく提示したいと考え、この副読本をまとめました。
今回の副読本では。国の旧副読本・新副読本における記述や、原発推進派の見解を積極的に載せることでバランスに配慮しながら、そこに観られる問題点を指摘することで、判断力や批判力を育むことができるように工夫をしました。
もちろん、この副読本も、批判的に読んでいただいて結構です。
 この本の内容が、より多くの子どもたちや放射能汚染に苦しむ方々、そして、広く一般の市民のみなさまにとって、放射線と被ばくの問題を考えていくための一助となれば幸いです。

目次
 ◆ 副読本のポイント
 ◆ 東京電力福島第一原子力発電所の事故
 ◆ 放射線について
 ◆ 放射線による健康への影響
 ◆ 事故による放射性物質拡散への対応上の留意点
 ◆ 判断力・批判力を育むために
 ◆ 不確実な問題に関する社会的意思決定のために
 ◆ 放射線と被ばくの問題を考える際のヒント

***************************************

以上(青字は伊藤が付けました)

多くの御用学者たちが福島県内で、問題ないキャンペーンを繰り返し、今も続いている。
福島県民を分断し矛先が国、東電に向かないようにしている。
人々は物を言えない状況に追い込まれているという。

そんな状況下で「放射線と被ばくの問題を考えるための副読本」を出した、大きな勇気と科学者としての良心に、私たちも応えたいと思う。

福島県だけでなく、国内も同じ状態で、情報操作が原発事故後ず~っと行われている。
その一例として、環境省はガレキ拡散キャンペーンに大手広告代理店博報堂を使って平成23年度は9億円、平成24年度は15億円の予算がつけている。(環境総合研究所の調査)
こんなものです。
国民は騙しやすいと踏んでいるのですね。

消費税を上げる前に、この無駄遣い(と考えてないか)を何とかすべき。
高速増殖炉「もんじゅ」も「六ヶ所再処理施設」も。


放射能の影響・・・・「ぬまゆのブログ その2」から考える

2012-03-20 09:57:33 | 放射能問題
久しぶりに「ぬまゆのブログ」を開いてみた。

福島在住の女性で、御自身の体の症状をブログで書かれている。

以前の記事を削除して、「ぬまゆのブログ その2」が始まっていた。

以下一部転載します。
**********************************

むやみに怖がるのではなく、
前向きに 「 構える 」 ことを していきませんか ?

わたくしたち大人は、
放射能から、「 こどもたち 」 を 守っていかなければ なりませんよね ?

いまも、
福島第一原発からは
さまざまな種類の放射能が、漏れつづけています。

せめて、
「 こどもたち 」 に マスクだけでも、着けさせてほしいと思います。

野田総理は、年末に 【 収束宣言 】 を しましたが、現場は、まだ、【 始まったばかり 】 です。
どこから手をつけていいのか ・・・ という状態です。

わたくしの 右手は、一昨日よりは、マシですが、いまだに 握力が入りません。

これも、原因不明の 「 経過観察 」 です。

いろいろな症状が、出たり 消えたり ・・・ を くり返しています。

福島県民は、、
口にこそしませんが、「 奇妙な症状が出ている方々が たくさんいる 」 と、
実際に、何十人にも取材をしてこられた 岩上さん( ジャーナリスト) は、言いました。

