とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2024はが路ふれあいマラソンツアー:3日目真岡市内観光

2024-12-21 23:43:41 | 観光
3日目は、宇都宮市の隣にある真岡市内の観光に向かった。朝一で向かったのは、真岡鐵道久下田駅から徒歩10分ほどのところにある白蛇弁財天だ。

かつては鬱蒼とした森で、入るのにもはばかられたという場所だったらしいが、現在は住宅地のなかにあり、こんな場所に神社があるとは思えないような感じだったが、鳥居をくぐって中に入っていく。


神社はコンパクトにまとまり、朝早くだったので暗い雰囲気はなかった。


入り口にあるのは、狛犬ならぬ二対の白蛇だ。かなりリアルにできている。


境内には社殿を取り囲む様に池があり、この池に2匹に白蛇が住んでいたという伝説がある。社殿の横の滝は銭洗い滝と呼ばれ、ここで硬貨を洗うと金運があがるという。さっそくカゴに硬貨を入れて洗ってみる。


白蛇弁財天の次に向かったのは、大前恵比寿神社だ。1989(平成元)年12月10日に鎮座奉祝祭を斎行し完成した延喜式内大前神社の若宮社ということだ。


ここの一番のポイントは、日本一えびす様の像だ。


釣竿を持ち、鯛を抱える姿からも分かるように、恵比寿様は大漁満足の象徴、漁業の神様である。そのほかにも、航海安全や商売繁盛などのご利益があり、大黒様と並んで開運の神と言われ、七福神の中でも厚く信仰されている。なかでも「宝くじがあたる神社」としても有名で、全国から参拝客が訪れるそうだ。


大前神社の境内には、全国の二輪車守護発祥の神社である、足尾山神社が鎮座している。境内では年に一度全国のライダーが集い、一年間の交通安全を願い、バイクのお祓いを受けるそうだ。


大前神社の横を流れる五行川沿いの遊歩道は、落ち葉の絨毯が敷き詰められている。


次に向かったのは、SLキューロク館。施設の名称は、館内に展示している9600形蒸気機関車が大正時代の代表的な蒸気機関車の一つであり、太いボイラー、短い化粧煙突、低い二つのドームにかたどられた雄姿で、「キューロク」の愛称で多くの人々に親しまれたことから名付けられたという。


SLキューロク館には、SLマニアには有名な『デゴイチ』ことD51形蒸気機関車が展示されている。


この機関車は、1976年(昭和51年)に廃車になるまで北海道で活躍した機関車で、2015年(平成27)年まで静岡県で展示されていましたが、同年真岡市が譲り受けて、圧縮空気により自走できるよう整備されているそうだ。土日には、実際に運行して乗車もできるらしいが、この日は平日だったので、残念ながら乗車はできなかった。


客車内は、季節がらクリスマスのデコレーションが施されていた。


こちらは、真岡鉄道の真岡駅だ。情報センター4階(真岡駅複合施設内)に「SLギャラリー」を新設し、既存のSL車庫、 SL検修庫、転車台などを回遊しながら見学でき、SLキューロク館と 合わせ真岡駅構内全体をSLミュージアムとして位置付けている施設でもある。


外観が素晴らしく、SLが好きな人には嬉しい施設だ。


SLを楽しんだ後、まだ時間に余裕があったので、真岡市二宮町の専修寺に寄っていく。


専修寺には、木造の涅槃像で日本一といわれる「木造金箔塗りの釈迦如来涅槃像」がある。高さ約3mの大作で、1687年(元禄15年)に作られたそうだ。


専修寺の近くにある二宮尊徳資料館にも寄っていく。資料館は休みだったが、二宮尊徳が仕事をしていた役所だった「桜町陣屋跡」を見学して行く。


そして、最後に寄ったのは、道の駅にのみや。ここで栃木のイチゴをお土産に買って帰路についた。

2024はが路ふれあいマラソンツアー:2日目マラソン

2024-12-20 17:32:59 | マラソン
全国で最も多くいちごを生産している「いちご王国・栃木」の中でも、「はが路」はその栃木県内でもダントツ1位の生産量を誇る地域だ。はが路ふれあいマラソンは、真岡市、益子町、芳賀町、茂木町、市貝町の1市4町を巡る周回コースとなり、エイドではイチゴがたくさん出るのだろうと期待して参加した。

コースと高低図は以下の通り(大会公式HPより)




