とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2023斜里岳&摩周屈斜路トレイル:摩周屈斜路トレイル1日目

2023-09-21 18:56:19 | マラソン
斜里岳登山の後、1年前に阿寒湖の宿で見つけたパンフレットで興味を持った摩周屈斜路トレイル(略してMKT)を2日かけて走ってきた。

MKTは、日本一の透明度をもつ摩周湖や、むき出しの火山岩の山容と、硫黄の噴煙が圧倒するアトサヌプリ(硫黄山)。 情緒ある川湯温泉街をはじめ、アトサヌプリを源に屈斜路湖周辺のいたるところで湧き出す温泉。日本最大のカルデラ湖である屈斜路湖の周りの森や生活道を歩く道。古くからここで暮らしてきたアイヌの人々のコタン(集落)。 このように北海道のなかでも独自の自然や文化を育んできた屈斜路カルデラの台地を歩くトレイルで、「火山の道」「湖の道1」「湖の道2」という3つのセクションで構成されている。

1日目は、川湯温泉から屈斜路プリンスホテルまでの30キロを走る予定だ。まずは、宿泊した川湯観光ホテル前から出発する。


川湯温泉街を抜けていく。


川湯ビジターセンターの入り口に入る。


入り口には、立派な川湯温泉の足湯がある。


川湯ビジターセンター前の道がMKTのコースだ。朝早いので、ビジターセンターは開館しておらず、そのまま通過する。


ビジターセンター横の森を抜けていく。


その後、しばらくは車道を走ったりするが、仁伏半島の自然散策路入り口までやってきた。


熊でも出てきそうな森だが、鈴を鳴らしたり、声を出しながら進む。


落ち葉が積み重なり、足にやさしい道だ。


仁伏半島の山頂に到着。


要所要所にMKTのマークが付けられているので、森の中は迷わず行ける。


一旦、車道にも出たりするが、途中から湖畔の道にも入っていく。


屈斜路湖畔に出る。


湖畔の道は、鹿とか狐とかの動物の足跡がいくつも見られる。


砂利道が続き、歩きにくいので、車道方面に向かう。


砂湯キャンプ場に出ると、大勢の人たちが砂を掘って、中で遊んでいる。ここは、屈斜路湖の湖畔にある温泉で、波打ち際の砂浜を掘ればたちまち熱い温泉が湧き出て、誰でも自由に「露天風呂」が造れる場所となっているのだ。


テントサイトの砂場は、ずらりとシャベルで掘った穴が並んでいる。なかなか野趣あふれる場所だ。


屈斜路湖の未確認生物“クッシー”の前で記念撮影。


砂湯の周辺は、一大観光地になっていて売店やアヒルさんボートの乗り場もある。


後半は、舗装道路を走り、和琴半島を目指す。気温も上がり暑くなってきた。


和琴半島の入り口周辺でランチ休憩をしてから、和琴半島の散策路に向かう。


和琴半島をぐるっと周回するのだ。


和琴半島先端付近にあるオヤコツ地獄展望台。


展望台からは、屈斜路湖を眺められる。沿岸はエメラルドグリーンだが、遠くになるほど深いブルーに見える。


展望台のすぐ下が、オヤコツ地獄と呼ばれる天然温泉だ。展望台から急坂を下っていけば行けないこともないが、一般的にはボートやカヌーに乗って上陸するという。展望台の周りはロープで囲ってあるので上からは立ち入り禁止のようだ。


オヤコツ地獄展望台から長い階段を上るとほぼ半分。反対側も回って和琴半島を一周する。


国道に出ると、ゴールの屈斜路プリンスホテルまで4キロほど。


午後になってからは、北海道といえども暑い。長いロードを何とか走りとおし、午後2時前に屈斜路プリンスホテル前にゴールできた。

参考1.摩周屈斜路トレイル1日目の高低図&コースタイム


参考2.摩周屈斜路トレイル1日目のコースマップ


「2023斜里岳&摩周屈斜路トレイル:摩周屈斜路トレイル2日目」に続く。

2023志摩ロードパーティハーフマラソン

2023-04-18 09:09:50 | マラソン
先週末は、志摩のスペイン村で開催されたハーフマラソンに参加してきた。太陽に祝福された海辺のまち、志摩を潮風と新緑に包まれながら走ろうというコンセプトの大会だ。潮風香るシーサイド、田植え直後の田園、そして高低差100m超の激坂と、変化が多く飽きさせないコースが特徴で、スタート/フィニッシュ会場は志摩スペイン村パルケエスパーニャだ。何といっても、一番のお楽しみはレース前後にスペイン村で遊べるというのがいい。

