伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

野呂美加さん講演会 講演録を読んで

2011-07-30 12:06:08 | 放射能問題
野呂美加さんの講演会が大変好評で、私たちも佐倉で講演会を実現したいと考えている。
youtubeでも映像がUPされている。

2011年5月8日福島県で行われた講演会の講演録を見つけた。

http://franceneko.cocolog-nifty.com/blog/files/transcription_mika_noro.pdf#search='野呂美加講演会'
野呂さんはベラルーシに通い、子どもたちを日本に療養させ、元気にしてまた送り返す事業を長年続けてきた。
そして今年は、福島の子どもたちをイタリアに送りだした。
私たち大人の責任は、今原発を止める流れにしなければ、何も変わらない。

この講演録にはチェルノブイリ原発事故後、広島大学の教授がIAEAの調査団として行って、何も問題がないとお墨付きを与えた事実が、語られている。
今の福島県、ひいては日本で行われている、放射能大丈夫というキャンペーンそのもの。

5月の段階で福島県の子どもを持つ心配する親たちのおかれている状況が良くわかる。
そして、それは今でも続いている。

野呂さんを批判する人たちはEM菌の宣伝をしているのを挙げているが、
それも彼女が26年間自分の体でどうすれば体の免疫力が戻る、何が効くのかを実践して、伝えている方法の一つとしてだと思う。
講演の中では、私たちが大事にしてきた「食の大切さ」について語っているし、免疫力を高めるため、また酵素が体を修復するには、揚げ物や動物性たんぱくの摂り過ぎは酵素が消化分解に大量に使われてしまうので、控える事。
ジャンクフードなどもってのほか。
それを補うのに、EM菌も有効と言っている。
却ってそれを言うことでEM菌のメーカーがつぶされることを懸念されている節が言葉のトーンから感じられた。

それについて、野呂さんが「チェルノブイリへのかけはし」に彼女の考えを書いている。
http://www.kakehashi.or.jp/?p=3851
若いママたちは、日本の昭和30年代の食事を知らない、と思う。
野呂さんはそこまで戻ったらいいと言っているが、はたして理解できるかな?
添加物のない調味料で、きちんとした調理をすれば、微量栄養素が体に入る。
(水煮の食材を使うと、せっかくの栄養素が流れて、カスを食べることになる。)
小さな積み重ねが、大きな力になる。
と野呂さんの講演会録画を観て読みとったのだが、これも人それぞれですね。

子育てしている人には、○○がいい、△△が効くようだ、といった断片的な情報に惑わされることなく、「食」について勉強してもらいたい。
遠回りでもそれが子供の体を作っていくと思う。





マンガで放射線の正しい測り方 

2011-07-30 01:20:03 | 放射能問題
稲毛ネットの金田由希さんから、「ガイガーカウンターミーティング」の講演内容がわかりやすい漫画になっているからと送ってもらった。

放射線の正しい測り方

昨日、放射能測定結果を持って担当課に行った。

しかし、放射線測定は計測方法が決まっているそうで、
測定器の前面220度に人が立ってはダメ。
手に持っていては、正しい測定が出来ないそうで、台に置くそうだ。

また、地上線量が1マイクロシーベルトは、
国が出している暫定基準値3.8マイクロシーベルト以下である。
たとえ今回の私たちの測定結果が地上線量3.4マイクロシーベルトであっても、測定器、測定方法等どれだけ信頼性があるか判断できかねる。
すぐに動くわけにはいかない、という返答だった。

とりあえず、市で購入する測定器が納入され次第、高い値だったので、確認して欲しい。
側溝の割れ目が高い値を出しているが、公共の場所であること、子どもたちが往き来するところであるし、側溝の破れ目に物を落として、拾い上げるかもしれない、等々危険性が大きい。
とりあえず、覆いをする等、暫定的な処置でもいいので早急な対応を申し入れた。

志津コミセン、南ユーカリが丘公園の近くにミニホットスポットがある事は、驚いたが、周りの放射能が雨で集まったところなので、その後の対応さえ間違えなければ拡散は防げる。

除染した物をどうするかの方針もなしに、やたらといじる訳にいかないという事は、理解しているつもりだ。
しかし、「国が方針を出したら」と待っていても、いつまでたっても方針は出てこないと思う。

測定後どうするか、
除染するにはどうするか、
除染した物質をどう管理するか、
市としての方針を早く出してほしい。