「 わたくしだけじゃ、ないんだ ・・・ 」 と、その時、しみじみと思いました。

わたくしが 親しくしている 「 こどもたち 」 にも、
セシウムが 検出された 子 や、甲状腺にしこりがある 子 が後を絶ちません。

事実、相談に来た子たちが、「 こんなに ・・・ いるの ? 」 と、思ったくらいです。

守るべきものは、「 こどもたち 」 です。

行政は、「 子ども 」 のために 動こうとしていません。
「 復興 」 にしか、関心がないようです。

南相馬市は、充分に復興しました。
せめて、学校で、マスクを着けさせる指導くらい ・・・できるはずです。

低線量被曝は、あなどれません。

給食にしても、保護者が 「 子ども 」 に対して、最も権力があるのです。

学校が、無理に食べさせることなど、あってはならないことです。

いまは、平常時ではありません。
緊急時です。

お父さん、お母さん、ある学校では、給食の野菜を、ろくに測定もしないまま、調理しています。

これは、実際に 給食を 調理している方から、「 こんなことが あっていいのか ! 」 と、
電話で、直接 承ったことです。

その方は、本当に怒っていました。
しかし、指示は、上からきます。

その方が、どんなに 抵抗しようと、「 組織の中 」 では 無理なのです。

お家で 食材に気をつけていても、こういう 「 落とし穴 」 が あります。

わたくしが、携帯電話の 番号を表示しているのは、このような 「 叫び 」 が、絶えないからです。

まるで、戦時中に戻ったような 印象を受けました。

**********************************

この方の身体症状はすざましいものです。
歯が抜け、記憶がなくなり、右手が使えず・・・・

でも、同じような分からない症状は、身の回りにも潜在しているかもしれません。

私は、このところ頻繁に報道される、高齢親子の孤独死をひそかに疑っています。

放射能は循環器に影響する、持病を悪化させる・・・・

どう思いますか?

都内でもマスクにセシウム付着 東大調査

2012-03-20 00:18:26 | 放射能問題
3/17 東京新聞記事によると

日常生活で一週間使ったマスクにどれだけセシウムが付着するかの調査を東京大学アイソトープ総合センターの桧垣正吾助教が調査した。
東京と福島県の住民10人が2/19から1週間使用。

東京では、1人のマスクから0.6ベクレルが検出され、残り9人からは検出されなかった。
福島県では、8人のマスクから最大4.3ベクレル検出された。

セシウムをとりこんだ杉、ヒノキの花粉の飛散が懸念されているが、今回マスクに付着した花粉はセシウムをほとんど含まなかった。

ということだが、マスクをしていなければそのまま肺に入る可能性がある。
また、今までも鼻の粘膜に付着して、鼻血の問題などが取りざたされていた。

これまで、どれだけ吸い込んでしまったのだろう。

気をつけるに越したことはない。


「ペチカは小型原子炉」というけれど薪ストーブは?

2012-03-01 20:02:45 | 放射能問題
議会質問では時間に追われ、大事なことを飛ばしてしまった。

以下、幻の質問から

「薪を燃やした灰から5463Bq/kg出ました。
茨城県石岡市の農家の方が野ざらしの枝を燃やした灰は16000Bq/kgも出たそうです。
遅ればせながら2/15「薪ストーブの灰の取り扱いに関する注意」が広報されたところですが、ロシアでは「ペチカは小型原子炉」との比喩があるぐらいです。
薪ストーブが流行っていますが、野ざらしの薪を使っての汚染の拡散が懸念されます。
広報以外の周知方法はとられましたか。
灰に関して今後どのように扱うか、伺います」
と質問する予定だった。

広報、HPでは
福島県内において、薪ストーブを使用した際に発生する灰等から放射性セシウムが検出されたことに伴い、環境省から取扱いについて通知がありました。
薪ストーブ等を使用されている市民の方は、廃棄物対策課へご連絡ください。
また、当分の間、周囲への飛散や雨などでの流出を防止するため、灰をビニール袋等に入れ、人が立ち入らない場所または土壌等により放射線の遮蔽ができる場所に保管してくださいますようお願いいたします。

とある。

農家の方が柏のベクミルで放射能検査をしてきたものを、教えていただいた。
原発事故時、野ざらし状態になっていた枯れた栗の木を燃やした灰ということだ。
石岡市の場合も野ざらしの枝を燃やしたのものから1万6千Bq/kg出たということで、枯れていない木を切り倒して燃やした場合は4千bq/kgだったという。
1/4とはいえ、それでも濃縮されて高い放射能値でびっくり。