スタート前の会場の様子。


号砲が鳴り、いよいよスタートだ。


とりあえず、完走だけでもしたいとスタートしたが、今ひとつ調子が出ない。第1、第2、第3関門までは何とか通過できたが、35キロのエイドでトイレに寄ったせいなのか、36キロの第4関門に2分ほど間に合わず、あえなく足止めとなってしまった。自分では、残りの距離と自分のペースを考え、ギリギリ時間内にゴールできると思っていたので、かなりショックだった。そんなわけで、途中でカメラを出す余裕もなく、コースの写真も無い。

バスで、ゴール地点につくと、ちょうど仲間がゴールしたところだった。


大会終了直後は、もうフルマラソンは諦めないといけないかなと思っていたが、日にちが経つと、気持ちを切り替えて、再チャレンジしてみようかなという気持ちにもなってきた。

「2024はが路ふれあいマラソンツアー:3日目真岡市観光」に続く。

2024はが路ふれあいマラソンツアー:1日目宇都宮観光

2024-12-19 17:43:31 | 観光
栃木県のマラソン大会に参加すると言うことで、まず宇都宮に向かった。あまりこの辺りは、行ったことがないのでいろいろな場所を観光することにした。

最初に向かったのは、「若竹の杜 若山農場」だ。約100年間、自然循環型農法を心掛け、竹や栗などを栽培している農場だ。ここにある日本一の面積を誇る竹林は、国内でも希少な空間で、映画やCMのロケにも使用されているという。入り口で入園料を払い、竹林の中に入っていく。


農園内には、真竹、孟宗竹、亀甲竹などいろんな種類の竹が植わっている。


竹林の中には、竹細工の灯籠などが吊られていて、夜はLEDのライトで照らされ幻想的な雰囲気になるようだ。


珍しい亀甲竹。模様が亀の甲羅のように見える。ドラマ「水戸黄門」で黄門様が持っている杖は亀甲竹だという。


園内の奥にあるケヤキの巨木。


広場には、竹で作られた遊具があり、ブランコで遊んでいく。


黄色い竹は、金明孟宗竹。映画「るろうに剣心」のロケが。この中で行われたそうだ。


竹で組み上げられた入場ゲート。ここも夜になるとライトアップされる。


ロープが張り巡らされたアスレチック施設。


白いテントの茶屋に向かう。


茶屋で竹器に入れた抹茶と菓子を受け取る。


ストーブに当たりながら、温かい抹茶をいただく。


竹林見学が終わると、ちょうどお昼となり、園内のレストランでランチを済ませて、次の目的地に向かう。

次の目的地は、「石の里」と呼ばれる宇都宮市大谷にある大谷資料館だ。この地域で採掘される石は資材として優れ、古くから採掘場として発展してきた。大谷資料館では、大正時代から残る採掘跡を当時の面影をそのまま残し、一般に開放している。資料館の入り口にある自販機がやけに汚く汚れているなと思ったら、大谷石をイメージした自販機であった。


資料館の入り口で記念撮影。奥の岩壁は、大谷石を切り出した跡だ。


愛の泉と名がついた滝。大谷石の岩壁から水が染み出している。


資料館で入場料を払い、神秘の地下空間に入っていく。


地下30mには、採掘現場となった巨大空間が広がっている。


まるで異世界に迷い込んだような地下空間だ。


手作業で採掘作業をしている様子が再現されている。


地下に広がる巨大なホールの中には、華道家・假屋崎省吾の作品が展示されている。なんとも幻想的で、胸が高鳴る。


赤い光が当たり、人のシルエットが絵になる。


ステージのような場所もあり、コンサートも開かれるのだろうか。


地下空間は、年間を通して7℃ということで、この日は寒かったが、夏などに来れば涼しくて気持ちが良さそうだ。映画やCMのロケ地としてもいろいろ使われているらしく、今回初めてだったが、入ることができて良かった。

大谷資料館から2キロほど移動すると大谷平和観音がある。大谷石の採掘場跡の岩壁に彫られた大観音像で、高さは約27メートル。この大観音像は、戦没者の慰霊と世界平和を祈念するために彫り始められ、すべてが手彫りで制作されている。


階段で展望台まで登ると町並みを一望することができる。展望台の周りには、おびただしい数の賽銭が落ちている。


大谷平和観音から少し歩いて行くと、大谷寺がある。大谷寺の本尊千手観音(高さ4m)は、平安時代(810年)弘法大師の作と伝えられている。古くから大谷観音と称され、鎌倉時代に坂東19番の霊場となり、多くの人々から尊崇されてきたという。残念ながらご本尊様は撮影禁止なので掲載できないが、素晴らしい観音様だった。