受付は、大会前日の朝から始まり、受付を終えゼッケンを貰うと、すぐにスペイン村の中に無料で入場できるのだ。大会当日も含め二日間はゼッケンを見せるだけで入場でき、中のアトラクションもすべての乗り放題というのだから、開いた口が塞がらない。こんなありがたい大会で、エントリー代がまるまる回収できるというのは、他では聞いたことがない。

前日の朝、受付を済ませ、早速志摩スペイン村に入場する。志摩スペイン村パルケエスパーニャは、情熱の国スペインの街並みを再現したテーマパークだ。この日は、雨模様で傘を差しながらの入場だったが、スペインの町並みを思わせる園内に感動だ。




まずは、アトラクションの一つに入場する。氷の城は、暑い夏も寒い冬も一年中氷点下の冷気に包まれた氷の城だ。寒い日だったので、長居はできず、早々に外に出る。外は寒かったが、氷の城に比べれば温かい。外に出た時、暖かさを感じたのが不思議なくらいだ。


すぐ隣の劇場では、フラメンコショー「レガード」が開催され、スペイン人ダンサーが、本場スペインの臨場感を体感できるフラメンコショーを見せてくれた。


園内の広場では、「テソロ・デ・オーロ~真実の宝を探せ~!」というストリートミュージカルを見ることが出来た。


イルミネーションライド「くるみわり人形」では、きらびやかなイルミネーションと音楽が奏でる不思議な世界を体感する。




フェリスクルーズでは、ボートに乗り込み島内を周遊しながら、スペインの風景を楽しむ。終盤に滝の流れるゲートが登場し、このまま進むと濡れてしまいそうになる。どうなるかは乗ってみてのお楽しみ。


コロシアムで行われていたのは、キャラクターミュージカル「パティオ デル カント~ダルシネアの秘密の花園~」。スペイン村のキャラクターが勢ぞろいする楽しいミュージカルだ。


他にも、スリル満点のジェットコースターから小学生未満の子供も乗車できるものまで、バラエティ豊かなアトラクションが多数あり、大会前日と当日の二日間を楽しむことが出来た。また、ホテルに隣接する「ひまわりの湯」に割引料金で入浴できるのも、ありがたいサービスだった。

さて、大会の方はというと、翌日の日曜日は朝から天気が回復し、絶好のマラソン日和となっていた。ハーフマラソンの部は11時スタートなので、ジェットコースターなどで遊んだ後、スタート地点前に集合する。


スタートを待っていると、ゲストランナーでタレントの森脇健児氏がランナーの激励に回ってきた。


11時。いよいよスタートだ。志摩スペイン村から外に出ていく。


的矢湾大橋を渡る。橋の上は風が強く、帽子が吹き飛ばされそうになる。


前方には、ホテル&リゾーツ伊勢志摩の巨大な建物が見えてきた。


ホテル&リゾーツ伊勢志摩の交差点を左に曲がり、伊雑ノ浦方面に進む。子供たちの太鼓の応援が嬉しい。


その後は、しばらく平坦な道が続く。


伊雑ノ浦の向こう側には、志摩スペイン村が見える。


早いランナーたちが折り返しから戻ってきていて、すれ違う。


平坦な道が終わり、これから厳しい上り坂が始まってくる。


坂に負けるなの看板が出てきた。


太鼓の応援のエイドに再び戻ってきた。


ホテル&リゾーツ伊勢志摩の交差点に戻ると、今度はパールロードの鳥羽方面に向かう。ここから長いアップダウンの道が続く。


この辺りまで来ると、歩いているランナーがほとんどだ。


的矢湾の景色が素晴らしい。


パールロードの途中が折り返し点だ。


折り返してきて、もう一度的矢湾の絶景を楽しむ。


長いアップダウンの道の終わりが見えてきた。前方のホテル&リゾーツ伊勢志摩の坂道を上がり切れば、ゴールまでは下っていくだけだ。


志摩スペイン村のゴールにやっと到着する。


その後、ゴール手前からパルケパーティラン(3キロ、13:30スタート)の選手たちも合流し、仮装した家族連れのランナーたちも続々とゴールする。ハーフで遅いランナーは、後半からポツポツと人が少なくなってしまうが、ゴール手前から大勢の人が一緒になるような時間設定がなかなかいいなと思った。