あく取り等にも灰は使われたりと、生活に密着した材料である。
今まで良い事されていたものが、気をつけなければいけない事になってしまった。
残念なことだ。

薪ストーブは遠赤外線を出し、エコであり、見直されていた。
我が家のそばにも薪ストーブを使っている住宅のまとまった街区があり、県外からもアウトドア志向の人たちが転入してきていた。
アノ原発事故時、この冬に使う薪を家の外に積んで用意していた。
子どもさん達も小さく、灰の処理もそうだが、家の中で薪を燃やした時の放射線量はどうなるのかと心配になった。
一度線量を測ってみる必要がある。

お知らせいただいたら、測定器を持って測りに行きますよ~


2/25安田節子さん講演会「放射能汚染と食べ物の安全」東京電力福島原発事故問題のこと

2012-02-26 13:42:47 | 放射能問題
2/25安田節子さんの講演会が市川市のアイリンクセンターであった。
主催は「有害化学物質から子どもの健康を守る千葉県ネットワーク」(子健ネット)
市川市で活動されている多くの市民団体の方々にも協賛いただいた。

安田節子さんは、日本消費者連盟事務局員・「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」事務局長を務めたのち、
現在は食政策センター「ビジョン21」代表、食・健康・環境のオピニオン通信「いのちの講座」発行人、有機農業研究会理事、埼玉大学非常勤講師。
放射能問題だけではなく、遺伝子組み換え問題を始め食の安全の視点から、TPP問題まで、幅広くとらえていかなければならない私たちの問題点を分かりやすく話していただいた。

東京電力福島原発事故問題から

現在、かろうじて応急処置された4基の原発だが、燃料がどうなっているか誰も確認もできない。
特に4号基は定期検査中で格納容器から出された燃料棒がむき出しの状態でプールに入っていた。
現在、燃料プールは仮支えで押さえられている状況で、強い地震が再度起こったらどうなるか分からない。

日本の原発54基中2基しか稼働していない。
今月末には柏崎刈羽原発が、来月には北海道の泊原発が定期点検に入って停止する。
しかし14基がストレステストの申請中。

原発がなくなると電力が不足するのではと言われているが、全然問題がない。
もともと原発は定期点検があるので、電力が足りなくならないように、原発建設とセットで火力発電所を建てることになっている。
無駄な話だ。(これも電気料金のうち)

昨年の震災直後から東電は計画停電を行ったため、信号機が止まり交通事故で死者まで出し、市民生活にも大変支障をきたしたが、その時東北電力の女川原発が停止していたため、そちらに200万キロワットも回していた。
暑い夏にも節電キャンペーンを長々と行っていたが、おかげでお年寄りがエアコンも使わず熱中症で亡くなったことは問題だ。

まして、原子力災害会議の議事録がないなどは、本当かどうかは別として、犯罪的行為。
東電福島原発事故対応の検証ができないばかりか、被害を教訓として全然活かすことができないではないか。

電力料金のシステムを変えるべき。
電力料金=原価+利益(原価の4.4%)で決められるが、原価が膨らめば利益は大きくなる。
原価に広告費、地元対策費どころか社員の厚生費、もちろん安全委員会、安全審査会、マスコミ関係者へのバラマキまでもろもろ入っているのは、ご存知のとおり。
おかげで先進国中家庭用、事業用電気料金は世界一高い。

それなのに、東電は事業用電力料金の値上げを言い出している。
東京都は東電ではなく中部電力から電力調達する事を宣言した。

50kw以上の企業はPPSという選択もできる。
立川市では競輪場をPPSに変更して、1700万円電気料金を削減し、それで食品放射能測定器を購入した。
個人でも地域全体で50kwの利用者となって、PPSが利用できないものだろうか。

東電を利用しない動きをしていかなければならない。
市民が求めれば技術開発がすすむはず。

つづく

発電量と消費電力(市民エネルギー研究所より)



見てのとおり水力発電と火力発電で十分足りている。
万が一足りなくても自家発電でOK。
まして原子力発電は「意味ないじゃん」
これを知られないように、計画停電や値上げをちらつかせて、脅かしていたわけなのね。




覚えてますか?稲わら汚染 「汚染未検査の牛3000頭」行き先不明

2012-02-13 23:56:15 | 放射能問題
2012年2月4日東京新聞の記事から

福島第一原発事故で放射性物質に汚染された稲わらを餌に与えられ、調査対象になった15道県の肉牛約4600頭のうち、約3000頭が放射性物質の検査をできないまま流通先が不明になっている。


 
Q 調査方法は? 