大谷寺の宝物館の奥に行くと、御止山(おとめやま)の登山口があり、片道15分となっていたので山頂まで登ってみる。江戸時代には日光輪王寺宮様の御用山で、秋になると松茸狩りをされるため、一般の人々は立ち入り禁止だったことから「おとめやま」と呼ばれたという。


山頂からは、姿川沿いに連続して露出する大谷石の高い崖や、松や蔦などの植物の緑と岩肌の灰白色の織りなすコントラストを見ることができる。


ひととおり、宇都宮市内を観光し。宿に向かう。翌日は、マラソン本番だ。

「2024はが路ふれあいマラソンツアー:2日目マラソン」に続く。


2024六甲山&播磨アルプス登山ツアー:2日目

2024-12-04 22:49:37 | 山登り
前日の夜は、有馬温泉の湯にどっぷりつかり、ザ・グランリゾート有馬に宿泊。朝7時前に宿を出発する。


坂を下り、有馬温泉街まで来ると橋の袂に、豊臣秀吉の正室ねねの像が‥。


そして、そのずっと先には、ねねを見守るかのように、太閤秀吉が座っている。秀吉は1583年(天正11年)に有馬温泉に入湯して以降、1594年(文禄3年)までに9度有馬の湯に浸かったという大の有馬温泉好きで、有馬には正室ねねの別邸も作っていたという。


その先の有馬温泉駅から、神戸電鉄、地下鉄、JR神戸線を乗り継ぎ、曽根駅で下車する。曽根駅で地元のIさんと合流し、Iさんの案内の元、播磨アルプスの登山口に向かう。


国道2号線を渡ると、豆崎登山口だ。


豆崎登山口は、国道沿いであまり目立たない。Iさんの案内がなければ、迷いそうな場所だった。


坂を上っていくと、経塚山古墳の石室がある。4〜5世紀頃の竪穴式石室らしい。


やがて、岩だらけの道が始まる。


見晴らしがいい場所からは、姫路城が見える。


そして、進行方向には、キノコがにょきにょき生えたような形の岩山が見えてきた。


やがて、岩山の近くまで来ると、急斜面の岩盤の上を這いつくばって登っていく登山者の姿が小さく見えてきた。まさかあんなとこに行くのかとビクビクする。


百間岩という岩盤の登りだしの手前に展望台があり、そこで一休み。


いよいよ岩登りのスタートだ。


百間岩は、結構急だが滑ることはなく、グリップが効いてすいすい登っていける。


あとからあとから多くの登山者が上がってくるので、休んではいられない。


これこそ、播磨アルプスの面白さだ。低山ながら、市街地からすぐに本場のアルプスをほうふつさせる景観が簡単に味わえる。


最後の一登り。


一つのピークを制覇したところで、まだ遥か先にも同じような岩山が連なっている。最高峰の高御位山(たかみくらやま)は、まだずっと先だ。


高御位山に行くまでに、いくつもの小さな山を越えていく。それぞれ標高200m前後の低山だが、どこで見ても素晴らしい展望が広がっている。高御位山山頂のすぐ手前に、ベンチが置かれた休憩場所があるので、そこでランチ休憩する。


休憩場所から岩を一登りすると、別名“播磨富士”とも呼ばれる高御位山山頂304mだ。


山頂には高御位神社が鎮座し、絶景とあわせて神秘的な雰囲気が漂っている。旧印南郡で最古最高の神社と言われ、古くから山全体を御神体として崇めてきた山岳信仰の名残があり、古文書「播磨国印南郡高御位山略縁記」には、神がここに降臨されたと記されている加古川市を代表するパワースポットだという。


最高峰からは、一転して岩盤を下っていく。


下りもちょっと足を踏み外したら、大怪我しそうな場所だけに慎重に下る。


振り返って後ろを見ると、今まで歩いてきた播磨アルプスの縦走路と最高峰の高御位山が見える。


下っていく途中にあった岩は、太閤岩と呼ばれているらしい。秀吉が志方城を攻めた際、腰をおろして軍兵の采配をとっていたと言い伝えられている。


「太閤岩」に座り、軍兵の采配の気分を味わってみる。


その後も、いくつかのピークを上ったり下りして、簡単に下界に到着しなかったが、やっとのことで辻登山口に到着する。


辻登山口からは、舗装道路を歩き、宝殿駅に向かう。


宝殿駅では時間があったので、駅前のお好み焼屋でビールと食事をしてから解散し帰路についた。播磨アルプスは、種類豊富な登山道があるのも魅力。山頂や稜線から市街地や瀬戸内海が一望できることと、ダイナミックな眺望と高度感を初心者でも体感できる面白い山だった。

