伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

「藻からバイオ燃料開発」1/4東京新聞

2013-01-06 09:57:57 | 再生可能エネルギー問題
昨年7月のドイツ、デンマークツアーでは、デンマーク・ロラン島の再生可能エネルギーの研究を視察してきた。
その中でも「藻」を使った研究が盛んに行われており、「藻イノベーション」としてエネルギーだけではなく、貴重な資源であることをロラン市市議で環境プロジェクトリーダーのレオ・クリステンセンさんからレクチャーされてきた。

「水中で育つ生物資源(藻)は、木材など陸上のバイオマスに比べて育つスピードがはるかに速く、10~12倍の量をつくることができる。
 藻は燃料にするだけでなく、燃やさず一定の処理を施してメタンガスや二酸化炭素、タンパク質やリンなどを取り出し、エネルギー資源や医薬品に利用できる」
という事で、
大野ひろみと私も「ドイツ・デンマークの出前視察報告会」で紹介しているが。

    ↓
http://blog.goo.ne.jp/lynmiu_2011/e/c8d541309f0bc685d223205d1436aab6

同様の取材をしてきた新聞記事を見つけた。

【中国新聞】
「らしく暮らす、デンマークの環境 ロラン島の挑戦 上」
「らしく暮らす、デンマークの環境 ロラン島の挑戦 下」

被災地の復興に役立つとして、すでに東松島市はデンマーク・ロラン市と震災復興協定を締結して、再生可能エネルギーを取り入れた産業を中心に町の復興をめざしている。

その、「藻イノベーション」の日本の第一人者が筑波大学の渡辺真教授 。
国は先進的な取り組みとしてもっと予算をつけて開発をしていたら、デンマークのように再生可能エネルギーで国が潤って、不況からも脱出していたと思うのだが。



今から5年前、リーマンショック直後の2009年の、デンマークのアナス・フォー・ラスムセン首相も年頭のスピーチを、ニールセン・北村・朋子さんが紹介している。
「この記録的な世界金融危機は、必要以上に悲観視すればさらなる危機、混乱、崩壊という負のサイクルにはまり込む可能性がある。
その一方で、危機は新しい視点を与える機会とも成りうる。」
そして、
「グリーン成長を持って、危機から脱出する策としよう。
だからといって、がまんを強いたり、禁止事項を増やしたりするのではなく、楽しみながら、やる気がみなぎるような方法で取り組む。
それがダイナミックなグリーン成長である。
風力、バイオ燃料、太陽エネルギー、その他の再生可能エネルギー。
消費するエネルギーより、供給するエネルギーの方が多い、エネルギープラスハウス。高速列車と、最新式の鉄道システム。
最新型で速い電気自動車。自然に配慮した道路の拡充、環境に配慮した農業、グリーンエネルギーの生産、安全な食、そして安定した輸出高をキープすること。」
「失敗を恐れるより、成し遂げようとする気持ちが強ければ、全てはいい方向に向かう。」

アメリカでオバマ大統領が就任し「グリーン・ニューディール」を打ち出し世界の流れが再生可能エネルギーへとシフトしていった時代です。
あれから5年。
日本は完璧に取り残されてしまった。

自民党安倍政権は、原発推進にギアを入て行くだろう。

だが、私たちは、自分たちで再生可能エネルギーへと思考をチェンジ!!
世界の流れを見据えて、井の中の蛙にならないようにしなければならない。



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