A 稲わらを与えていた農家が3月11日以降に出荷した牛を対象にした。
肉牛は個体識別番号で流通先が追える。
7月の問題発覚後、厚生労働省は都道府県に、番号から牛の流通経路を調べ、肉を回収して検査にかけるよう求めた。
汚染の疑いがある牛の番号も公表し、小売業者や消費者にも確認と連絡を呼び掛けた。 

Q なぜ流通先が分からないの? 

A 出荷された牛は食肉業者から末端の小売りへと流通する。
1頭丸ごと購入の場合はもちろん、部位に分かれても番号は各部位に付いてくる。
スーパーなどの店頭に並ぶ肉のパックの値札にも記載される。
ただ、消費者が食べてしまえば値札は捨てるだろうし、業者も取引記録をずっと保管してあるとは限らない。
流通先が追えても肉そのものが存在していなければ、検査はできない。 

Q まだどこかに残っている可能性は? 

A 公表されている検査状況を見ると、未検査なのは3~5月の出荷分が多い。
出荷後、時間がたっているほど消費された可能性は高い。
調査は続いているが、自治体からの報告が昨年12月以降はほとんどないことも、大半が消費されたとみる根拠だ。
 
しかし、出荷から半年近く後に見つかり検査された例もあり、店や家庭の冷凍庫に気付かれずに残っている可能性は、厚労省も否定できないという。

Q 仮に汚染された牛肉を食べてしまっていたら?

A これまでで最大のセシウムが出たのは、厚労省の検査開始前に見つかった例で1キログラム当たり4350ベクレル
この肉を200グラム食べると870ベクレルが体に入る。
放射線量換算で約0.014ミリシーベルトだが、食品の新規制値の根拠とされた内部被ばく限度の年間1ミリシーベルトに比べ格段に低く、あまり心配する必要はない。

↑引用終了

この最後の部分はかなり問題。
大丈夫では決してない。
大部分を消費した段階で、こんな発表するなんて、国は国民の健康を重視していない証拠。
自分の健康は自分で守るしかない。

反原発世界会議で「いわきで生きるジャーナリストから見た震災・原発」安竜昌弘(日々の新聞社)ジャーナリストhttp://www.hibinoshinbun.com/ の話しでは、
「もう3.11以前には戻れない」と福島の人は注意して、疑って食べ物を選んでいる。
無防備なのは、気にしない地域の住民。
一例として、
福島の夫婦が2泊3日で京都、神戸に旅行に行った。
帰って来てから、WBC(ホールボディカウンター)で測ったら、正常値だったのに一人のセシウム値が3倍に跳ね上がっていた。
何を食べたか二人で詳細に付き合わせてみたところ、セシウム値の高かった人は合挽肉のハンバーグを食べていた。
原因はそれしかない。

他にも勿来と平潟と隣あった漁港の話もしている。
勿来は福島県、平潟は茨城県。
となりあった人間の引いた境界をはさんで片方は漁を止めているが、もう一つでは水揚げされている。
海に流れたセシウム、プルトニウム、ストロンチウムによる海洋汚染は茨城どころか千葉沖まで広がってホットスポットを作っていることは、NHKの番組にもある通り。

新聞記事は無防備な西の地方にどんどん危ない食品が流れていったと受け取れたが、真相はどうなの?
今頃になって発表する意図は、いつかはばれるから発表しておこう、という姑息な匂いがする。


畔田谷津の生命を見守る会 坂本文雄さんより
     ドバトのラブシーン  習志野海浜公園の駐車場にて
     日差しは春、動物たちの恋の季節が始まります。

春だな~♪
生きものたちは自然のサイクルに合わせて時を刻む