先週末は、高野龍神国定公園の稜線を走る高野龍神スカイラインにある道の駅「ごまさんスカイタワー」で車中泊して、三百名山の護摩壇山に登ってきた。
深夜に道の駅「ごまさんスカイタワー」に到着して、日の出まで車中泊したのだが、急激な寒波の到来により、明方の外気温は2℃くらいまで下がっていた。標高も1200m以上あるから寒いのは当たり前なのだが、それにしても寒かった。しかし、寒くなったおかげで、素晴らしい日の出が見えた。
身支度を整え、午前7時に道の駅をスタートする。風が強いものの、天気は快晴だ。
とりあえず、ここのシンボルタワーである「ごまさんスカイタワー」をバックに記念撮影。
「ごまさんスカイタワー」は、平維盛が護摩木を炊いて平家の行く末を占ったという護摩壇山の史実にちなんで設計され、護摩木を積み上げた独得の形をしている。
強風の中、護摩壇山へ向かう登山道を進む。
10分もかからず、あっけなく護摩壇山1372mに到着する。
案内看板には、源平の合戦に敗れこの地に落ち延びた平家の平維盛が護摩木を焚いてその命運を占ったといわれる伝説が記され、山名の由来を説明している。そして、奥辺路という文字も見え、どうやら“幻の熊野古道”と呼ばれる奥辺路ルートの一部でもあるようだ。
あまりにもあっけない山頂なので、さらに先にある龍神岳の山頂を目指す。
龍神岳山頂にも10分もかからず到着する。護摩壇山は、かつては和歌山県の最高峰であると言われてきたが、国土地理院が2000年に護摩壇山の東方約700mの峰の方が10m高い(1,382m)ことを確認し、和歌山県の最高標高地点となるこの峰を「龍神岳」と命名したという。
龍神岳で和歌山県最高峰を極めたのち、再び護摩壇山まで戻る。
護摩壇山からは奥辺路を歩き、森林公園入口に到着する。
しばらく高野龍神スカイラインを歩く。車やバイクがカーブの多い道を走っていくので気をつけて歩く。
案内看板に従って、自然観察路の入り口に入っていく。
護摩壇山の南斜面にはブナ・ミズナラを中心とした原生林が広がり、渓谷に沿って流れ落ちる滝などを見ながら散策できる。
自然豊かな渓谷が続いている。
所々、倒木などがあり、這いつくばったり、よじ登ったりしながら進んで行く。
土砂崩れや流木などもあり、ワイルドな道がつづく。
視界が開けた場所からは、南斜面に広がる山桜の薄ピンクの色が良く目立つ。この辺りでは、やっと春が始まったばかりなのだ。
シャクナゲも一輪咲いていた。この辺りは、60,000本の日本一のシャクナゲ園があり、時期が来れば、シャクナゲの大群落がみられるようだ。
展望塔の二階でおやつ休憩する。
展望塔からしばらく歩くと護摩壇山森林公園ワイルドライフ総合案内所に到着する。ワイルドライフ総合案内所には管理人もいてトイレを使える。
ワイルドライフ総合案内所からは、車道をしばらく歩く。道路際に咲いているミツバツツジがきれいだ。
車道から、再び登山道に入り、急斜面を登っていく。
展望台と言われるピークに到着するが、樹木に覆われあまり展望は良くない。切株の上に置かれた石には五百原と書かれている。“ごひゃくばら”と読んでいたが、あとで調べたら“いもばら”と読むらしい。
この辺りは、若葉もでておらず、まだ冬の雰囲気だ。
最初に通った森林公園入口に出てきた。
再び高野龍神スカイラインを歩き、道の駅「ごまさんスカイタワー」に戻る。
山登りというより、自然観察ハイキングというような道だったが4時間ほどの山歩きを楽しむことが出来た。道の駅では、黒ごまの味と香りがする「ごまごまソフト」が名物らしく、甘すぎず、大人にぴったりのスイーツで美味しかった。
その後、20キロ先の龍神温泉まで足を延ばし、龍神温泉元湯に入る。龍神温泉は、島根県の湯の川温泉、群馬県の川中温泉とならび、日本三美人の湯として有名だ。泉質は炭酸水素塩泉で、贅沢に含まれているラジウムのおかげで肌がきれいになるのを実感でき、湯上がりにはツルツルのたまご肌に生まれ変わるという。しかも保湿力が高いという訳で、美人の湯というのも大いに頷ける。
今回は、登山としては物足らなかったが、奥深い紀伊山地の自然と有名な温泉を楽しめた山旅だった。しかし、行きも帰りも遠かった。
