萌えてばかりもいられない!

そんなに色々なことにやたらと深い造詣などいだけないから適当に綴っていこうかしらん

10月21日「寅次郎恋愛塾」

2006-10-21 06:26:20 | 寅さん
風邪を患っております。
週末は家族に感染らないように下宿先に居ます。皆様も風邪などを召しませぬようご注意下さい。
という訳で、今回は携帯からの投稿で寅さんの紹介記事です。



長崎で荷押し車の後ろを押してあげたのが縁でとあるお婆さんの家にご厄介になる寅さんとぽんしゅうさん。

そのお婆さんが二人の泊まった夜に、いきなりご臨終になられてしまいます。
ロザリオを胸に握らせ、教会や身内の娘に連絡を取り、墓まで掘る二人に孫娘役でマドンナの樋口可南子さんが登場し「お婆ちゃんの最後の様子を知りたい。」と言われ、寅さんは東京での再会を約束します。喪服姿が可愛いかったとか、そんなこと言ってる奴の神経が信じられないとかの言い争いで寅さんとぽんしゅうさんはその晩別れてしまいます。
東京で再会する寅さんとマドンナ。

そのマドンナ樋口可南子さんと同じアパートに住み、彼女に憧れる法学部の苦学生演じる平田満さんを、寅さんははじめいたぶるように、でも最後には説教も交えて、自分はなかなか成就しない恋愛の指南をかってでるという作品です。

樋口可南子さんのかなりきわどい台詞に「男はつらいよ」が世相によったか、樋口さんのチャレンジ精神を反映したのか、若干長淵剛さんが出演する「幸せの青い鳥」と同じような恋愛指南ものの中でも少し異端な香りのする作品でございます。

マドンナが世知辛い世の中で苦労しながら生きていく描写は、りりーに通じるものがあります。




ところで寅次郎というネーミングが吉田松陰から来ているのではないかという話を以前書きましたが、信憑性が高まって参りました。

杉百合之助の次男として生まれた吉田松陰は一時期寅次郎と名乗っていました。
では長男はというと、梅太郎という名前です。
杉家は大変貧しいのですが松陰、梅太郎の母お滝が毎日なにがなくとも風呂を沸かすという奇策にでて、杉家を明るくしていくのですが、、、話が反れました。

この梅太郎という名にピンと来ましたでしょうか?裏の印刷工場、朝日印刷のタコ社長の名前が桂梅太郎なのです。

皇道に基づく秩序の復権を説き、尊王攘夷なる革命の根本の論理を立て、多くの子弟を育て、アメリカの船に密出国を求める寅次郎(松陰)と、杉家を支える梅太郎。

「寅さんが羨ましいよ」が口癖のタコ社長。杉家の梅太郎がそう口にしたとは言いませんが、何か因縁めいたネーミングの符合だなと思った次第です。

ところでこの吉田松陰、アメリカ密航で捕えらるのですが、一旦は出獄を許され、松下村塾を開き講義を開始します。
安政の大獄はさらに数年の後のことです。

今晩BS11 夜9時からです。

コメント