福島からのレポート(後半)です。拡散希望されています。
8月8日 子どもの脱被ばく裁判学習会「おしどりマコ・ケン講演会」
子ども脱被ばく裁判とは・・・?
東京電力福島第一原子力発電所の事故から4年が経過しても、子どもたちの脱被ばく政策を行わない国と福島県--。
そんな国や福島県の責任を問うべく、避難者を含む約200人の福島の親子が、昨年、今年と、福島地方裁判所に提訴しました。
これが、「子ども脱被ばく裁判」です。
おしどりマコさんが、今福島で検討されている、甲状腺ガン検査縮小について話しました。
とても重要なことですので、要点をまとめました。
https://www.youtube.com/watch?v=IVjRL0n_FVM
(前半からのつづき・・・)
・取材をしていて感じるのは、(甲状腺ガン検査縮小や)様々なことは、政治的な判断で決められて行っているということ・・・
・それを一番感じたのは2012年世界経済協力機構原子力機関の国際シンポジウムの時だった
・そこで仲良くなった国立科学医療研究所の研究者の方が、このシンポジウムの目的を教えてあげると言った。
・研究者
「これまで原発は事故を起こらないという前提でセールスをしてきた。
しかし福島で爆発がおこって、今までのように事故がおこらないという前提でセールスをすることは難しくなった。
今後アフリカやアジアでは、50基の原発が新設されることが決まっている。
今後は事故が起きても大丈夫ということでセールスをしてゆく。
そのために福島の人たちが、自分の手で住んでいるところを除染して、住み続けるということを世界にアピールするのがとても重要になってくる」
と言っていた。
・他の研究者に聞いても、
「広島と長崎に原爆が落ちて、被ばくの恐ろしさをわかっている日本が、
『原発事故が起きても、住民は住み続けられる。大丈夫』
と発信するのは原子力業界にとってとても意味のあることです」
と言っていた。
・だから、健康調査をしないことや、甲状腺ガン検査を縮小することには、とても政治的な意味があると感じている。
・原子力業界は、事故がおこっても問題のない前提として、
事故が起きても汚染地域の人は年20ミリまで子どもや妊婦が暮らしていても、
健康上の問題はでてこないというポジティブケースとして、
福島を扱おうとしていることを、取材をして日々感じている。
・ここで私たちが黙ってしまうということは、被害者であるだけでなく、世界に対して加害者になってしまうことだと思う、
・これはDAYSJAPANの元編集長である広川隆一さんに聞いた話だが、
チェルノブイリで子供の甲状腺ガンと放射能の因果関係が認められたのには秘話があり、
壮絶な戦いをして、小児甲状腺がんを認めさせた人がいた。
・チェルノブイリの原発事故後、子どもの甲状腺がんが増えても
「被ばくの影響ではない」とされていた。
・しかし、ベラルーシの甲状腺ガンの専門医の女医さんが、明らかに子供の甲状腺がんが増えていると感じ、
しかし、このままだったらこのことが葬り去られてしまうと思い、
ポケットマネーでスイスの世界的に有名な甲状腺ガンの権威を呼んで、
自分の患者を見せて、論文を書いてくれと依頼した。
・その権威ある先生が論文を発表したことで、世界も無視することができなくなり、
子どもの甲状腺ガンを調べようという機運が生まれ、因果関係を認めさせたという歴史がある。
・でも、そのポケットマネーでスイスのお医者さんを呼んだベラルーシのお医者さんは、
その後消息が分からなくなってしまった。
・広川さんが連絡を取ろうと思っても、
「ずっとバカンスに行っている」といわれ、連絡が取れなくなってしまった。
・チェルノブイリで、小児甲状腺ガンと放射能の因果関係が認められているのも、
命がけで認めさせたお医者さんがいたんだよということを、私は広川さんから教わった・・・
(書き起こし おわり)
8月8日 子どもの脱被ばく裁判学習会「おしどりマコ・ケン講演会」
子ども脱被ばく裁判とは・・・?
東京電力福島第一原子力発電所の事故から4年が経過しても、子どもたちの脱被ばく政策を行わない国と福島県--。
そんな国や福島県の責任を問うべく、避難者を含む約200人の福島の親子が、昨年、今年と、福島地方裁判所に提訴しました。
これが、「子ども脱被ばく裁判」です。
おしどりマコさんが、今福島で検討されている、甲状腺ガン検査縮小について話しました。
とても重要なことですので、要点をまとめました。
https://www.youtube.com/watch?v=IVjRL0n_FVM
(前半からのつづき・・・)
・取材をしていて感じるのは、(甲状腺ガン検査縮小や)様々なことは、政治的な判断で決められて行っているということ・・・
・それを一番感じたのは2012年世界経済協力機構原子力機関の国際シンポジウムの時だった
・そこで仲良くなった国立科学医療研究所の研究者の方が、このシンポジウムの目的を教えてあげると言った。
・研究者
「これまで原発は事故を起こらないという前提でセールスをしてきた。
しかし福島で爆発がおこって、今までのように事故がおこらないという前提でセールスをすることは難しくなった。
今後アフリカやアジアでは、50基の原発が新設されることが決まっている。
今後は事故が起きても大丈夫ということでセールスをしてゆく。
そのために福島の人たちが、自分の手で住んでいるところを除染して、住み続けるということを世界にアピールするのがとても重要になってくる」
と言っていた。
・他の研究者に聞いても、
「広島と長崎に原爆が落ちて、被ばくの恐ろしさをわかっている日本が、
『原発事故が起きても、住民は住み続けられる。大丈夫』
と発信するのは原子力業界にとってとても意味のあることです」
と言っていた。
・だから、健康調査をしないことや、甲状腺ガン検査を縮小することには、とても政治的な意味があると感じている。
・原子力業界は、事故がおこっても問題のない前提として、
事故が起きても汚染地域の人は年20ミリまで子どもや妊婦が暮らしていても、
健康上の問題はでてこないというポジティブケースとして、
福島を扱おうとしていることを、取材をして日々感じている。
・ここで私たちが黙ってしまうということは、被害者であるだけでなく、世界に対して加害者になってしまうことだと思う、
・これはDAYSJAPANの元編集長である広川隆一さんに聞いた話だが、
チェルノブイリで子供の甲状腺ガンと放射能の因果関係が認められたのには秘話があり、
壮絶な戦いをして、小児甲状腺がんを認めさせた人がいた。
・チェルノブイリの原発事故後、子どもの甲状腺がんが増えても
「被ばくの影響ではない」とされていた。
・しかし、ベラルーシの甲状腺ガンの専門医の女医さんが、明らかに子供の甲状腺がんが増えていると感じ、
しかし、このままだったらこのことが葬り去られてしまうと思い、
ポケットマネーでスイスの世界的に有名な甲状腺ガンの権威を呼んで、
自分の患者を見せて、論文を書いてくれと依頼した。
・その権威ある先生が論文を発表したことで、世界も無視することができなくなり、
子どもの甲状腺ガンを調べようという機運が生まれ、因果関係を認めさせたという歴史がある。
・でも、そのポケットマネーでスイスのお医者さんを呼んだベラルーシのお医者さんは、
その後消息が分からなくなってしまった。
・広川さんが連絡を取ろうと思っても、
「ずっとバカンスに行っている」といわれ、連絡が取れなくなってしまった。
・チェルノブイリで、小児甲状腺ガンと放射能の因果関係が認められているのも、
命がけで認めさせたお医者さんがいたんだよということを、私は広川さんから教わった・・・
(書き起こし おわり)