参考1.護摩壇山の高低図&コースタイム
参考2.護摩壇山のコースマップ
深夜に道の駅「ごまさんスカイタワー」に到着して、日の出まで車中泊したのだが、急激な寒波の到来により、明方の外気温は2℃くらいまで下がっていた。標高も1200m以上あるから寒いのは当たり前なのだが、それにしても寒かった。しかし、寒くなったおかげで、素晴らしい日の出が見えた。
身支度を整え、午前7時に道の駅をスタートする。風が強いものの、天気は快晴だ。
とりあえず、ここのシンボルタワーである「ごまさんスカイタワー」をバックに記念撮影。
「ごまさんスカイタワー」は、平維盛が護摩木を炊いて平家の行く末を占ったという護摩壇山の史実にちなんで設計され、護摩木を積み上げた独得の形をしている。
強風の中、護摩壇山へ向かう登山道を進む。
10分もかからず、あっけなく護摩壇山1372mに到着する。
案内看板には、源平の合戦に敗れこの地に落ち延びた平家の平維盛が護摩木を焚いてその命運を占ったといわれる伝説が記され、山名の由来を説明している。そして、奥辺路という文字も見え、どうやら“幻の熊野古道”と呼ばれる奥辺路ルートの一部でもあるようだ。
あまりにもあっけない山頂なので、さらに先にある龍神岳の山頂を目指す。
龍神岳山頂にも10分もかからず到着する。護摩壇山は、かつては和歌山県の最高峰であると言われてきたが、国土地理院が2000年に護摩壇山の東方約700mの峰の方が10m高い(1,382m)ことを確認し、和歌山県の最高標高地点となるこの峰を「龍神岳」と命名したという。
龍神岳で和歌山県最高峰を極めたのち、再び護摩壇山まで戻る。
護摩壇山からは奥辺路を歩き、森林公園入口に到着する。
しばらく高野龍神スカイラインを歩く。車やバイクがカーブの多い道を走っていくので気をつけて歩く。
案内看板に従って、自然観察路の入り口に入っていく。
護摩壇山の南斜面にはブナ・ミズナラを中心とした原生林が広がり、渓谷に沿って流れ落ちる滝などを見ながら散策できる。
自然豊かな渓谷が続いている。
所々、倒木などがあり、這いつくばったり、よじ登ったりしながら進んで行く。
土砂崩れや流木などもあり、ワイルドな道がつづく。
視界が開けた場所からは、南斜面に広がる山桜の薄ピンクの色が良く目立つ。この辺りでは、やっと春が始まったばかりなのだ。
シャクナゲも一輪咲いていた。この辺りは、60,000本の日本一のシャクナゲ園があり、時期が来れば、シャクナゲの大群落がみられるようだ。
展望塔の二階でおやつ休憩する。
展望塔からしばらく歩くと護摩壇山森林公園ワイルドライフ総合案内所に到着する。ワイルドライフ総合案内所には管理人もいてトイレを使える。
ワイルドライフ総合案内所からは、車道をしばらく歩く。道路際に咲いているミツバツツジがきれいだ。
車道から、再び登山道に入り、急斜面を登っていく。
展望台と言われるピークに到着するが、樹木に覆われあまり展望は良くない。切株の上に置かれた石には五百原と書かれている。“ごひゃくばら”と読んでいたが、あとで調べたら“いもばら”と読むらしい。
この辺りは、若葉もでておらず、まだ冬の雰囲気だ。
最初に通った森林公園入口に出てきた。
再び高野龍神スカイラインを歩き、道の駅「ごまさんスカイタワー」に戻る。
山登りというより、自然観察ハイキングというような道だったが4時間ほどの山歩きを楽しむことが出来た。道の駅では、黒ごまの味と香りがする「ごまごまソフト」が名物らしく、甘すぎず、大人にぴったりのスイーツで美味しかった。
その後、20キロ先の龍神温泉まで足を延ばし、龍神温泉元湯に入る。龍神温泉は、島根県の湯の川温泉、群馬県の川中温泉とならび、日本三美人の湯として有名だ。泉質は炭酸水素塩泉で、贅沢に含まれているラジウムのおかげで肌がきれいになるのを実感でき、湯上がりにはツルツルのたまご肌に生まれ変わるという。しかも保湿力が高いという訳で、美人の湯というのも大いに頷ける。
今回は、登山としては物足らなかったが、奥深い紀伊山地の自然と有名な温泉を楽しめた山旅だった。しかし、行きも帰りも遠かった。
参考1.護摩壇山の高低図&コースタイム
参考2.護摩壇山のコースマップ