伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

食品の放射能測定ってどんなもの?

2011-08-24 08:38:07 | 放射能問題
全国政策研究会in米子の分科会
小金井市の食品の放射能測定の取り組み小金井市議 漢人明子さんの報告から

チェルノブイリ原発事故後、市民団体が食品の放射能測定を行政に求めた結果、1990年から行政と市民団体「小金井市放射能測定器運営委員会」が契約し放射能測定を行ってきた。
行政が放射能測定器を購入し、毎年メンテナンスを行い、市民団体が講習を受けて測定を行ってきた。

  ヨウ化ナトリウムシンチレーションディテクタ(試料を外界から遮断して放射線をキャッチする)
  マルチチャンネル・アナライザー(キャッチした放射線を核種毎にカウントする)
    米国キャンベラ社製 約430万円 維持管理費20万円~30万円/年(定期検査 3回)
  検出限度 10ベクレル

現在、週一度市民からの申込と保育園・小中学校給食を6時間測定。

1986年のチェルノブイリ事故から25年経っても、ヨーロッパからの輸入ブルーベリーが高濃度のセシウムに汚染されていたことを突き止め、原発のリスクを訴えてきた。

  野菜・肉・穀物・魚の基準値は、3.11以前は370ベクレル、現在は500ベクレルに引き上げられている。
  水は10ベクレルだったのが200ベクレル。牛乳・乳製品も現在200ベクレルが基準となっている。

当初の測定の目的は、市民の心配が理由だった。
しかし、測って知る。知ることで考えていくことにつながった。
情報は隠されることで、人は不審に陥り、ますます心配が増すが、情報が正しく提供されると、自分で判断する事できる。
と、長年の経験から、漢人さんは言っている。

行政が食品検査を行う事で、市民の心配を少しでも払拭する事が出来たらいいだろう。

放射能測定を受け付けている市民団体を紹介します。

特定非営利活動法人有害化学物質削減ネットワーク(Tウォッチ)
 Tウォッチは、長年、環境中に排出される有害化学物質の削減のために、PRTR公表データの有効活用を求める活動に取り組んできました。
ウェブサイトを通じて、有害化学物質の排出量の減少に寄与したと考えています。
今回の福島第一原発事故により、放射能汚染と付き合う生活を余儀なくされた方々のために、見えない放射能の恐怖から身を守るための食品や土壌の放射能汚染を測定し、汚染情報を共有し、安全に暮らすための一助になる活動に取り組んでいきたいと考えました。
放射能測定器は1989年にチェルノブイリ原発事故による輸入食品の放射能汚染を測定し、国民の安全を守ろうと、代表の中地が運営していた「たべものの放射能をはかる会」(大阪 環境監視研究所内)のNaI検出器と鉛の遮蔽体をTウォッチの事務所に移設し、新たに周波数分析器を購入し、放射能測定体制を整えました。日常的な測定活動及び結果の評価については、中地が責任を持って実施します。
より詳細な測定が必要になった場合は、京大原子炉実験所の小出先生に協力を依頼します。

測定料金 1検体8千円

詳細はhttp://www.toxwatch.net/houshanou/houshanou_sokutei.html






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