参考1.播磨アルプスの高低図&コースタイム


参考2.播磨アルプスのコースマップ

2024六甲山&播磨アルプス登山ツアー:1日目

2024-12-03 22:57:57 | 山登り
先週末は、関西方面に遠征という事で六甲山と播磨アルプスに登ってきた。まず、1日目は六甲山の王道ルートを歩く。

始発の新幹線で新大阪まで行き、大阪梅田から阪急神戸線の芦屋川駅で下車。芦屋川駅前は、星座の広場と呼ばれ六甲山登山の入り口となる。周囲にも大勢の登山者が集まっていた。


まずは、住宅街の舗装路の坂道を進んでいく。時折すれ違う車は、ベンツなどの高級車ばかり。


芦屋川沿いの道を進む。


住宅街が終わると、石段の道に変わっていく。


しばらくすると、滝の茶屋の入り口だ。トイレもあり、登山者が大勢いた。


六甲山には、多くの茶屋があり、登山者のオアシスとなっている。


茶屋を過ぎると出てくるのは、高座の滝だ。落差は約10m。かつて、修験道の道場として使われ、滝の脇に堂宇(灘八十八ヶ所番外五番霊場)が残っている。また、滝に向かって左上の岩壁に登山家藤木九三のレリーフが設置されている。


高座の滝からさらに進むと、いよいよロックガーデンだ。


藤木九三は、1924年(大正13年)、岩登りを目的とした山岳会、RCC(ロック・クライミング・クラブ)を山岳仲間とともに創設し、住居地から近かった芦屋川上流の変化に富んだ岩をトレーニングの場とし、「ロックガーデン」と命名した。日本におけるロッククライミング発祥の地として知られるようになったという。


ごつごつした岩石群の中から足場を見つけ一歩ずつ登るのは、楽しい。


ロックガーデンのゴールは、風吹岩だ。標高447m地点の風吹岩は、まさに風の通り道にある巨岩である。


みんな高い場所が好きなので、まずは風吹岩の上まで登る。雲一つない青空が眩しい。


そして、下を見下ろすと、360度の視界が開ける。南側には手前に広がる芦屋市街の向こうに大阪湾、そして生駒山や金剛山、その間にはあべのハルカスの姿もくっきりと見える。眺望を楽しみながらひと息つくには格好の場所だ。


風吹岩から道は緩やかとなり、雨ヶ峠に出る。この辺りは、ちょうど日が当たり紅葉が素晴らしい。




ここで1回目の渡渉となる。


広場に出ると、視線の先の方に六甲山の山並みが見えてきた。


2回目の渡渉。


最後の急坂を上りきると、六甲山最高峰の手前にある一軒茶屋に着く。最高峰近くになるとさすがに寒い。最高峰に行く前に茶屋で暖かいうどんなどを食べてランチ休憩とする。

新しいトイレに立ち寄ってから、六甲山最高峰に向かう。


六甲山最高峰931mに到着。


一旦、トイレの方に戻り、魚屋道(ととやみち)から有馬温泉に下る。神戸の海で獲れた魚介類を魚屋さんが有馬へ運ぶために利用したことから、魚屋道と呼ばれるようになったそうだ。


一部、通行止めの箇所があり、う回路の階段を上る。


魚屋道にも紅葉がきれいな場所がある。


15時過ぎに有馬温泉に到着する。坂を下っていくと、炭酸泉源公園があった。


炭酸泉源公園は天然の炭酸水が湧き出す泉源を整備した公園。石の円筒で囲まれた湧き口から、微炭酸の炭酸水が静かに湧き出す様子を間近で見たり、泉源横の蛇口から飲用も可能とのことだったが、行った時にはどちらも故障中なのか見学も飲用もできなかった。


その後は、有馬温泉街を歩き、温泉の蒸気が吹きだしているところを見ていく。


温泉街は、狭い路地にお土産屋や飲食店が並び、観光客で大賑わいだ。




有馬温泉駅前のコンビニで食料を買い出し、有馬温泉では奥まった場所にある素泊まりの宿に向かい、1日目のゴールとした。

参考1.六甲山の高低図&コースタイム


参考2.六甲山のコースマップ


「2024六甲山&播磨アルプス登山ツアー:2日目」に続く。