初めて参加した志摩ロードパーティハーフマラソンだったが、4年ぶりの開催という事で地元も盛り上がっていたようだ。エントリー代はそれほど高くなく、ランナーは志摩スペイン村に二日間とも無料で入園できるし、温泉やレストランの割引もある。同行した人も志摩スペイン村2dayパスポート代が半額になるというのもお得である。楽しい大会だった。

参考1.コースの高低図


参考2.コースマップ


2023徳島マラソンツアー:マラソン編

2023-03-23 21:37:23 | マラソン
先週末は、徳島に遠征。徳島マラソン参加と、徳島観光を楽しんできた。マラソンは、徳島県庁前からスタートだ。定員7500人とのことだったが、実際の参加者は6000人ちょっとと、思ったより集まらなかったようだ。


スタート地点では、ゲストの野口みずきさん、大迫傑さん、金哲彦さん、神野大地さんが手を振っていてくれた。


徳島市内の中心部を走り抜ける。


まずは、吉野川に架かる吉野川大橋を渡る。


橋を渡ると、吉野川の左岸沿いの道を進む。エイドでは、早速阿波踊りでの応援だ。


恐竜の応援もある。


堤防沿いには菜の花が咲き乱れ、春らしい天気を後押ししてくれる。


西条大橋を渡り吉野川右岸沿いの道に入る。ここでも阿波踊りの応援がある。


30キロを過ぎたあたりから眉山が前方に見えてきた。眉山は、徳島のシンボル的な山だ。


眉山を目の前にしてフィニッシュ。金さんがゴール前でお迎えだ。


フィニッシュ会場から徳島市内中心部に戻るには、バスもあるのだが、クルーズ船でも送ってくれるというのでクルーズ船に乗り込む。徳島って、マジで島なのだ。徳島駅周辺の中心街が川に囲まれた島になっていて船で一周できるという。


クルーズ船は、いくつもの橋の下を通り抜ける。水面と橋の下までの高さが結構低く、頭がぶつかりそうになる。


みんな慌てて身をかがめる。


まるでテーマパークのアトラクションに乗っているかのようだ。


橋を抜けると一安心。


終点の待ち合わせ広場前に到着する。


待ち合わせ広場では、阿波踊りの有名連が待機していてくれ、本格的な阿波踊りのショーを見せてくれた。


阿波踊りは、男踊りと女踊りの2種類があるが、最近は女性でも男踊りをやりたがる人が多いそうで、見応えがあった。


子供の阿波踊りも可愛い。


最後は、ランナーも阿波踊りに参加して徳島マラソンを楽しんだ。




参考1.徳島マラソンのコースマップ


参考2.徳島マラソンの高低図


「2023徳島マラソンツアー:大歩危観光編」に続く。

2023五島つばきマラソンツアー:3日目マラソン

2023-02-27 22:46:41 | マラソン
マラソン当日、福江港からシャトルバスでスタート地点の遣唐使ふるさと館に向かう。参加者はフル、ハーフ等を合わせて400人ほどだという。かつては1000人ほどの参加者があったそうだが、コロナ後の初めての大会となり、参加者の数はまだ戻ってこないようだ。

今年は当日受付となり、受付でナンバーカードをもらいスタート地点に向かう。ご当地キャラクターのつばきねことスタート前の記念写真。


開会式が始まり、主催者からの挨拶だ。


午前9時。遣唐使ふるさと館をスタートする。


スタート早々、トンネルを3回ほど通過する。


田園地帯を進む。


海岸沿いの道を走る。


初日に立ち寄った水ノ浦教会の横を通り過ぎる。


魚津ヶ崎公園で10キロだ。


魚津ヶ崎公園の先端で折り返す。


楠原牢屋跡。明治の始め、キリシタン迫害のために牢屋として使われた建物(復元)の横を通る。


スタート地点の遣唐使ふるさと館が見えてきた。ここで約21キロ。ほぼ半分まで来た。


沿道には、椿の木が多数あり、花びらがいくつも落ちている。


各エイドには、コーラ、スポーツドリンク、水の他、バナナ、梅干し、トマト、チョコレート、やきいも、かんころもちが用意されている。我々のように遅いランナーが来る頃は、エイドの人も暇そうで、たまにランナーが来ると大いに歓待してくれた。


