伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

県議会質問 分かりました!佐倉市の水道料金が高い理由

2019-10-25 15:35:39 | 政治
議会質問3つ目は水道料金がなぜお隣の八千代市よりも2割も高いのか。
これまで誰も調査したことがなかったのです。
市議会の時、当時の水道管理者からも、是非この問題に取り組んでほしい、
と宿題をもらっていました。
調べると、一般管理費というのが上乗せになる、
それも県企業庁の言いなりの10%が自動的に加算されるのです。
神奈川県では一般管理費は3%です。
これっておかしいですよね。

9月議会質問から***************

3.水道料金格差是正について
県内には6つの用水供給事業体がありますが、
唯一浄水加工施設を持っていないのが、わが佐倉市が
所属する印旛郡市広域市町村圏事務組合(以後「印旛広域」)です。
印旛広域では、県営水道に浄水加工委託しており、
毎年約18億円もの施設使用料及び業務委託料を県に払っており、
これが給水原価に反映し、水道料金を押し上げる大きな一因となっています。
佐倉市と、北千葉広域水道企業団に属する八千代市の水道料金
を比べると一目瞭然です。
口径13mmで1カ月20㎥を使用した場合、佐倉市はすぐ隣の
八千代市の1.6倍も高い料金となっています。
八千代市では10月1日から水道料金が平均8.57%値上げ
されましたが、それでも佐倉市のほうが1.2倍高いのです。
佐倉市では、早ければ来年度から、八ッ場ダムからの受水が
開始される予定であり、受水費の増加に伴う水道料金の値上げも
必至とされ、再び八千代市との料金格差が開くと予想されます。
そこで伺います。

➀ 施設使用料および業務委託料はどのような根拠で積算されているか。
また、印旛広域から値下げの交渉が過去にあったと思うが
、県はどのように対処したか。
今後、値下げに応じる可能性はないのか。

答弁:施設使用料及び業務委託料の算定方法は、
千葉県企業局と同組合で締結した「水道施設の使用及び業務委託に関する協定書」及び
「確認書」により定めています。

この協定書及び確認書については、双方で協議のうえ締結しており、
料金についても合意のうえ定めております。



➁ 業務委託料の内訳に「一般管理費」というものがある。
委託料の10%が計上されている。
平成30年度決算では9,564万1,448円。
仕事の中身を県に聞いても、「直接委託以外の業務」とか、
「慣例だから」とか、「細かいことはわからない」とかでした。
根拠として企業局が示した「総務省」資料によると、
一般管理費の考え方は、委託先が民間企業、大学、公益法人であり、
官が官に委託する場合は含まれていない。
また、同じく根拠として示した「日本水道協会」の資料では、
役員報酬や株主配当金、広告宣伝費、交際費など民間でしか
想定できないものが含まれ10%となっている。
県と印旛広域は官と官であり、一律10%は適正ではないと考えるが、
どうか。

答弁:業務委託料の算定にあたっては、
同組合への送水に係る、柏井浄水場・北総浄水場の運営費、
及び管路の維持管理費などを直接委託費として計上しています。

一般管理費については、本委託では、直接委託費以外に
安定給水を確保するために必要となる、情報システムネットワーク
の維持管理費や、本局職員の人件費などが該当しますが、
国の示した考え方に照らし、直接委託費の10パーセントとしています。



再質問:県と印旛広域は同じ千葉県の内部であり、しかも水道という
憲法25条の生存権に関わるような公共の福利厚生に関わる業務である。
そこに、民間の一般管理費の率10%を導入するのはおかしい。
神奈川県企業庁では、一般管理費を3%と定めている。
千葉県も3%に下げることはできないか。

(時間切れで答弁無しでした。
もっとも、時間稼ぎでオウムのように答弁は同じ繰り返しですけど。)




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