伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

田中優さんの講演会byさくら・市民ネットワーク 1

2011-07-13 09:35:50 | 放射能問題
さくらネット主催の田中優さんの講演会。

さすが旬の人だけあって、たくさんの方に来ていただきました。
予約打ち切り後いただいた電話も数多くあって、多くの方に情報発信したいと、
田中優さんにお断りしてビデオ録画をしました。
準備ができ次第youstreamでUPする予定です。

主役である若い保護者に多く来てほしいと、子どもさんもOK、ぐずったら歩きまわりもOK。
保育の用意も考えたが、親子分離より、一緒にいる安心をとった次第。

「福島原発の汚染水対策、本来コンクリートの連続壁を地下岩盤まで打ち込んで、海への流出を防ぐべきだった。
しかし、東電は海江田通産相にそれに1000億円かかるので、
株主総会前に出す訳にはいかないと言った事がすっぱ抜かれた」
ことから始まった、息をもつかせぬ展開、多岐にわたる情報、あっという間だったが、時間延長の濃~い内容だった。

今、ゴミ焼却飛灰からの高濃度放射性物質が問題になっている。
3.11以降、木の枝や草に降り積もった放射能がゴミ焼却場に持ち込まれているからだが、焼却灰だけでなく、煙突からも出ている。
原子レベルのセシウムではダイオキシン対策のバグフィルターはスル―してしまうため。

この問題点は、早い段階で心配する声が寄せられていた。
5月、佐倉市の対応を聞き取りしていたが、その時点では焼却灰の放射能値は低くかった。
再度、焼却灰だけでなく、飛灰を調べる必要がある。

田中優さんは燃やさず埋める方がいいと言っていた。
剪定枝、草木はそうすべきでしょうね。

また、放射線量の事について。
日本はICRPの基準値 年間1ミリシーベルトを推進しているはずである。
なのに、福島県では長崎大の山下某が、チェルノブイリでは人が住んではならないレベルの放射能汚染地域に対して、問題ないと発言している。
疎開すれば裏切り者扱いされるようなデマの原因を作っている。
そのため妊婦さんや小さな子どもを抱えた母親が疎開したくても、
家族の同意が得られず、外にも出られない状況にいる。

現在この山下某は刑事告訴された、という事だ。

50代に比べて子どもは310倍も放射能の影響を受ける、というゴフマン博士の研究結果がある。(ゴフマンの値)
しかも内部被ばくは外部被ばくより2ケタも3ケタも高い。
日本の食品、水の基準値は甘すぎる。
そのため、輸出食品は水際で返され、世界から全然信用されなくなっている。

「ホルミシス効果を言いたて、少しの放射線は体にいいなどと言っている学者もいるが、どうなんですか?」
という質問には、
「そんなことを言っている人に、ぜひ福島原発に行って作業を手伝って欲しいものです。
作業員が少なく困っているばかりか、焼け死んでいく人がたくさんいる」
御用学者を切って捨てていただきました。

高放射能被曝を焼け死ぬと表現する田中優さん、残酷な実態を一言で言い当てています。

つづく