30キロ過ぎから、再び海岸沿いの道となる。




スケアン(石干見漁法遺跡)の前を通る。スケアンとは、潮の満ち引きを使った世界最古の漁ともいわれる古代漁法だ。詳しくは下記の通り。
(1)遠浅の海岸の、潮が満ちると海面下になるような場所に石垣で堤防を作る
(2)潮が満ちたときに魚介類が入り込む
(3)潮が引くと石垣の内側に水たまりができ、そこから出られなくなる
(4)それを獲る


灯台みたいな塔が見えてきた。


海岸沿いに遊歩道がまっすぐ延びている。天気が良ければ、青い海を見ながらの気持ち良さそうな道だ。


海岸沿いにはキリシタンの墓が建ち並んでいる。十字架とマリア像が特徴的だ。


コースから少し外れたが、三井楽半島の先端、柏崎公園内にある「辞本涯の碑」を見に行く。この碑は、遣唐使ゆかりの柏崎と第16次遣唐使船(804年)で唐に渡った空海の深い関わりを知った有志の方々が建立したものだ。姫島を背に立つ記念碑には、「日本の最果ての地を去る」という意味の「辞本涯」という文字が刻まれている。空海が書物に残した言葉だ。


坂を登り切ると、再び海に向かって走り出す。


白い砂浜の海岸が美しい。


37キロ地点には、展望所のような場所があったが、梯子の下の方が外されていて登れそうにない。鯨でも見張る場所なのか?


再び遣唐使ふるさと館に戻ってきた。これでゴールだ。アップダウンが小刻みにあって結構大変だったが、なんとか無事に帰ってこられてホッとした。


他の仲間たちも全員完走し、無事宿に帰ってきた。4日目は、福江島から中通島に移動して観光する予定だ。

参考1.フルマラソンの高低図


参考2.フルマラソンのコースマップ


「2023五島つばきマラソンツアー:4日目」に続く。

2022年のランを振り返る

2022-12-30 08:54:22 | マラソン
 今年から徐々に大会が開催されるようになり、今まで中止になっていた大会も開催され、やっと以前の状況に戻ってきた。ただ、自分が走りたいという気持ちが以前ほどは無く、あくまでも体力維持という点で続けるつもりだが、マラニックなどはあまり参加せず、山歩きの方をメインに行くことが多くなってきた。ウルトラの100キロは諦め、75キロくらいにして、あとは行ったことにないフルマラソンの大会をできるだけ行こうと思っている。

1.1月 木曽三川マラソン ハーフ
 岐阜県海津市の木曽三川公園内のアクアフィールドマラソンコースを周回するコースでハーフは2周する。アップダウンはないが、長良川の横の河川敷で景色の変わり映えがなく、寒くて早く終わりたかった。
2.2月 大井川トライアルマラソン フル
 島田の大井川の河川敷を4周(10キロ)+2.195キロでフルの距離を走る。ここも、木曽三川と同じで面白みが無いコースだが、ウルトラマラソンのための練習だと思って頑張った。何とか完走できたので、ウルトラの参加にも自信になった。
3.3月 飛鳥ハーフマラソン ハーフ
 奈良県の明日香村で行われた第1回の大会。制限時間4時間という余裕のある大会で、明日香村の観光スポットを楽しみながら走ることができた。結構アップダウンがきつかった。
4.3月 南房総みちくさウルトラマラソン 75キロ
 2年越しに参加できた大会。エイドが抜群にいい大会なので、楽しみにしていた。幸い天気にも恵まれ南房総の景色を楽しみながら無事完走できた。
5.5月 横須賀・三浦みちくさウルトラマラソン 63キロ
 南房総と同じく走援隊が開催する大会。ここの大会は、コンセプトが気にいっているので、続けて参加した。5月で大分暑い時期になったが、エイドを楽しみながら無事完走できた。
6.11月 富山マラソン フル
 第1回の時に参加して以来、何年かぶりの参加。参加者が1万3千人とかで久々の都市型マラソンだ。新湊大橋からの立山連峰の景色は素晴らしかったが、後ろの方だったのでお目当てのエイドの食料がほとんど無くなってしまい、ひもじい思いをして走った。
7.11月 沖永良部島うとぅるしゃマラソン 70キロ
 鹿児島県の沖永良部島で行われた第1回のウルトラマラソン。参加者は50名弱とこぢんまりした大会だが、スタッフの方がランナーより多く、島をあげてのおもてなしの大会となり、島の観光スポットをほぼ網羅するコースで楽しかった。鍾乳洞の中がコースに含まれるなんて聞いたことが無い。
8.12月 みえ松阪マラソン フル
 三重県で開催される初のフルマラソン。コロナで2回流れ、今年やっと開催された。おりからの寒波襲来で、とにかく寒かった。松阪牛のエイドなどあったが、遅い方なので今回もエイドの給食はあまり残っていなかった。

