伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

ワクチン問題を考える 定期接種と任意接種

2016-08-19 23:26:39 | ワクチン問題
予防接種には定期接種と任意接種がある。

定期接種は、国が推奨し、定められた対象者が期間内で受ける場合は無料で受けられる予防接種である。

任意接種は、国が認可しているワクチンで、打ちたければ自費で受ける。

生後2ヵ月から定期接種としてヒブ、肺炎球菌、そして10月からはB型肝炎が加わり、新米ママに「きちんと打つように」と迫まる。

しかし、インフルエンザやBCG、日本脳炎などワクチンによる副反応被害が起ってきたが、被害者救済は不十分である。

子宮頸がんワクチンの被害者達が訴訟を起こさざるをえないのをみても、これが現実だ。

定期接種は打たなければいけないものなのだろうか?

平成6(1994)年に予防接種法の大改正が行われ、感染症の予防に関して社会防衛から個人防衛、即ち、集団接種から個別接種、義務接種から、努力義務接種(国が勧奨し、子どもの場合保護者が判断する)へと変わった。

これは、予防接種関連の訴訟で国が相次いで負けたため、国が予防接種を強制していたものを改めて、接種するかどうかの判断の責任を保護者に移行したのである。

母里啓子さんの「子どもと親のためのワクチン読本」によると

『「努力義務」は義務ではありません。

「義務教育」と同じく、教育を受ける権利がある、という権利義務の意味合いです。

予防接種を制度として行うことは国が負う義務であって、親の義務ではありません。

無料にしているということは、富める人も貧しい人もひとしく高価なワクチンを接種できる権利を国が保障しているというだけで、受けなくてはならない義務ではありません。

ワクチン接種は予診票に親のサインが必要です。

これは、親が打つことを希望し、同意した場合のみワクチンを打つということ。

断じて強制ではありません。

イヤなことを拒否できるのは、基本的人権です。

自分の意志に反して、体に針を指されるような医療行為を受けることがあってはならないのです。

予防接種を受けていないと、定期健診で怒られたりするかもしれません。

でも、本来は他人に怒られるような筋合いのものではありません。

受ける、受けないはそれぞれの家庭で判断すべき、大切な医療行為の選択権なのです。』


とある。

これを読んだ時、「ナンダ、強制接種じゃないんだ、自分で選択できるんだ」と腑に落ちた。

子宮頸がんワクチンの被害者たちは、「あの注射さえ打たなかったら」と悔やんでいる。

親は大切は子どもを守るために、どうしたらいいかしっかり調べて、考えて、意思表示していく権利があるのです。










最新の画像もっと見る