伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

坂本文雄さんの「椿コレクション」

2012-04-07 08:26:15 | 日記
畔田谷津の生命を見守る会 坂本文雄さんより
 
 何時もなら桜の季節ですが、住宅地を歩くとそれぞれのお庭の椿が見ごろです。

と、写真を4月1日に送っていただいていた。
そのころはまだ桜もソメイヨシノはまだまだ、早咲きが開花している位だったが、
入学式に合わせるようにソメイヨシノが見ごろになっている。


 
イカリ絞り ソース会社の関係者が育種



乙女 今では一番ポピュラーな品種 元は門外不出の「お留椿」



加茂本阿弥 来歴不明



氷室雪月花 茅ヶ崎市の氷室氏が育種



玉の浦 長崎県五島の山中で発見されたヤブツバキの変種 母樹は枯損

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「玉の浦だけ『母樹は枯損』とあるのはなぜですか?」と伺ったところ
次のようなお返事をいただいた。

玉の浦の母樹枯損について 地元観光協会の文書を下に引用しますので、参照してください。

濃紅地に白覆輪の中輪で、世にも珍しいヤブ椿の突然変異種。国際ツバキ名鑑の巻頭を飾る世界的な名花として広く知られている。
原木は福江島玉之浦町父岳(461m)の中腹に自生したもので、昭和22年炭焼業者のよって発見され、昭和48年(1973)長崎で開催された全国ツバキ展に出展されて、幻の椿として一躍愛好家の注目を浴びた。
しかし、これが世に広まると現地を訪れる者が相次ぎ、心ない人々によって濫獲され、原木はついに枯死するに至り、天然記念物ともいうべき貴重な遺産は失われてしまったが、その子孫は世界に広がっている。
原生地に、玉之浦町と五島の椿と自然を守る会によって植樹と記念碑が建てられている。

この椿が中央に知られると、爆発的な人気となり、小さな苗木も高額で売られていました。
金銭欲に駆られて挿し木や継ぐ木用に枝を過剰に切り取ったので、ついに母樹までも枯れてしまったと言う結末です。
江戸時代から引き継がれているような古い品種は母樹の特定はできず、既に枯れてしまっているのも多いと思いますが、玉の浦の場合はこの60年間の事なので、顛末がはっきりしています。
自然死ではなく人為的な枯死であるのを伝えたかったのです。
私も40年ほど前に墓参りのつもりで元自生地の玉の浦町を訪れた事が有ります。

坂本


坂本さんの自然に対する姿勢が良くわかるご説明をいただきました。


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