2022みえ松阪マラソン

2022-12-19 22:01:58 | マラソン
三重県で開かれる初のフルマラソンの大会に参加してきた。大会は当初、2020年に開かれる予定だったが、新型コロナウイルスの影響で二度延期になっていた。今年、満を持しての開催だ。参加者は6584人。

前日からの大寒波到来で、寒さでガタガタ震えながら、スタート前の待機ブロックでスタートの時間を待っていた。エントリー時の予想タイムは遠慮して制限時間より少し早い時間を申告していたので、待機ブロックは最後のブロックになっていたので、尚更待ち時間が多い。スタートライン近くに行けたのはスタートの号砲が鳴って10分くらい後だった。


スタート地点で応援していたのは、瀬古利彦さん、野口みずきさん等の往年の名ランナーだ。


だが、待機ブロックで体が冷えてしまっていたので、スタートしてすぐにトイレに駆け込んだ。トイレを済ませてコースに出ると、目の前には7時間のペースランナーがいる。さすがにこの人たちの後ろではまずい。元気なうちに6時間のペースランナーよりは前に行こうとペースを上げる。


最後尾グループの先には、大勢のランナーの集団が見えるので、登り坂を進んでいく。


松阪市内の中心部に入ると、折り返しコースとなり顔見知りのランナーたちともすれ違う。


子どもたちの太鼓の演奏で元気をもらう。


松阪城趾公園の前を通過する。紅葉がまだきれいだ。


松阪市役所前でも若い女性たちの踊りの応援がある。


江戸時代屈指の豪商であった三井家の発祥地は松阪ということで、発祥の地の記念碑も建つ場所の交差点を曲がる。


松阪駅前まで進むと、折り返す。松阪のメインの場所をほぼ全て網羅するコースのようだ。


市内の中心部を抜けると郊外に入っていく。建物がないので、風当たりはますます強くなってきた。


ここで再び長い折り返しのコースとなる。


恐竜に扮装した人からの応援もある。


松尾神社の前を通過。


31キロを過ぎたあたりから長いトンネルに入る。トンネルの先には、カラフルな照明が見える。


更に進んでいくと、赤や青、緑等、色が刻々と変化していき、幻想的な雰囲気だ。


紫っぽく色が変化。


32キロ地点を通過。トンネルの壁に照明を当て距離を示している。


また、市内の小中学校、高校などの生徒の応援映像も見られる。長いトンネルだったが、このような光の演出で飽きさせない工夫があり、第1回の大会ながら大いに力を入れているのがよくわかり、ありがたいなぁと感心した。


川沿いのコースに入ると再び風当たりが強くなる。


松阪は松阪牛で有名だが、牛のイラストには、数多くの応援メッセージが載っている。


応援メッセージのボードがずっと先まで続いている。よくもこれだけ集めてくれたものである。


最後は、松阪市総合運動公園のフィニッシュゲートが見えてきた。最後の登りがなかなかキツイ。何とか6時間以内にはゴールすることができた。ネットタイムは5時間47分くらい。やはり5時間の壁はとても遠くなった。


