とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2017烏帽子岳登山:1日目七倉山荘~ブナ立尾根~烏帽子小屋

2017-09-11 23:07:36 | 山登り
9、10日と当初は予定がなかったのだが、二日とも天気が良いとの予報だったので、急遽山に行きたくなり、北アルプス中央に位置し裏銀座縦走コースの起点ともなる烏帽子岳に行くことにした。

烏帽子岳は、昔裏銀座縦走をした際、天候が悪くて登らなかったことと、稜線上に烏帽子状の岩塔をそばだたせる山容がカッコ良すぎるので、どうしても登りたかった山だ。日本二百名山の一つでもあり、前から行く機会を狙っていたのだ。

まずは、七倉ダムまで車を走らせ、七倉山荘手前の駐車場に車を止め仮眠する。裏銀座縦走コースの入り口だけあって車は結構止っていた。


七倉山荘から先は通行止めとなっているが、特定のタクシーだけは通行が許可されているので、一般登山者は、タクシーに乗って高瀬ダムまで行くことができる。タクシーの運行は6時過ぎからだというのに、5時過ぎからタクシー乗り場には列ができていた。


私もタクシーの列に並んだが、第1便は出発してしまい、第2便のタクシーに乗ることが出来た。小型タクシー(4人乗車)の場合は2200円、大型タクシー(8人乗車)の場合は3200円で相乗りが基本だ。乗ったのは、大型だったので一人当たり400円で済み、安くて助かった。高瀬ダムには、6:30に到着する。タクシーを降りると、風が冷たくかなり寒い。慌ててウインドブレーカーを着こみ登山の支度をする。


まず最初に、不動沢トンネルに入っていく。ここからは、東京電力の作業用の道路だ。


トンネル内は、照明があり歩道も付いているので安心して歩いていける。


6:38。トンネルを抜けると不動沢吊橋が出てきた。


結構長く、一人でも大きく揺れる吊橋だ。


濁沢キャンプ場の横を通る。


林の中を抜け、河原の中に入っていく。


白い砂礫の道を進んでいく。


6:55。ブナ立尾根の登山口(12番)に到着し、本格的な登山開始となる。最初は、急な階段が続く。


7:26。10番に到着する。ブナ立尾根は標高100m毎に番号が付いており、一番下が12番で、0番が烏帽子小屋となっている。標高100mを10分くらいのペースで登っていた。


7:42。9番の権太落としと呼ばれる大岩の下を通過。


8:02。7番を通過。その後、6番で中休憩しておにぎりなどを食べる。


9:02。4番の三角点に到着する。ここで標高2208.5mとある。


9:15。タヌキ岩下を通過。だんだん疲れてきて、最初よりはペースが落ちてきた。


9:26。3番を通過。


9:53。1番を通過する。ここまで来られれば、もう直ぐだ。


前方に尖った岩峰が見えてきた。烏帽子岳か?いや、これはニセ烏帽子と呼ばれる前烏帽子岳だ。


10:07。0番に到着。烏帽子小屋前のお花畑だ。


烏帽子小屋前では、大勢の登山者が昼食休憩などしてのんびり休んでいた。


ブナ立尾根は、日本三大急登の一つとされていて、ガイドブックではコースタイムが5~6時間もかかるとなっているが、一人で休憩もあまりとらずに行ったので、3時間ちょっとで着いてしまった。登山者が多く、道も整備され、標高100m毎に番号が付けられているので、意外とすんなり登れてしまったようだ。因みに他の三大急登は、南アルプス・甲斐駒ヶ岳への黒戸尾根、上越・谷川岳への西黒尾根だと言うが、日本には、まだまだもっとキツイ急登があり、以前登った黒法師岳の方がイメージ的にはキツかった気がする。

烏帽子小屋で、小休止してから烏帽子岳へと向かう。

「2017烏帽子岳登山:1日目烏帽子岳~四十八池~烏帽子小屋」に続く。