ゴール後、完走メダルとフィニッシャータオルをもらうとホッとした。


ゴール後も寒すぎるので、着替えもそこそこに厚着をしてシャトルバスに乗り込み帰路についた。

2022沖永良部島うとぅるしゃマラソンツアー:2日目マラソン後半

2022-11-25 18:49:07 | マラソン
ソテツジャングルを抜けると、すぐにワンジョビーチのエイドに到着する。まだ32キロ地点だ。


ここのエイドでは、暑かったので早速かき氷をいただく。その後、スープなどを飲んでゆっくりする。


遠浅の海がきれいだ。


ワンジョビーチからは、沖永良部の二つある山の一つである越山に徐々にのぼっていく。暑さと登り道にだんだん走るのがイヤになってきた。


越山遊歩道入り口からは、完全な山道となる。


越山の山頂に到着する。展望台には、蝉の幼虫が付いた大きな巻貝の下に子供達が遊んでいるようなデザインのモニュメントがある。なんだか不思議なモニュメントだ。


展望台からは東シナ海や和泊町を一望することができる。


上城公民館のエイドでは、サーターアンダギーなどがあり、エネルギーを補給する。


ここから、沖永良部島で最も標高の高い大山に登っていく。大山には、航空自衛隊沖永良部島分屯基地があり、レーダードームの前を通り抜ける。


大山を下っていくと、昇竜洞に出る。昇竜洞は鹿児島県天然記念物に指定されている鍾乳洞だ。普通は入場料を取るのだが、この日はランナーだけ無料で中に入ることができる。


階段を下りていくと、鍾乳洞の入り口だ。


ここまで来ると、ランナーではなく完全に観光客気分だ。


通路には人感センサーがあり、人間が近づくと明かりが付いたり、案内音声が流される。


ライトアップが施され、色が刻々と変化していく。


洞窟内には昇竜神社がある。


昇竜洞は鍾乳石の発達が素晴らしく特にフローストーン(鍾乳洞の壁や床面を覆うシート状の石)は全国最大級だという。




全長3,500mのうち公開されている600mの出口が見えてきた。


昇竜洞を出たところにもエイドがあり、のんびりしてくつろいでしまっていた。


エイドを出ると、もう時間的に完走は難しく、一緒に居た仲間たちの中では、完全にワープすることで気持ちが固まっていた。コースマップを見ると、近道を通ると10キロ以上ワープして本コースに戻れることがわかっていた。


とりあえず、住吉高倉の50キロのエイドまで行き、田皆岬には向かわずワープする。


まだ明るいうちにゴール地点に行けそうなので、気持ちが楽になった。


ゴールのメントマリ公園に着いたのは、16時50分頃。ゴールテープを切るのは遠慮して脇に逸れてゴールする。完走できなかったのは残念だったが、沖永良部島の観光スポットをほとんど網羅したコースに大満足。エイドも充実していてスタッフの応援やおもてなしの気持ちが素晴らしかった。

参考1.コースの高低図&タイム


参考2.コースマップ


「2022沖永良部島うとぅるしゃマラソンツアー:2日目後夜祭」に続く。

2022沖永良部島うとぅるしゃマラソンツアー:2日目マラソン前半

2022-11-24 17:12:24 | マラソン
マラソンのスタートは、午前6時。20分前におきえらぶフローラルホテル前にあるメントマリ公園に向かう。


スタート5分前、参加者全員で記念写真。参加者は、全部で45人。ボランティアスタッフは70人との事で、選手よりはるかに多い。因みに、「うとぅるしゃ」は、沖永良部島の方言で「ものすごい」などの意味だという。


スタートは一人ずつ順番に、チップをセンサーにタッチしてから走り出す。


幾分空が白み始めたころ、ランナーが公園の中を走りだしていく。


すぐに赤鳥居の中を駆け上がり、はみやま神社に参拝してから道路に出ていく。


雲が赤みを帯び、すばらしい日の出になってきた。


最初のエイド。甘酒が出て美味しかった。


沖永良部島唯一の高校である沖永良部高校の前を通る。エイサー部があるなんて、南の島らしい。


タラソおきのえらぶのエイドを過ぎ、浜の方に向かう。


東屋の前で海を眺めてから、コースに戻る。


タラソ沖永良部は、海水を用いた「海洋療法」と呼ばれることもあるタラソテラピーを受ける事のできる施設らしい。沖永良部島唯一の風車が目立つ。


海岸沿いを走ると、奇岩がいくつも見える。これは間違いなくゴジラだ。


和泊町に入ると西郷南洲記念館がある。西郷隆盛は島津久光公の怒りにふれ、薩摩藩の重罪人として沖永良部島に流刑となった。1年6ヵ月あまりを過ごしたこの地での過酷な牢生活を経て、「敬天愛人」の思想を悟ったと言われている。西郷南洲記念館には西郷が過ごした格子牢が当時の場所に再現されており、記念館の館長が中に入らせてくれた。


痩せこけてはいるが凛とたたずむ西郷隆盛の像と一緒に記念写真を撮ってもらう。


南洲神社。沖永良部島は、西郷隆盛が遠島刑を受けた地としても知られているが、この神社は西郷隆盛を祀っており、西郷隆盛と愛犬のツンの銅像がある。


国頭小学校の校庭に大きく枝葉を広げたこのガジュマルは、1898年に同校の第一回卒業生たちにより植樹され、樹齢は120年を超えるという。


地域住民や子どもたちに大切に手入れされながら共生してきた歴史が評価され、新日本銘木百選にも選ばれたことから、「日本一のガジュマル」の呼び名で親しまれている。和泊町指定天然記念物でもある。


国頭岬からの海岸の様子。


島の反対側のコースに入ると、フーチャという場所に出る。


フーチャとは『潮吹き上げ洞窟』を意味する島の呼び名で、海岸線付近の断崖には隆起サンゴ礁が荒波で浸食されてできた縦穴型の洞窟が口を広げている。季節風や台風のときには20~70mも潮が吹き上がることもあり、洞窟を覗き込むと吸い込まれそうな深い青色の海が渦を巻く迫力ある光景に出会えるそうだ。


沖永良部島北海岸特有の切り立った断崖絶壁と、無数の棘のような岩場が広がる。独特の荒涼感ある地形が特徴的だ。


西郷隆盛上陸の地に着いた。


西郷さんはこの辺りから上陸したのだろうか。


西郷さんは、この辺りから馬を断り、歩いて4キロほど先にある牢屋まで歩いたという。


ソテツジャングル。自生ソテツの群生地で遊歩道が約600mある。


入口と出口が異なり、県道620号線沿いの入り口から進むと、出口となるワンジョビーチそばまで一本道のジャングルロードが続いている。


「2022沖永良部島うとぅるしゃマラソンツアー:2日目マラソン後半」に続く。

2022富山マラソンツアー:2日目マラソン本番

2022-11-09 22:19:10 | マラソン
マラソン当日は、富山駅前からスタート地点行きのバスに乗る。今回の参加者は14000人近くとの事で、荷物預かりの広場は凄い人込みだ。


スタート時間が近づき、ランナー待機場所まで移動する。スタートは、午前9時だが、私が高岡市役所前のスタート地点に近づいたのは15分後くらいになっていた。


高岡古城公園前ではチアガールが応援してくれている。


すぐに高岡大仏前を通り、右折していく。


高岡市金屋町の古い街並みの中を進む。ここは、高岡銅器発祥の地であり、昔ながらの格子作りの家が今も軒を連ねている。


信用金庫も古い街並みの中に溶け込んだ造りだ。


広い道路に入ると、はるか彼方までランナーの波が続いているのが見える。


北陸新幹線の高架の手前で折り返しだ。


映画館の予告編の時によく見る「映画泥棒」氏も走っていた。


マリオとルイージも走っている。


街中を抜け、郊外に出てきた。


和太鼓の応援。


線路を越えると橋を渡る。


国重要無形民俗文化財の新湊曳山まつりの曳山がマラソン応援に駆り出されていた。


富山湾沿いに出ると、前方に雪を被った立山連峰がくっきり見える。


20キロ手前のエイドでやっと「ますのすし」の給食にありつける。それまでの給食エイドではすでに食べ物がなくなっていて腹ペコだった。




新湊きっときと市場でも若い女の子たちが応援してくれている。


新湊きっときと市場を過ぎると、新湊大橋入り口の上りとなる。


ぐるっと回っていくと、新湊大橋の最高点が見えてくる。橋の向こうには雄大な立山連峰がずっと見えている。


この辺りまで来るとほとんどの人が歩いている。


横を見ると、前日帆が張られてなかった海王丸に帆が張られている。海の貴婦人と言われるだけあって帆が張られると一段と美しい帆船だ。


海王丸パークの全景。今コースの中でも一番の絶景だろう。


橋の最高点に近づいてきた。


最高点を過ぎれば、下りだ。立山連峰を見ながら気持ちよく下りていく。


平地になると、あえなくペースダウン。やはり給食エイドに何も残っていないので、再びガス欠状態となる。水やスポーツドリンク、多少は残っていたミニトマトだけでは力が出ない。

35キロ当たりには、全国都道府県の幟旗が立っていた。


自分の出身県を探しながら走る。静岡県もちゃんとあって嬉しくなった。


神通川に架かる橋の手前では、恐竜に乗った人の応援が面白い。


神通川を渡ると、富山市内に入る。ゴールまであと少しだ。


大分ペースダウンしてしまっていたが、残り数キロになると不思議と力が出るもので、ついつい頑張ってしまい富岩運河環水公園に無事ゴール。何とか6時間は切ることが出来た。


「2022富山マラソンツアー:3日目砺波チューリップ公園&越中五箇山観光」に続く。

2022横須賀・三浦みちくさウルトラマラソン

2022-05-30 22:25:31 | マラソン
3年前にエントリーしたこの大会だが、コロナで2度も延期され、今回やっと開催されることになった。エントリー代は、既に払ってあり、延期、延期でエントリーの権利は持ち越しになっていたのでやっと走れることになった。しかし、2年間のブランクは大きい。もう長い距離は走れなくなってきていたので、不安だらけの参加となった。

前日にマホロバ・マインズ三浦に宿泊して、マラソンのスタートに備える。今回は、8人のメンバーで走ることになった。


マホロバ・マインズ三浦は特別大きなホテルだ。大きな建物から出て坂を下り、三浦海岸に歩いて向かう。


三浦海岸の砂浜が、大会のスタート&ゴールだ。


スタートゲート前に整列して、午前7時にスタートする。今回は63キロの部に出場したが、100キロの部は、既に午前5時にスタートしている。


まずは、三浦海岸沿いの道路を北上する。朝から好天となり気温が高くなりそうな日となった。


朝方は、比較的雲が多く、思ったより日差しが強くないのがありがたい。


横須賀火力発電所の横を通る。


久里浜の東京湾フェリー乗り場の前で折り返す。


元来た道を戻り、三浦海岸方面に戻る。いつの間にか雲がなくなり快晴となってきた。これから暑くなりそうだ。


野比海岸のエイドで一休み。トイレで顔を洗い、頭から水を被り暑さに備える。


スタートの三浦海岸前を通り過ぎ、今度は南下していく。


剱﨑灯台前のエイドで25キロほどだ。


海岸を離れ、見渡すかぎりの畑が広がる丘陵地帯を進んで行く。


城ヶ島公園にはいると再び海が見えてくる。


城ヶ島のエイドで33キロほどとなった。


城ヶ島には、西側の高台に「城ヶ島灯台」、東端の岩礁の上に「安房埼灯台」と2基のペア灯台が建っているそうだが、こちらは「安房埼灯台」が老朽化による建て替えで、「とんがり屋根の灯台」というイメージで、「畑から海が見える三浦市のイメージから野菜をモチーフにし、その野菜のさわやかさを表現」したものに建て替えられたという。


灯台で折り返し、戻っていく途中で海がすぐ近くに見える。


城ヶ島大橋から、三崎港方面を眺める。




京急油壷キャンプパーク前のエイドで40キロとなった。


ソレイユの丘で51キロ。残り10キロちょっとだ。


色とりどりの花が咲き乱れる大きな公園だ。空にはトンビが飛び交い、エイドの鶏のから揚げを狙っている。実際、トンビにから揚げを取られた人もいるらしい。


残り10キロがとてつもなくキツくなってきた。微妙にアップダウンが多く、膝が痛くなってきたのでほとんど歩きになってしまったが、最後に三浦海岸のゴール63キロ地点に到着。


ゴール地点で、完走証とマグロ丼を貰い、63キロのウルトラマラソンが終わった。みちくさウルトラマラソンは、制限時間がたっぷりあるのでメニューが豊富なエイドをたっぷり楽しむことが出来、キツいけど楽しい。完走証もユニークでいつも笑えるけど、主催者の思い入れが良く伝わってきて、大好きな大会だ。